1,800円以上の注文で送料無料

我が心の底の光 の商品レビュー

3.4

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2020/10/31

タイトルにある光って、どこ?どこにあんねん?底にもないわ!って思ってしまう。 こんな酷い幼少期を過せば、普通の人と違った考え方、価値観が発生する可能性はあるんやろうけど。 その価値観で、主人公が動くので、こちらの予想を裏切られまくり…(ーー;) (貫井さんマジックにかかるとも言う...

タイトルにある光って、どこ?どこにあんねん?底にもないわ!って思ってしまう。 こんな酷い幼少期を過せば、普通の人と違った考え方、価値観が発生する可能性はあるんやろうけど。 その価値観で、主人公が動くので、こちらの予想を裏切られまくり…(ーー;) (貫井さんマジックにかかるとも言う) 自身の生涯をかけての復讐劇。そんな復讐とかしても何にもならんよ!とは言えないしね。 で、最後にまた、裏切られる予想…_| ̄|○

Posted byブクログ

2020/09/26

9/26読了。 殺人症候群のあとにすぐ読み出して内容的にまたヘビーやし考えさせられることもまたまたあったけど終わり方だけほんと納得いかない 猫の存在のありがたさもすごく分かるんやけど殺されかけたことより家庭を壊されたことよりもそっち?ってなったし玲奈ちゃんも救ってほしかった

Posted byブクログ

2020/06/17

あまりにもムゴイ幼少期を過ごした主人公が復讐をする。復讐の仕方にグロさはあまり感じなかった。 しかし、最後、玲奈を助けない所が、主人公の目的が徹底しているなと感じた。

Posted byブクログ

2020/03/25

乃木坂の齋藤飛鳥さんが貫井さんを紹介してて興味を持ちました。途中、主人公が何日も飲まず食わずで放置され、仕舞いには猫を食べるというシーンは胸が苦しくなりました。しかし、最後の女性が殺される場面。猫の復讐が自分を愛する人の命よりも優先されるべきことだという結末に納得がいかず、後味は...

乃木坂の齋藤飛鳥さんが貫井さんを紹介してて興味を持ちました。途中、主人公が何日も飲まず食わずで放置され、仕舞いには猫を食べるというシーンは胸が苦しくなりました。しかし、最後の女性が殺される場面。猫の復讐が自分を愛する人の命よりも優先されるべきことだという結末に納得がいかず、後味は悪かったです。

Posted byブクログ

2020/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後味が良くないというか、うーん。 そこまでしてまで復習したい、という主人公の気持ちをもっと描いてほしかったかなぁ。成長の過程でそういう思いがあったというのはわかるんだけれど、主人公にもっと感情移入して読めるようにしてほしかったと思います。 ちゃんと「守りたい人」もいて、冷静というか狂人ではないという部分はわかるけど、「なぜその相手に復習をしたいのか?」主人公の心の奥底にある思いをもっと描いてくれたら共鳴共感できたんじゃないかな、と思いました。

Posted byブクログ

2019/09/30

価値観というのは人それぞれで、他人から見たら理解できないものに執着したり、逆に「大事にすべき」と無条件に思うであろうものをないがしろにしたり。特にこの主人公のように特殊な環境で育った人は、その感覚が周りから大きくずれてしまうことも仕方ないのかもしれない。結末を腑に落ちないと感じる...

価値観というのは人それぞれで、他人から見たら理解できないものに執着したり、逆に「大事にすべき」と無条件に思うであろうものをないがしろにしたり。特にこの主人公のように特殊な環境で育った人は、その感覚が周りから大きくずれてしまうことも仕方ないのかもしれない。結末を腑に落ちないと感じることは、所謂「普通」と言われる感覚なのかな。 でもやっばり奥行きが足りなく感じ、★3つ。面白かったんだけどなー

Posted byブクログ

2019/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

貫井徳郎は好きだが、この作品は率直に微妙と言わざるを得ない。主人公の壮絶な人生や心の闇の描写はさすが貫井徳郎!と、言った感じだが、いかんせんストーリーそのものがあまりに弱すぎる。ミスリードもどんでん返しもない(解説ではミスリードとどんでん返しにおいて、これは新しい形のミステリーだとどこかの誰かに評されていたが、そんなことは全くない。出来損ないを新しい〇〇と書く人間は、だいたい太鼓持ちだと相場が決まっている)。猫の仇!と言うところが意外なだけであって、あとは何の面白みもない作品でした。ハラハラもしなかったなあ。

Posted byブクログ

2019/07/03

この人の本は展開を読者に読ませない。で、読めたと思ったら読み違いというか、勝手に読み違っていた。読者の感情移入を裏切ってくれる。解説でも語られているように、灰色の虹を読んで本作を読むと、筆者の書き分けは多彩だと思う。

Posted byブクログ

2019/06/09

なんと!!! 衝撃のラスト・・・ トラスケのくだりがとってもトラウマになる。読んだ後、夜眠れなかった・・・ 人間のエゴであんな目に合うなんて。 言ってしまえば、主人公のエゴも入っている。 責任感もなく連れて行ったことであんな目に。 までも5歳だから、やっぱ周りの責任が大きいな。...

なんと!!! 衝撃のラスト・・・ トラスケのくだりがとってもトラウマになる。読んだ後、夜眠れなかった・・・ 人間のエゴであんな目に合うなんて。 言ってしまえば、主人公のエゴも入っている。 責任感もなく連れて行ったことであんな目に。 までも5歳だから、やっぱ周りの責任が大きいな。 小説でなければ続いていくはずの、様々な「これから」を思うと・・・ どうするのが正解とかわからないな。 トラスケのことが衝撃的すぎるし、忘れられない作品になりそう。

Posted byブクログ

2019/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

暗い。光を感じるシーンなんてひとつもない。 ネグレクトを受けて餓死する寸前、父親が母親を殴殺する現場を見てしまった子どもの一生は、こんなふうになってもきっと不思議じゃない。彼の復讐相手がしたことを振り返ると、いくぶん逆恨みの要素も入っているように思えます。それでも誰かに復讐せずにはいられない。そこにしか生き甲斐を見いだせないから。 主人公の心の動きについてまったく書かれず淡々としているのに、心を揺さぶられます。貫井さんにはここ数年の何冊かでガッカリさせられましたが、久しぶりに読み応えがありました。映画化希望。

Posted byブクログ