猫にGPSをつけてみた の商品レビュー

高橋のら(著者)

2024/05/08

「猫が、こんなにたくましかったなんて! 」 東京から引っ越した先
は、瀬戸内海を臨む大分県・国東半島の山間。人里までの距離は二キロ。
そこで出会った猫六匹との思いがけない共同生活がはじまった。 朝は
飼い主といっしょに散歩して、昼は庭も同然な広い森で遊ぶ。 あるこ
とをきっかけに彼らに GPS をつけてみたら…… 飼い主の寝ている間
に、夜の大冒険に繰り出していた! 一晩に歩く距離は、なんと四キロ。
さらに記録は猫たちの優れた時間&方向感覚を示していたのだった。
とっておきの猫暮らしが詰まった本です。（Amazon より）
同じことを考えていた古岡若奈さんが見つけた本とのこと。猫賢い！

2023/03/04

国東の豊かな自然の中で、暮らす猫たちはどんな行動を
しているのか。その範囲の広さに驚かされる、猫との生活。
・この本の登場猫物
・国東の里山で暮らす六匹の一日
第一章　六匹の猫と出会う
第二章　毎日、猫と散歩する
第三章　猫にＧＰＳをつけてみた

国東半島のミカン山だった山に移り住む。
そこで出会った猫たち。
野良はいつしか外飼いへ。
次いで出会った捨て猫を飼うことに。
野良たちと友達になるまでの日々。
そして野良たちも家猫となり、6匹との暮らしが始まる。
音で知らせる散歩と食事の時間。
季節の移り変わりの中での様々な出来事。
ある疑問から装着させたＧＰＳで、行動範囲の広さに驚く。
かつて読んだ福音館書店“たくさんのふしぎ”の
「ノラネコの研究」伊澤雅子／文　平出衛／絵では、
町中の野良猫たちの行動と生態が観察されていましたが、
この本は自然の中での、猫たちの行動と生態を観察。
それも、研究者ではない著者の猫に対する興味と好奇心で、
細やかな観察眼を持っての果てに、ＧＰＳ装着に至ります。
うちの猫たちの秘密を知ってしまった！
こんな遠くまで真夜中に歩き回っていたなんて！
帰ったら布団に戻り、一晩中寝ていたような顔で
朝ごはんを待ってたなんて！それでも、
お互い、ある程度の距離を置いた穏やかな暮らしは続く。
自然の中で猫たちも、著者夫妻も楽しそうです。
全体に散りばめられた猫愛溢れる写真も魅力いっぱい。

2020/07/27

フォローしている方のレビューを読んで、最寄りの図書館にあったので早速借りてみた。
これまた面白い本をご紹介頂き、ありがとうございます。

嗚呼、猫と人との理想郷ですな〜〜。
こんな暮らしがしたい！
しかし、そんな勇気はない！

どの猫さまの表情も生き生きとしていて、読みながら目が三日月型になっていたに違いない。

元ノラちゃんより、ずーっと家猫ちゃんの方が行動範囲が広いとは驚き。

NHKの動物ドキュメントになったりしないかなぁ。
2020.7.26

2020/07/24

猫を飼った事がないんですよね。

なので「田舎の家に猫がいるほのぼの暮らし」を知れて面白かったです。

特に「獲物である鳥や虫を獲ってきてバリバリ言いながら食べてる」っていう描写はすごかったなw

そんな彼らにGPSつけて「どんな活動をしているのか」を追ったのが本書の後半内容ですが、「住んでいる場所からの長時間の散歩で、だいたいの方角と距離がわかってる説」は面白かったです。

しかもそれを夜中という真っ暗闇の自然の中で成し遂げちゃうので、「猫は夜行性」と聞いた事があったけれども驚いちゃいましたね

2019/06/02

「猫が、こんなにたくましかったなんて! 」 東京から引っ越した先は、瀬戸内海を臨む大分県・国東半島の山間。人里までの距離は二キロ。 そこで出会った猫六匹との思いがけない共同生活がはじまった。 朝は飼い主といっしょに散歩して、昼は庭も同然な広~い森で遊ぶ。 あることをきっかけに彼らにGPSをつけてみたら…… 飼い主の寝ている間に、夜の大冒険に繰り出していた! 一晩に歩く距離は、なんと四キロ。 さらに記録は猫たちの優れた時間&方向感覚を示していたのだった。 「猫の行動範囲は数百メートル」は都会だけの話。 日本初! ?の貴重な行動データがここに。 ★自然豊かな里山で暮らす猫たちの写真をたっぷり堪能できるオールカラー ★散歩も、仕事も、昼寝も、いつでもどこでも猫と一緒。とっておきの猫暮らしが詰まった一冊。

舞台が自分と縁のある国東半島だということもあり、気になって読んでみた。
猫と一緒に暮らしたことがないので、猫との暮らしがどのようなものなのかを詳しく知らなかったが、「猫は家にいるもの」というイメージが覆された。
著者の、猫への愛がじんわり伝わってきて和んだ。

2019/05/15

ここんちの猫になりたい。

住環境は最高。
人里離れた元ミカン山。
そこには四季折々の自然がある。
人間の家は自分の家とお隣のお家の二軒のみ。
車も人もほとんど通らない。

もちろん外で遊び放題。
草の匂いを嗅いだり、狩りをしたり。
朝７時には同居人と同居猫たちとお散歩。

朝と夕方の５時に流れる『犬のお巡りさん』の音楽に合わせて帰ってくれば美味しいカリカリにありつける。

高橋さんと奥さんと猫たちの穏やかで賑やかな日常を、優しくソフトな語り口で綴っている。
こんな猫生を送れたらほんとに幸せだろうな、と思う。
一緒に暮らす高橋夫妻も羨ましい。

猫たちの表情豊かな写真も豊富に載っていて、見ていてとても癒される。

後半の猫にGPSをつけてみる、というのは家の猫にもやってみたいかも。

2019/01/24

単にGPSで猫を研究した話を読みたいのであれば、この本は期待に応えてくれない。でも自然の豊かな中で自然と共存して生きている猫たちの様子を垣間見たいのなら、こんな素敵な本はないと思う。羨ましい

2019/01/08

タイトルに騙された。
が、とてもとても良い内容です。
難点はタイトル。
GPSはごく一部、あっさりしたものでした。
もっと詳細にGPSをつけた記録を読めると思っていた。
なので期待はずれです。
でも作者と猫の関わり方は素晴らしいし、
文章も写真も素晴らしい。
夫婦と猫たちの田舎暮らし写真エッセイとして
読んでほしい、おすすめの本なのです。

2018/12/06

東京から国東半島へ移住した著者が元みかん山で6匹の猫を飼っている様子を写真とともに。
GPS のくだりは第三章だけで、ちょっとガッカリ。

2018/11/22

可愛がってた猫が死んで、東京から大分県国東半島に引っ越した著者、人里まで２ｋｍ、人も車もなしの地域で野良猫に出会い捨て猫を拾い、再び６匹の猫たちと暮らす様子が描かれています(^-^)　「猫にGPSをつけてみた」、２０１８．４発行。三つの章立て。①六匹の猫と出会う　②毎日、猫と散歩する　③猫にGPSをつけてみた。寝てばかりでか弱く見えてた猫はとてもたくましい生き物で、犬と同様、散歩好きだそうです。どんなに離れていても、「犬のおまわりさん」を外部スピーカーで流すと帰って来るそうです(^-^)いい環境ですね！