下鴨アンティーク アリスの宝箱 の商品レビュー
故人の着物やアクセサリーなどの来歴を追うファンタジー。 作者さんには申し訳ないけれど、シリーズを最初から読まなくても何とかなる。 物に宿る人の想いを追う、と言えば、つい先ごろ読んだ『図書館のキリギリス』も同趣。 「特殊能力」を持つ登場人物が出てくるのも同じ。 なのに、この作品...
故人の着物やアクセサリーなどの来歴を追うファンタジー。 作者さんには申し訳ないけれど、シリーズを最初から読まなくても何とかなる。 物に宿る人の想いを追う、と言えば、つい先ごろ読んだ『図書館のキリギリス』も同趣。 「特殊能力」を持つ登場人物が出てくるのも同じ。 なのに、この作品は割とすんなり受け入れられたのは、選択的無関心というか、ハナからファンタジーと割り切れるからか? 相変わらず。表紙が美しい。 着物の描写も、アンティークの装身具の描写も。 そして鹿乃や幸といった美少女のかわいらしさ。 この少女趣味は、いまどき珍しいこのフリルふりふり全開な感じは、貴重なのではないだろうか?
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アリスと紫式部、回転木馬とレモンパイ、祖母の恋文、神無月のマイ・フェア・レディ、雪花の約束、暁の恋、白鳥と紫式部、アリスの宝石箱 シリーズ全巻読了。 ファンタジー寄りのミステリーは、レトロな少女マンガテイストで子供向けと思ったが着物や帯の様子を思い描きながら読むのは楽しかった。 ...
アリスと紫式部、回転木馬とレモンパイ、祖母の恋文、神無月のマイ・フェア・レディ、雪花の約束、暁の恋、白鳥と紫式部、アリスの宝石箱 シリーズ全巻読了。 ファンタジー寄りのミステリーは、レトロな少女マンガテイストで子供向けと思ったが着物や帯の様子を思い描きながら読むのは楽しかった。 装丁が好みでした。
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シリーズ最終巻で番外編。 「鶯の落し文」「青時雨の客人」「額の花」 「白帝の匂い袋」「一陽来復」「山吹の面影」の6編を収録。 宝箱というだけあって、番外編らしく色んなお話が楽しめました。 そしてさりげない蘊蓄もしつこくなくて好みです。 なんて楽しいシリーズだったのでしょう♪ こう...
シリーズ最終巻で番外編。 「鶯の落し文」「青時雨の客人」「額の花」 「白帝の匂い袋」「一陽来復」「山吹の面影」の6編を収録。 宝箱というだけあって、番外編らしく色んなお話が楽しめました。 そしてさりげない蘊蓄もしつこくなくて好みです。 なんて楽しいシリーズだったのでしょう♪ こういう不思議は大好きです(p^_^q)
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正直特別文章や登場人物を好きになる感じではないのだけど、最終巻まで読んじゃった。物語りの設定が好きなのかな。倉にある着物や帯に込められた気持ちやエピソードを紐解くと、いつも大抵温かいものが心に残るとこ、それとやっぱり京都の描写が懐かしくて場所を思い描きながら読めたことが良かったの...
正直特別文章や登場人物を好きになる感じではないのだけど、最終巻まで読んじゃった。物語りの設定が好きなのかな。倉にある着物や帯に込められた気持ちやエピソードを紐解くと、いつも大抵温かいものが心に残るとこ、それとやっぱり京都の描写が懐かしくて場所を思い描きながら読めたことが良かったのかも。自分が着物着るの好きなこともあって、着物に起こる現象を比較的鮮やかに想像できた分楽しめたのかなと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
続き……かと思いきや、本当に番外編みたいな感じで、まあ続きなんだけど、鹿乃ちゃん目線が全然なくて寂しい……。 ●鶯の落し文 主に幸目線。 本当にこの子は不思議な力を持ってるみたいだけど……。 野々宮の後継者になれそう(笑)。 ●青時雨の客人 春野目線。 割と恐い話だった……。 小さな額の傷へのコンプレックス、いくら妹から見て気にし過ぎと思っても、親があんな風に言っていたら自信を失うのも当たり前というか……。 神経質な姉と無邪気な妹の対比が傍から見てると恐い。 ●額の花 これは割と面白い、芙二子から野々宮家の女性に代々受け継がれるブローチ目線。 ラストで最初の持ち主とつながるところが何とも良い。 ●白帝の匂い袋 芙二子の祖父母たちの馴れ初め。 てことは、鹿乃と良鷹から見ると……高祖父母というやつか!? ここまで遡ると、野々宮家の人々は相当に強い力を持っていたんだなあ。 ●一陽来復 慧目線の短いお話。 二人のいちゃラブが可愛い。 しかしついに、ファーストキス描かれなかったのね……。 ●山吹の面影 主に良鷹目線。 相変わらずミステリー要素多め。 幸の不思議な力が発揮され、狐におにぎりをあげて落ち着かせてしまうのがすごい。 まだまだいくらでも続きが書けそうな設定なのに、もったいない感じだけど、このくらいでスッキリ終わってちょうどいいのかな。
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もう少し主人公パートが読みたかったけど、物足りないくらいがちょうどいいのかも。代わりに兄パートとか層は厚い。
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やはり、強い想いが残りやすいのは男女の機微ということなのだろうか。 人間も生き物だものね。 男女の機微はそのまま種族としての本能にも関わるし、どうしても想いは強くなるのだろう。 そう簡単に割り切れるものでも忘れられるものでもないけど、でもみんな強く生きて人生を全うしている。 この...
やはり、強い想いが残りやすいのは男女の機微ということなのだろうか。 人間も生き物だものね。 男女の機微はそのまま種族としての本能にも関わるし、どうしても想いは強くなるのだろう。 そう簡単に割り切れるものでも忘れられるものでもないけど、でもみんな強く生きて人生を全うしている。 この物語にでてくる過去の人物たちはそういう人たちが多い。
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不思議な着物シリーズ最終巻。 今作は、前作までと違い鹿乃が主人公の話だけではなく、良鷹や幸、春野など色々な人が主人公の短編集。 霊的な不思議な体験をして、鹿乃と同じように謎を解いて解決していく。 主人公はそれぞれでも、一冊を通して良鷹がだんだん幸の父親らしくなってきているのがわか...
不思議な着物シリーズ最終巻。 今作は、前作までと違い鹿乃が主人公の話だけではなく、良鷹や幸、春野など色々な人が主人公の短編集。 霊的な不思議な体験をして、鹿乃と同じように謎を解いて解決していく。 主人公はそれぞれでも、一冊を通して良鷹がだんだん幸の父親らしくなってきているのがわかる。 これで終わりなのは残念。 もっと続いて欲しかった。
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妹からの譲受本。 これはまわってくるのを楽しみにしてるもの。 これがラスト 本編は、1冊前で終わって、周辺の人の話の番外編&幸ちゃんの話など ああ、これで終わってしまうのかぁ
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シリーズ8 1話 幸の話 2話 春野の話 3話 千恵子お嬢様の紫陽花のブローチ 4話 芙二子さんのお母さんのお母さんお父さんの話 鈴、季秋 奇妙な話だがキュンキュン要素満載だ 5話 冬至の夜の慧ちゃんのちょっとした虎の話 6話 狐の嫁入り 幸 良鷹 弥生の話
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