下鴨アンティーク アリスの宝箱 の商品レビュー
前作「白鳥と紫式部」で完結したと思いこんでいた。 確かに鹿乃の物語は完結した。しかし新たに 良鷹と幸の「下鴨アンティーク」の幕が上がった。 私の大好きな「下鴨アンティーク」の世界が まだまだそこにあるという幸せに浸っています。 幸の持つ力の正体も源泉もまだわからない。 ひと...
前作「白鳥と紫式部」で完結したと思いこんでいた。 確かに鹿乃の物語は完結した。しかし新たに 良鷹と幸の「下鴨アンティーク」の幕が上がった。 私の大好きな「下鴨アンティーク」の世界が まだまだそこにあるという幸せに浸っています。 幸の持つ力の正体も源泉もまだわからない。 ひとつひとつの怪異が解き明かされるごとに その力は強くなり またその力そのものの物語も 織り成されてゆくのだと思う。 野々宮家だけが持つのではない… 妖気や人の情念が渦巻く古都を守り続ける さまざまな力に触れる旅。それが下鴨アンティーク。 もうここから先を目にすることができないのだけが とても残念です。物語も、表紙絵も。
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本編終了後の番外編な今回でしたが、面白かったです。 最終巻で突然現れた幸ですが、彼女の持つ不思議なところをもっと知りたいとなりました。良鷹や鹿乃との関係もとても良いです。 今回はお化け系だけど優しいお話が多かったのも良かったです。昔の野々宮家のお話も、ひりっとしたところもありまし...
本編終了後の番外編な今回でしたが、面白かったです。 最終巻で突然現れた幸ですが、彼女の持つ不思議なところをもっと知りたいとなりました。良鷹や鹿乃との関係もとても良いです。 今回はお化け系だけど優しいお話が多かったのも良かったです。昔の野々宮家のお話も、ひりっとしたところもありましたが良いお話でした。 遂にこのシリーズも終わりかぁと思いました。 皆幸せになったらいいな、と思う素敵なシリーズでした。
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購入。 積ん読からようやく読了。読み始めたら、あっさりと。 各個人の短編小説といったところ。ちょっとした不思議が、日々に紛れているのですね~(笑)
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曰く付き着物シリーズ最終巻。 好きなシリーズが終わってしまうのは本当に寂しい。 最終巻という事で特別版のような感に。 これはこれで良かったんだけど、鹿乃達が活躍する長編がじっくり読みたかったよぅ。
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これが本当の下鴨アンティーク最終巻の短編集。 大好きなシリーズだっただけに勿体なくて読めずにしばらく寝かしてました。 春野の話、鹿乃たちの高祖母の話もありますが、全体的に良鷹と幸の話だったように思いました。というか、今まで良鷹のそばに寄り添ってきた鹿乃の代わりに幸ちゃんがいて、鹿乃が頑張って工夫して解いてきた野々宮の謎解きの代わりに、幸は天性の能力(それは幸せとは言えないとはいえ)をもって良鷹の骨董の謎を解いていくのが、対比としては面白いのですが、前巻で野々宮家の役割を継ぐと決意した鹿乃にまるで相対するようで、少し寂しい気持ちになりました。鹿乃はお嫁に行く、そういう布石かなぁと思ってしまったりもしました。是非鹿乃にはお家に残って欲しいんですが、慧の立場上も出るしかないのかな。 もちろん別に幸ちゃんに文句があるわけでもきらいなわけでもないです。 鹿乃と良鷹の高祖父母、鈴のお話は、幽霊関係は女だけじゃないという傍証ですね。それにしても、鈴さんにしても汐子さんにしても芙二子さんにしても、野々宮家は見合いなのに代々らぶらぶで(笑)すごい家系だなと思いました。 鹿乃の話も読みたかったなぁ。
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