1on1マネジメント の商品レビュー
1on1と言いつつも、その手法にこだわっている訳ではない。 あくまでもマネジャーと部下の関係性についての手引書だ。 書かれている内容はそこまで目新しいものはない。 そういう意味で新しい発見はなかった。 どれもこれも今まで語られてきた内容で、実際に自分でも意識していることだから、ス...
1on1と言いつつも、その手法にこだわっている訳ではない。 あくまでもマネジャーと部下の関係性についての手引書だ。 書かれている内容はそこまで目新しいものはない。 そういう意味で新しい発見はなかった。 どれもこれも今まで語られてきた内容で、実際に自分でも意識していることだから、スッと入る反面「目からウロコ」なことはなかった。 つまりこんな当たり前なことは、今までも様々な書籍で書かれているにも関わらず、いかに実践できていないかということが分かる。 本当に実践することは難しいのだ。 マネジメントとリーダーシップ。 上司から部下へのコーチング。 様々な手法があれども、大体どれも同じことだ。 会社でも周囲を見回して、本当の意味で上手くいっている部署は数少ない。 一見業務は回っているが、上司部下の関係性や、周囲との関係性が、理想通りに動けているだろうか。 そもそも上司はきちんと「理想」を部員に落とし込めているだろうか。 これは経営陣にも言えることだ。 私の上司も、正直言えばこの本に書かれていることをきちんと実践できているとはいえない。 (もちろん自分のことは置いておいて、敢えて苦言を呈する) 本で書かれていて、それを読んでも実践することがいかに難しいか。 しかし本当に難しいのか?やらないだけではないのか? 書かれていることは、そんなにスゴイことではないはずだ。 なぜ出来ないのか。やらないのか。 部下とのことを考えるよりも、まず自分のことを考えるべきだ。 内省し、自分がなぜ出来ないのか。 上司としてどうあるべきか。 チームをどこに引っ張って行こうとしているのか。 こういうことは、会社員になって40歳過ぎて実際に昇格してから求められる。 そう、急に求められるのだ。 こんなことは若い内から、なんなら小学校の内からリーダーシップとマネジメントを学ばせるべきなのだ。 日本の教育の変な「平等」意識が、それらを阻害しているとしか思えない。 だから何年経っても同じようなことを語る本が出続ける。 教育界を変えることは難しいのだから、せめて会社の若い人材だ。 若手の内に、小さなグループでいい。 リーダーシップとマネジメントを経験させる。 正直言って若い内は結果を問わない。失敗してもいい。 (小さな失敗なら、なおさら若い内にした方がいい) 経営が「なぜ当社の部長はマネジメントが出来ないか」を嘆く前に考えるべきだ。 心からそう思う。 (2020/10/11)
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※このレビューにはネタバレを含みます
「組織の中で、人の可能性を広げる難しさ」に悩んでいる人にオススメです。 外的要因の変化が激しい今、既存のマネジメントでは人材開発が難しくなっています。そこで、マネージャーの役割が管理から支援に変わっていて、それを全うするためにどんなステップが必要で、何をすることが必要かがまとめられています。 1on1を通じてメンバーの内の軸(内的動機)を理解してメンバーの成長支援をしていくノウハウがわかりやすく書かれています。 個人的には、「マネージャー自身がまずは自分のことを知ることから始める」ことにフォーカスを当てているのが共感ポイントでした。 決断の判断軸は?成長を感じる瞬間は?自分がどういうマネジメントを受けたかったのか?などなど、自己理解からスタートしているので、いわゆる「やり方だけが書かれた本」とは一味違っているように感じました。
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目標面談はピープルマネジメントの一環 会社からすると組織全体のパフォーマンス向上 個人からすると個人のニーズを満たすため 双方のニーズを満たすための打球重ね合わせて擦り合わせる場 片方だけでは持続的にならない うまくいった 行かなかった原因は? 経験学習 キャリアプランは役職...
目標面談はピープルマネジメントの一環 会社からすると組織全体のパフォーマンス向上 個人からすると個人のニーズを満たすため 双方のニーズを満たすための打球重ね合わせて擦り合わせる場 片方だけでは持続的にならない うまくいった 行かなかった原因は? 経験学習 キャリアプランは役職や職種ではなく 自分らしい活躍や存在のイメージ マネージャーはそれの支援 うちの軸(価値観」の違いを強みと捉える 内的動機を高める施策をして、施策実施してい?ところを見せる とんなリーダーについて行きたいか?自分の軸はどこにおくか 自分の成功体験に至るまで積み重ねてきたものは失敗経験 「価値観が違つのはわかったが、ここではこう考えて欲しい」
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1on1関連本として購入。 ヤフーやシリコンバレーが1on1の実施方法を重点的に伝えているのに対して、この本はほとんど「考え方」の説明に終始している。その意味で少し先の二冊とは趣が異なる。 自分はヤフー・シリコンバレーを読んで半年ほど1on1を実施した後に読んだが、 それまで上...
1on1関連本として購入。 ヤフーやシリコンバレーが1on1の実施方法を重点的に伝えているのに対して、この本はほとんど「考え方」の説明に終始している。その意味で少し先の二冊とは趣が異なる。 自分はヤフー・シリコンバレーを読んで半年ほど1on1を実施した後に読んだが、 それまで上手く行かなかった点に対する考え方や「これは、こういうことではないだろうか?」と考えていたことが確認できて、実りが多かった。取り分け、この本では何度も「マネージャー自身も」というフレーズが出てくる。マネージャーがメンバーの支援をし、その能力を発揮させるためのメソッドが1on1ではあるが、実際に行ってみると、自分自身の方に学びや気づきが多く、むしろ自分が成長しているかもしれない、と感じたものだ。それは実際正しかったと確認できたし、また、1on1に臨む基本的な姿勢――メンバーの自主性を引き出すこと、傾聴に徹すること、マネージャー側の価値観を押し付ける「面談」ではないこと等が再確認できた。 単体でも多くの気付きがある内容だとは思うが、その他の1on1関連本と併せて読んでほしい一冊。
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1on1というキーワードは理解しようと思って買った本。 「自分から自己開示する」というのは気づきでした。 過去の経験を打ち明けながらどんな時にやる気になって どのような価値観を大切にしているかを語る そこまで深い話は若手にはあまりしてこなかったので 面談やるときに相手の過去の経...
1on1というキーワードは理解しようと思って買った本。 「自分から自己開示する」というのは気づきでした。 過去の経験を打ち明けながらどんな時にやる気になって どのような価値観を大切にしているかを語る そこまで深い話は若手にはあまりしてこなかったので 面談やるときに相手の過去の経験をきくならまずは 自分から開示しなきゃね、と納得しました。
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1 on 1で何をすべきか、マネジャー・社員の双方の観点で記載されていて体系的に理解しやすいです。 マネジャー側が理解・意識すべきところも、丁寧に書かれてます。 実例的な記載はないため、ヤフーのものか、googleのものが例としてあげられている本と一緒に読むと、より理解が深まる気...
1 on 1で何をすべきか、マネジャー・社員の双方の観点で記載されていて体系的に理解しやすいです。 マネジャー側が理解・意識すべきところも、丁寧に書かれてます。 実例的な記載はないため、ヤフーのものか、googleのものが例としてあげられている本と一緒に読むと、より理解が深まる気がしました。
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