わたし、定時で帰ります。 の商品レビュー

朱野帰子(著者)

2023/09/04

生産性の話とか残業して～とかの話は周りの人とか自分事として身につまされる部分があった。
仕事のやり方として制限時間を設けてやる、集中力が落ちる午後に単純作業をやるとかは結構参考になった。
福永嫌い。

2022/12/13

とても参考になりました。
ドラマ化していた本なので読んでみました。
ドラマは見てないんだけど、面白かった。
伏線を見逃して読み直したところもあったけど、楽しく読めました。

でも、ダラダラ仕事しちゃうのはわかるし、定時で帰りたい気持ちもわかるんだよね。
私も定時に帰ることを目標に仕事を頑張らないとと、思わされました。

2022/11/04

まだまだ、定時で帰ることが後ろめたい、仕事をないがしろにしているように思う上司が生息している会社は多い。本当は、ダラダラと残業しているほうが会社にとってのマイナスだとどうして気づけないのか。残業してまで働かないと終わらないということが、堂々と自分は仕事が出来ませんと言っているということに気づかないのか。50代以降の人間には特に多い。結衣ちゃんのような人が同僚だったらすごく意気投合しそう。仕事は好きだけど、生きがいでは決してない。自分のため、プライベートのために仕事をしているのであって、仕事のために生きているわけでは絶対にない。極限まで効率化してコスパのいい仕事のやり方を受け入れられない上司はいらない。結衣ちゃんと一緒に熱くなって読みました。

2022/08/11

2022.07.23

ドラマ化されたのはなんとなく知っていて、軽く読めるスカッとする仕事小説かと思って読んでみたけど合わなかった。
全くスカッとしないし、種田と東山のグダグダ感。こんな会社ありえないし、まったく共感できない。ストーリーもテンポも悪くなかなか話も進まない。久しぶりの大ハズレだった。登場人物も現実感がないキャラで全員嫌い。インパール作戦しつこい。

あんなに定時で帰るって言い張ってた主人公、残業してるし。もう頑張らないんじゃなかったの？
入社して今まで定時を貫けたのなら今回の仕事だって定時で帰ればいいのに。今まで頑なに残業拒否だったのに急にコロッと手のひら返す感じも周りの同僚からしたら信用できないよね。そりゃいろいろギクシャクするよ。

主人公が、仕事も結婚も軸がブレブレで読んでてストレスしかたまらない小説だった。
続編は読まない。なんでこんな小説がドラマになったんだろう。

2024/01/27

　働き方をテーマにした作品。５章からなる。

　　　　　　＊　＊　＊　＊　＊

　タイトルからしてコミカルな軽い作品かと思ったのですが、全く違いました。むしろハードだし、リアリティもあります。

　処理能力が高く気の強い主人公はちゃんとメゲるし、都合よく現れる多くの協力者に恵まれているというわけでもありません。
　また、少し誇張が過ぎる気もしますが、福永のような外面だけよくてうちわに犠牲を強いるタイプの上司は少なくありません。そして来栖のような新人社員もよくいます。

　だから、そんな人たちの間に立つ結衣を応援せずにはいられないし、展開が気になって読むのをやめられませんでした。

　これは設定が絶妙だったからで、作者である朱野さんのうまさと言えると思います。テレビドラマ化されたのも頷ける、良作でした。
　続編が楽しみです。

2022/03/01

「人間は寝なくても死なんぞ」おっしゃる通り。昔は誰もが寝ずに働いていた。生産性が悪かったのでしょうね、きっと。▼日本はいつの間にか、海外勢に追い越されてしまった。あんなに頑張ったのに。徹夜、休日出勤までして、過労死を見届けたりしたのに。

挑発的なタイトルのため、誇張があるのかもしれないけど、上梓された2018年でも企業ってこんな感じなんでしょうか？　だから、「働き方改革」が話題になっているんですね。
みんな仕事好きですから。誰もが自社愛に溢れていますから。

本書の登場人物のように、会社しか居場所がない人や残業のための残業をする人は別として、
①残業（代）が減ると苦しくなるため働くのか、②終わらない仕事を過労を認識しても働き続けるのか、③失業して不慣れな仕事を低賃金で働くのか、④失業して職を見つけられず暮らすのか。どれが不幸なのだろうか。と考えてしまう。
世の中、不公平ですよね。

仕事は、きっと、できるヤツに集中する。だから、能力と経験を考慮した最適化、そしてメリハリが必要なのかもしれない。「働き方改革」が始まった現在、この”改革”が必ずしも正しいわけではないけど、「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社がある」と語る結衣の言葉を忘れてはいけない。もう一つ、余裕を持って仕事をしたいものです。

2022/06/29

定時シリーズ　①
定時に帰る女、東山結衣目線の話。
父親が仕事ばかりで一緒にいたこともない幼少期であり、
自分はそうならないと心に決めて働く。
が、仕事のできない上司が来て、定時に帰られなくなる話。

いや、本当は過労死についてや、
女性の働き方についてもあったんだけど、
なんとなく、結衣が定時で帰るのを決意してたのに、
最後の方は残業続きで、ちょっと残念だなーって思った。
定時で帰るなら、帰ればいいのに…。

っていいながら、私自信は残業多かったなぁー笑
もぅ、定時で帰ろうなんて思ってなかったもん。
それは、いかんけどね。
今の時代、働き方を変えないといかんね。
育休復帰したら、頑張るよー!!

だからこそ、もっと定時で帰るノウハウ的なものも
あったらと期待しながら、読みすぎてしまったー。

2021/11/27

「定時で帰ることは勇気の印」
まだ社会に出てないけど今の日本って本当にこんな感じなのでしょうか。働きすぎの日本人、真面目なのはいいけど本当の幸せは仕事ではないと私は思う。

2021/11/25

賛否両論あるかもしれませんが、好きな作品です。

今更ながら読みましたが、面白い。

最初、主人公はタイトルから出来るだけ働かないようにする怠け者なのかと思ってましたが、実際は残業しないために生産性をいかにあげるか、仕事を効率的に無理なく進めるかを考えているできる社員。

残業をすることは偉いのか、しないことは悪なのか…
というのは非常に難しい問題だと思う。
本作は、一方的に残業を悪とするのではなく、そこの背景や根本的な問題にも焦点を当てている、新しい形のお仕事小説だと思う。

晃太郎、というバリバリの社員が登場するが、彼の働き方と自分を重ねる方も多いのではと思う。

2021/09/24

ドラマが好きで読みました。
長く会社にいることが美徳とされている日本の社会が、
こういった小説で変わっていけばいいなぁ。