女って何だ? の商品レビュー
現在の生活環境があまりにも他人と接しない環境で、 「これ、まずいよね?」と思っております。 仕事はテレワークなので、職場の人と会話することが極端に少なく(チャットで済む)日常なのです。 保育園の送り迎えの際は、人と会ったら必要最低限の挨拶のみ。 一日を振り返ると、今日会話したのっ...
現在の生活環境があまりにも他人と接しない環境で、 「これ、まずいよね?」と思っております。 仕事はテレワークなので、職場の人と会話することが極端に少なく(チャットで済む)日常なのです。 保育園の送り迎えの際は、人と会ったら必要最低限の挨拶のみ。 一日を振り返ると、今日会話したのって夫と子供(たまに実家の母と電話)だけだった、みたいな日がほとんど。 何の刺激もないぬるま湯の人間関係に身を置いているのですが、来年、娘の卒園の年になると卒園児の母親が集まって卒園の準備を行う必要が出てくるのです。 半年後の話なのですが、今からかなり憂鬱。 「他人(主に女性)とどうやって接すればいいんだっけ?」 もはや人との付き合い方が分からなくなっている。 ぬるま湯の人間関係を抜け出した時、どれだけダメージを受けるのか、ある程度勉強しておく必要(心の準備)があると思い、こちらの書籍を読みました。 思いのほか、激しく共感する箇所が多かったですね。 特に下記のくだり。 ”「誰とでも広く浅く当たり障りのない会話をする能力」がないことに対するコンプレックスは、年を取ってからの方が強くなる”(抜粋) 現在、この状況に陥ってます。 正直、職場やママ友(友というほど仲良くないが)と深い人間関係を築きたいわけではないのです。しかし、その場を乗り切る為には、「誰とでも広く浅く当たり障りのない会話をする能力」が必要になってくるんですよね。 長年悩んでいますが、未だに解決方法が見つかっておりません。 ホント、何話したらいいの?? 昨年度、PTAの集まりがありましたが、ホントに困った。考えた末にやったことは、口角を上げ気味でうなずく。これをひたすら繰り返してその場をやり過ごしました。 (苦行の1つと思って対応した) 終わった後の顔面の疲れ具合はご想像にお任せします。 技術的な解決策を未だに編み出せない私は、精神論で解決するしかなさそうです。 ”何事も「その場しのぎ」と思えば大分楽になるものである。”(抜粋) 1時間/365日(年)を使ったと思い、長い人生のたった1時間だけの事だと自分を慰めるのが、思いのほか効果がありました。 「まあ、(人生に嫌なことがあるのは)しゃあねぇか」って気持ちになります。笑
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カレー沢先生の類い稀な自虐センスが好き。 若い頃の乙一以上。 「私なんか」を笑いに包み圧倒的な語彙力で表現する。 そこには悲壮感は感じられない。 このコラムは「女の苦手な女」を斬る、というか、ディスる、という、一見女性誌にありがちなものだが、カレー沢先生が書くと一味違う。 一方的...
カレー沢先生の類い稀な自虐センスが好き。 若い頃の乙一以上。 「私なんか」を笑いに包み圧倒的な語彙力で表現する。 そこには悲壮感は感じられない。 このコラムは「女の苦手な女」を斬る、というか、ディスる、という、一見女性誌にありがちなものだが、カレー沢先生が書くと一味違う。 一方的にディスるだけだと、「で、それを言っているアナタ(書き手)とワタシ(読者)はどうなんだ?」と疑問が沸いて来る。 でも、褒めるとこは褒めて、羨むところは羨むというバランス感覚の良さが、ただただ読者の溜飲を下げるだけでない、良質のコラムにしていると思う。 自分を省みるきっかけにもなる。 ~系、~女子、~女、と仕分け区分けされているけど、大抵の女はいろいろなカテゴリを横断縦断しているものだ。 お互いを鏡だと思って、排除し合うことなく穏便にやっていけたらいいと思う。と、相手方も思ってくれるかというと謎だが。
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もうなんといっても、カレー沢さんの表現能力がすごい。かなりの毒舌もここまでくると芸術なんじゃないかと思うくらい。
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語り口は面白いです、オタク用語とか高コンテキストな単語があるのである程度読み手は選びそうな感じです。 コラムとして雑誌に載っていれば楽しいんですが、 まとまると強さというか圧を感じて、なんとなく読みにくさがありました。
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女性の分類と女性の生きにくさについてまとめたエッセイ。 ちょくちょく形容される担当氏が面白い。 一体どんな人物なのか、とても気になる……。 そして相変わらず、面白く読めるのに、読み終わってから感想を書こうとすると「どんな本だっけ?」となってよく思い出せないという。 これもある種...
女性の分類と女性の生きにくさについてまとめたエッセイ。 ちょくちょく形容される担当氏が面白い。 一体どんな人物なのか、とても気になる……。 そして相変わらず、面白く読めるのに、読み終わってから感想を書こうとすると「どんな本だっけ?」となってよく思い出せないという。 これもある種の才能なのか。
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書名や見出し、帯は面白くて購入しましたが、著者のテンションが合わず、内容もはいってこず読まなくてよかったかなと思いました。
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聖い書だ。カテゴライズされる愚かな女たちを嘲笑ってやるつもりで読みはじめたが、すべての女が愛しくなった。これがメシアの力かよ。完敗だ、ありがとう……
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カレー沢薫をまた読む事になるとは……しかし、ブスネタに比べて「女」というテーマになると卑屈な感じになるなあ……ブスネタの方が私は笑えます。
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前半は、〇〇系女子の属性についてまとめられており、後半は女同士の関係性について、何とも炎上しそうな繊細なネタをユニークに綴られている本書。 カレー沢さんはオタクなのか、ネタがマニアックなこともありますが、このような本を手にとってしまう年齢だったらだいたいわかると思います。 前半の...
前半は、〇〇系女子の属性についてまとめられており、後半は女同士の関係性について、何とも炎上しそうな繊細なネタをユニークに綴られている本書。 カレー沢さんはオタクなのか、ネタがマニアックなこともありますが、このような本を手にとってしまう年齢だったらだいたいわかると思います。 前半の女子のカテゴリ、絶対どれか当てはまると思いますよ。女はまぁ、どっちにしろキラキラしてても角が立つので、生きづらいですがそれに対して肩の力を抜ける内容になってます。身の程を知るにはいい本です。わかりみー、って思いながら読みました!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半は「〇〇系女子」と類型化してディスる、よくある内容。担当さんの恨みのこもった説明文は面白いものの、要素を挙げすぎていて、同じ類型の特徴なのか?といまいちぴんと来なかった。 後半は女性の生きづらさに関する割と真面目な話。語り口でふざけようとしているがかなり真面目。炎上を恐れていると常々言うだけあって、様々な立場に配慮し、とてもまっとうなことを言ってはいるが、この本を読む層以外にはどうせ届かないのにそこまで気を遣ってもな、と思うと徒労感を覚えてしまう。 〇〇系女子にもそれぞれそうなるだけの理由があり、そこを考慮すると学ぶべきところも見えてくるよという話と、 合わない相手(嫁姑やママ友)とは一時的な付き合いなのだから、表面的な付き合いでうまく乗り切ろうという話と、 どんな状況でも女は何かしらディスられるのだから気にせず自分のやりたいように生きようという話と、 主語のでかい論争はよくない、自分の人生のクオリティは自分次第で決まるんだよ、という話だった。
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