カナリア殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン全集 の商品レビュー
中学生の頃挫折した古典的シリーズ。 物質的事実と心理学的事実の矛盾。 心理学的事実の議論はとても興味深かった。
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捜査に行き詰まり、ポーカーで犯人を推察するシーンがハイライト。 1920年代アメリカの上流社会が舞台ですが、時代の空気が感じられて興味深かったです。
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ヴァン・ダイン2作目。 かなり冒頭の方で、まさかこんなトリックじゃないよね?と思ったのがまんま正解で、ちょっと拍子抜け。後、警察の捜査が雑すぎる気がしたのだが、当時はこんなもんだったのだろうか。
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ファイロ・ヴァンスの第二作です。ベンスン事件から二カ月、カナリアと呼ばれる曰く付き女優の殺人事件を三者三様に捜査する姿が楽しめます。マーカム地方検事は大佐に指示出しするほど偉いようで将官クラス?ため口のファイロの扱いが良いのもそのせいかも、紳士ですが起訴を盾に供述を迫るのは朝飯前...
ファイロ・ヴァンスの第二作です。ベンスン事件から二カ月、カナリアと呼ばれる曰く付き女優の殺人事件を三者三様に捜査する姿が楽しめます。マーカム地方検事は大佐に指示出しするほど偉いようで将官クラス?ため口のファイロの扱いが良いのもそのせいかも、紳士ですが起訴を盾に供述を迫るのは朝飯前です。ヒース部長刑事は叩き上げの行動派で下士官クラス、違法捜査ありの剛腕です。ファイロは金持ちの美術品転がし「心理学的理論と審美的仮説と比較して、状況証拠は不適当」と感覚派迷探偵です。心理的探偵法?ぷぷぷっです。(1927年)
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トリックはわかってしまえばいたって単純なものであった。犯人に不運が続いていなければ不可能犯罪になっていたと考えると、面白くもあり、恐ろしい事件であった。ポーカーによる心理的推察はファイロヴァンスを象徴しているようで記憶に残った。
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ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。 カナリアと呼ばれる女優が密室で殺されます。 この時代独特の雰囲気とか、職業とか そんなのも面白くてサクサク読めます。 ヴァンスの蘊蓄に慣れたのか、 今回は少なかったからか、読みやすかった。
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カナリアと呼ばれた元女優が密室で殺された謎を追う。 探偵役のヴァンスは癖のある人物だけどそれがまた良い。 心理学的見地で事件を読み解く様は面白く、特にポーカーの場面が興味深い。 まさに精神分析学だなと。 劇的な展開はないけれど、つい読んでしまう一冊。
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アリバイ崩しあり、密室あり、クセのある探偵あり、疑わしき多数の被疑者あり。ミステリのおもしろいところをギュッと詰め込んだような作品。
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ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。 カナリアというあだ名の美人女優が密室で殺された。容疑者の4人の男にはそれぞれアリバイがあるという状況。1927年という古い作品なので、密室及びアリバイのトリックは当時としては驚嘆するものだったのだろうか。容疑者の性格を知るためにポーカーをすると...
ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。 カナリアというあだ名の美人女優が密室で殺された。容疑者の4人の男にはそれぞれアリバイがあるという状況。1927年という古い作品なので、密室及びアリバイのトリックは当時としては驚嘆するものだったのだろうか。容疑者の性格を知るためにポーカーをするという手法も斬新。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんというか、「古典的機械トリック」のミステリです。 「針と糸」の亜種や「蓄音機」など、当時はまだそれなりに 効果的だったのでしょうか? また、ポーカーのプレイスタイルで犯人を特定するという有名な場面がありますが、 著者は真面目に書いたのかもしれませんが、現代の読者からすると 「う~ん、なんだかな・・・」な感じです。 それにしても、一見すると犯人に見えないように描かれている犯人なのですが、 振る舞いが怪しすぎてバレバレです(笑)
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