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戦国武将の精神分析 の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2024/10/04

日本史と脳科学、気鋭の研究者のお二方によるコラボ、なかなかに刺激的でした!恐らく歴史好きからも心理学好きからも、両方の側から興味深く読めるのでは。 特に印象に残ったのが、2章の「サイコパスの疑いあり」。明日の我が身もわからない苛烈な戦国時代を勝ち残るのは、相当秀でている、という...

日本史と脳科学、気鋭の研究者のお二方によるコラボ、なかなかに刺激的でした!恐らく歴史好きからも心理学好きからも、両方の側から興味深く読めるのでは。 特に印象に残ったのが、2章の「サイコパスの疑いあり」。明日の我が身もわからない苛烈な戦国時代を勝ち残るのは、相当秀でている、というより何処か常人とは違う「危ない奴」なのだろう。 サイコパスとソシオパス、同じ反社会的パーソナリティ障害でも、先天的と後天的なもの。違いはどこにあるか。武田信玄はサイコパスの疑い極めて強い。織田信長はほぼ真っ黒なサイコパス。信長に反旗を翻した荒木村重と松永久秀は、自己評価の高いソシオパス。ソシオパスには独特の審美眼・美意識があるが、サイコパスには感じられない。サイコパスを動かすものは利害関係・損得勘定のみ、人に対する共感性が無い。。。ゲームをやっている感覚で戦場に立つ。 ここまで書いていて、中野先生のご指摘に寒気がしてきた。ちなみに村重も久秀も、同時代では著名な茶人であった。 そう考えると、信玄の人心掌握術を語る言葉として名高い「人は城 人は石垣 人は堀」という句。全く違う意味に取れて来て、信玄は無意識に本音(?)を曝け出していたのではと。。また寒気がしてきた。 やはり戦国時代は恐ろしい。

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2023/09/10

異なる学問の融合は時に奇跡を呼ぶ。日本史上の人物を脳科学の視点で解釈するとどうなるか。本郷和人、中野信子。大御所二人のコラボが産んだ奇跡の一冊。 なぜかセブンイレブンの店頭に多く並んでいるのでついつい手に取った一冊。 戦国武将を脳科学から解釈するとどうなるか。これが面白い。今ま...

異なる学問の融合は時に奇跡を呼ぶ。日本史上の人物を脳科学の視点で解釈するとどうなるか。本郷和人、中野信子。大御所二人のコラボが産んだ奇跡の一冊。 なぜかセブンイレブンの店頭に多く並んでいるのでついつい手に取った一冊。 戦国武将を脳科学から解釈するとどうなるか。これが面白い。今まで時に不合理、残虐だった武将の行為なんかがある意味合理的に説明されていく。 歴史学には動機は推測でしかなく事実のみしかないかもしれない。全く異なる学問の視点はきっと歴史学の発展に大いに貢献することだろう。 気軽に読んでしまうのが申し訳なかったぐらい楽しくあっさり読めた一冊でした。

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2023/03/19

中野信子先生の対談方式の本なので、軽い読み物だから、サクッと読めて面白い。 「戦国武将の五人にひとりはサイコパス!」 ってことは、世の中の経営者も、五人にひとりはサイコパスなんじゃ⁈と思った次第。 さらに

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2023/01/23

受験のために暗記しただけの武将だけど、サイコパスだったり愛着障害だったりの要素があるかもっていう分析がされていて、生きた時代は違うけど同じ人間なんだなと感じた。

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2022/12/13

歴史上の人物を精神分析するなんて、おもしろくてたまんないです。 今のような精神科の考えがなかった時代、信長のような人に使えていた人は大変でしたね。 秀吉はラッキーだったけど、明智光秀は可哀想。

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2022/07/21

中野信子さんが好きで読みましたが、歴史もこういう観点で見るとまた違った面白さがあります。対談形式なので内容が入ってきやすかったです。本郷先生の著書も読んでみたくなりました。 母親が子供を自分の一部と感じている。子供が独立して遠くに行く時に痛みを感じたりする。性別が一緒の方が、同じ...

中野信子さんが好きで読みましたが、歴史もこういう観点で見るとまた違った面白さがあります。対談形式なので内容が入ってきやすかったです。本郷先生の著書も読んでみたくなりました。 母親が子供を自分の一部と感じている。子供が独立して遠くに行く時に痛みを感じたりする。性別が一緒の方が、同じ仲間と思いやすいのでより妬みや、独立を阻みたいという気持ちも強くなる。…うーんなんかすごく分かります。 武田信玄や上杉謙信の話など面白く読みました。

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2022/05/24
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歴史好き、武将好きな人にはたまらないんじゃないかな。戦国武将はサイコパスが多そう セロトニンのリサイクルポンプが少ないと理不尽なことをされた時にコストを度外視してもその人に罰を与えたいと言う傾向が強くなる話は悲しいものがあった。大きくしたい。 霊長類の中で若い女が好きな人間は変わってる話はすごく面白かった。たしかに出産経験のある人に産んでもらうのが一番効率いいんだよね。猿とかだと経験のあるメスがモテるらしい。面白い。

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2020/11/08

テレビでおなじみの学者さんお二人による戦国武将の精神分析。 戦国武将なんて多かれ少なかれだいたい頭おかしいやろー、なんて思いながら読み始めましたが、いやいやこれがなかなかの名著。 色んな専門用語?出てきて少し難しいとこもあるけどマジ面白いです

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2020/02/26
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信長、秀吉、家康などなどの戦国武将がどういう気質だったのか、脳科学者の中野信子と歴史家の本郷和人(ご両人ともTVなどで活躍中)が対話形式で、分析してゆく一冊。お二人の生のやりとりが面白い。特に中野信子が本郷和人のいろんな説を参考に錚々たる武将をぶった斬るように診断するのが面白いですね。

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2020/01/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

#麒麟がくる #義龍 戦国は情報戦の時代で生き残りをかける(グローバルな国際社会)※日本不得意 戦闘よりも駆け引き、筆まめ武将多いこと。義龍は合戦で親を殺した唯一の存在とか!耳削等の残虐行為を精神医学的見地から解説した中野先生は、道三はサイコパスで、義龍は普通の子・・・だから親が可愛がった弟達も同類として殺した (時間切れで本を図書館に返却)

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