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肉まんを新大阪で の商品レビュー

3.6

25件のお客様レビュー

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2024/07/01

GWにタイに行く途中の飛行機で読もうと思い、羽田空港に着く直前に上司からお叱りの電話を受け、もう日本に帰って来なくてもいい、と思うぐらい絶望の中、大阪の実家に帰る新幹線の中で食べる肉まんを思い出し、また涙する記憶が蘇る。しょっぱい。

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2023/05/02

今回もクスりと笑い、時にしみじみしながら読了。とっさの箸置き、すごいなぁ。私だったら普通に器に立てかけてしまう。そんな頭がなかった。もう出会うことのできない地元メシにも思いを馳せる。小さなお店が少なくなっていくのはやはり寂しい。

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2023/04/16

最近、平松さんのエッセイにはまっている。 週刊誌の連載だとのことで、一つ一つは短い。 そのため、取り上げる食材、料理、食文化の幅が広く、読み進めてもちっとも退屈しない。 京都の炒り番茶。 ほうじ茶とは違う。 独特の「煙臭い」お茶だとのこと。 山形の冷たい肉そば。 鶏肉が入った...

最近、平松さんのエッセイにはまっている。 週刊誌の連載だとのことで、一つ一つは短い。 そのため、取り上げる食材、料理、食文化の幅が広く、読み進めてもちっとも退屈しない。 京都の炒り番茶。 ほうじ茶とは違う。 独特の「煙臭い」お茶だとのこと。 山形の冷たい肉そば。 鶏肉が入った日本そばで、見た目は非常に地味。 でも美味。 名古屋めし、帯広の豚丼、中津川の栗おこげ、根室のさんま…各地のおいしいもの、気になる食材の話は、とにかく読んで楽しい。 まねして作ってみたいレシピもある。 肉団子。 合鴨と鶏肉の合挽は手に入らないけれど、トライしてみたい。 それから、トマト寒天。 もっとも、これは「あさイチ」のレシピだそうだけど。 生のトマトを煮たりするのかと思ったが、なんとトマトジュースを使用するとのこと。 他に味を入れないそうなので、ジュースの分量はどんなものなんだろう。 おいしいものって、高級な食材でなくても、凝ったレシピじゃなくてもいいらしい。 断食道場や、菜箸・フライパンのお手入れといった話も興味深い。 閉店したなじみのお店への哀惜を綴った文章は、しみじみした味わい。 食という一つのテーマをめぐり、こんなにも多彩に、世界がひろがっていくんだなあ、と、一冊読んで大満足。

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2023/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

巻を重ねても毎度毎度美味しそうでした。 だいたい、こちらとは離れた地域にあるお店や食材なので、ずっと目新しいものもあるのがすごい。 缶入りのお菓子は何歳になっても心ときめくお菓子です。缶が素敵なだけでは買うことはないけど、お菓子が美味しそうな上に缶もかわいいとなると途端に誘惑に弱くなります。仕事がんばったから…とかの一区切りが危険。 馴染みのお店が、店主さんたちの高齢で閉店になってる描写に切ない気持ちになります。行けるときに行っとかないと…と改めて思いました。

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2022/04/10

食べものの香りというのは 本当にもう、キョーレツですよね。 好きに振れるか嫌いに振れるかが、ちょっと微妙だけど。 好きに振れたとき漂うその香りにすら幸せを感じる。 そんなソウルフード(笑) 551の蓬莱♪ なんか今回の巻は、味園ユニバースやら 奈良漬けやら湖北の名物やらと 関西...

食べものの香りというのは 本当にもう、キョーレツですよね。 好きに振れるか嫌いに振れるかが、ちょっと微妙だけど。 好きに振れたとき漂うその香りにすら幸せを感じる。 そんなソウルフード(笑) 551の蓬莱♪ なんか今回の巻は、味園ユニバースやら 奈良漬けやら湖北の名物やらと 関西にも足を運んでくれてて嬉しいなぁ。 他にも「炒飯の音」「コッペパンを盛岡で」や お母上とのやりとりが温かい「今年の栗ごはん」 私も使ってたゴーフルの「夢の空き缶」のことなど いつも通りにどこを読んでも楽しい1冊でした。 挿絵に関しては、下田昌克さんになりました。 シンプルで力強い。

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2021/09/25

平松さんの食エッセイ。 素朴だけれど魅力たっぷりな食べ物たち。 旅先で出会う、そこでしか出会えない食べ物たち。 深夜のちくわ。新大阪のぶたまん。実家の栗ごはん。 食は、文化で、旅で、出会いで、人生だなあと思う。 実家の栗ごはん、食べたい。

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2020/11/04

内田百閒の『御馳走帖』を挙げて、「食べものについて忘れがたい随筆を挙げよ、といわれたら、わたしは真っ先にこの一編を脳裏に浮かべる。」と平松洋子さんは書いているが、ワタシにとってのそれは間違いなく平松洋子さんのエッセイ集である。

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2020/08/11

酒場、食堂、喫茶店。この三つがあればこそ、街の色香は立ち上がる。はいっ(^-^) 平松洋子さんの十八番、食のエッセイ「肉まんを新大阪で」、2018.5発行(文庫)。「炒飯の音」、秀逸です。音の変化で料理の進行具合がわかるのが炒飯という料理である。そして食べる前に、おいしさもあらか...

酒場、食堂、喫茶店。この三つがあればこそ、街の色香は立ち上がる。はいっ(^-^) 平松洋子さんの十八番、食のエッセイ「肉まんを新大阪で」、2018.5発行(文庫)。「炒飯の音」、秀逸です。音の変化で料理の進行具合がわかるのが炒飯という料理である。そして食べる前に、おいしさもあらかた音で予想がつく。カンカーン!軽やかな金属音が鳴り始めた。とどめの一発、ガンッ。お待たせしました~。炒飯と言えば、朱川湊人さんの「あした咲く蕾」のカンカン軒怪異譚、おばちゃんのネギ卵チャーハンもいいですね(^-^)

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2019/04/26

文章にも相性があると思うのだが、私は平松洋子さんの文章は読みやすくて好き。 写真が載っているわけでも、詳しいレシピが書いてあるわけでむもないのに、味が想像できる文章ってスゴイと思う。

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2019/02/19

平松さんのエッセイ、大好きです。 今回も美味しそうなものがたくさん! 食の奥深さを感じさせてくれながらも、そんなに背伸びしなくても楽しめそうな雰囲気が嬉しい。 平松さん、散歩の達人(雑誌)が好きなんだ。 子供が大きくなってきたら、行きたい街を一緒に探して散歩に行きたい。計画を立...

平松さんのエッセイ、大好きです。 今回も美味しそうなものがたくさん! 食の奥深さを感じさせてくれながらも、そんなに背伸びしなくても楽しめそうな雰囲気が嬉しい。 平松さん、散歩の達人(雑誌)が好きなんだ。 子供が大きくなってきたら、行きたい街を一緒に探して散歩に行きたい。計画を立てるのも楽しそう。美味しいものにも出会いたい。 シーチキン卵丼 京都のいり番茶 干したナスの炒め物 (ピーラーで剥いた皮はきんぴらに) 山形県河北町谷地の冷たい肉そば 北海道帯広ぱんちょうの豚丼 盛岡福田パンのコッペパン 中津川の栗おこげ 四谷三丁目たん焼忍の牛タン 新橋ベジタリアンのフルーツジュース きゅうりの炒め物、もろきゅう 水切りヨーグルト おからでシャンパン 家で焼き芋 若生昆布で包んだご飯 トマト寒天 黒糖

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