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人喰い の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2018/06/27

最初の5ページ読んだだけで騙され続けるのコピーは過剰気味。そんなに意外な展開でもない。 張り込みのシーンで、枯草の茎を唇に挟んでふり返ったという描写があり、どんなシチュエーションだ。。

Posted byブクログ

2018/06/14

「人喰い」 「木枯し紋次郎」シリーズ著者によるミステリー。 ★あらすじ★ 熾烈な労働争議が続く「本多銃砲火薬店」の工場に勤務する、花城佐紀子の姉・由記子が、遺書を遺して失踪した。社長の一人息子の本多昭一と心中するという。失踪から二日後、昭一の遺体は発見されたが、由記子の行方は...

「人喰い」 「木枯し紋次郎」シリーズ著者によるミステリー。 ★あらすじ★ 熾烈な労働争議が続く「本多銃砲火薬店」の工場に勤務する、花城佐紀子の姉・由記子が、遺書を遺して失踪した。社長の一人息子の本多昭一と心中するという。失踪から二日後、昭一の遺体は発見されたが、由記子の行方はわからない。殺人犯として指名手配を受けた姉を追い、由記子の同僚でもある恋人の豊島とともに佐紀子は必死の捜索を続けるが、工場でさらなる事件が起こる。 最近、復刻版小説が書店の目立つスポットに置かれている気がします。本書もその一つ、第14回日本推理作家協会賞を受賞した傑作長編ミステリーとのことです。著者は「木枯し紋次郎シリーズ」で有名な笹沢佐保。紋次郎は知っていましたが、著者を知らず、女性だと思ってました。 たった5ページめくるだけであなたは物語を読み終わるまで騙され続ける、と帯曰く。5ページ辺りは、姉・由記子の遺書のパート。帯では、何故5ページとしたのか(恐らく数字、それも若い数字を銘打った方が、読者に与えるインパクトが大きいという狙いだろうが)は、ここに仕掛けがあるからでしょう。前半の仕掛けにより上手く読者をミスリードさせるものになっています。まさにミステリーの王道の1つ? さて、題名が何故「人喰い」なのか。それは、人は人を喰って安定を得ているという犯人の考えから来ています。”私は後悔はしていない。残念だと思っている。私は、負けてしまったのだ”と語る犯人。あなたが犯人でしょう?と突き付けられてからは、あっさりと自白する辺り、本当に残念だと思っているようだ。 犯行を完璧に実行する上ではしくじるべき場ではない所であっさりしくってしまった辺りは、何故だとなってしまうが、それでも前半の仕掛けが効いているのは間違いない。しかし、何故あの2人が仲良くなるのだろうか、そこは唐突感ありw

Posted byブクログ