1937年の日本人 の商品レビュー
現役軍人内閣制と天皇が首相を任命することで、全体主義国家に転落していったという事が良く分かる。では、どうすべきであったかという処方箋が書かれていない。それは本書の趣旨ではないが、物足りないのと、最後に朝日新聞の戦後の変節を弁護するかのようなあとがきは残念! 現在の安全保障環境は、...
現役軍人内閣制と天皇が首相を任命することで、全体主義国家に転落していったという事が良く分かる。では、どうすべきであったかという処方箋が書かれていない。それは本書の趣旨ではないが、物足りないのと、最後に朝日新聞の戦後の変節を弁護するかのようなあとがきは残念! 現在の安全保障環境は、憲法含む左に寄り過ぎた戦後体制では、やっていけないことは自明であり、戦前の反省から、全体主義国家に陥ることなく、専守防衛などという幻想を捨て、正規軍を運用していくか、考えないといけない。その視点からの提言書を望む!
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