1,800円以上の注文で送料無料

MARCH(1) の商品レビュー

4.3

11件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/10/23

読みやすさという意味では慣れない部分もありますがグラフィックマンガがとても良いです。 内容は3冊シリーズ完結で、有色人種がアメリカ国内で様々な活動を広げていきます。 有名なキング牧師なども登場します。 この1巻では飲食店カウンターなどの平等利用や乗り合いバスと待合室の正統利用など...

読みやすさという意味では慣れない部分もありますがグラフィックマンガがとても良いです。 内容は3冊シリーズ完結で、有色人種がアメリカ国内で様々な活動を広げていきます。 有名なキング牧師なども登場します。 この1巻では飲食店カウンターなどの平等利用や乗り合いバスと待合室の正統利用などについて描かれています。 20歳そこそこの若者たちが立ち上がって権力や国や制度に向かっていく姿がありこれが50年くらい前までの出来事と思うと深く考えさせられます。

Posted byブクログ

2024/03/20

非暴力の闘いは無謀な行為ではありません。厳しい訓練や綿密な計画は欠かせないです。もちろん法治社会を前提としています。

Posted byブクログ

2022/03/14

青春の本棚(ブックガイド)から。苦手な左→右タイプの漫画だし、まだ序盤だけど、これは最後まで興味深く通読できそう。愚かな暴力のせいで、世界中に暗雲が立ち込めている今日、なおさら本作の非暴力が意味を持つ。

Posted byブクログ

2021/12/27

公民権運動のリーダーの一人ジョン・ルイスの若かりし頃の活動を振り返った自伝的なマンガ。3部作となっている。マンガで読みやすいとはいえ、内容の濃さと描かれている内容の重さから、じっくりと味わいながら読む必要がある(知らない人も多く、途中で誰が誰だかわからなくなってしまったりする) ...

公民権運動のリーダーの一人ジョン・ルイスの若かりし頃の活動を振り返った自伝的なマンガ。3部作となっている。マンガで読みやすいとはいえ、内容の濃さと描かれている内容の重さから、じっくりと味わいながら読む必要がある(知らない人も多く、途中で誰が誰だかわからなくなってしまったりする) マンガという形をとることで、公民権運動が戦った差別主義の強固さ、不条理さ、残酷さがこれでもかと感じることができるし、この状況のなかでも非暴力の戦いを続けるルイス、そして多くのリーダー、無名の人々の勇気に感動する。 キング牧師もところどころで出てくるが、話の中心は、ルイス自身の体験した物語り。キング牧師を尊敬しつつも、ときどき距離を感じたり、違和感を抱いたりするところも率直に描かれている。 が、ルイスの非暴力の人種の違いを超えた戦いに対しても、彼が委員長を務めている組織のなかでさえ、異論は多く、徐々に孤立していくようすが描かれている。 最後の第3巻の65年のセルマでの闘争と投票権をもって、ルイスの「公民権運動」は終了するわけだが、それをもって人種差別がすべてなくなるわけでもない。まだまだ、人種差別を実質的に実現するために解決しなければならない問題はたくさんあるし、経済的な側面での不平等という問題になると、さらに多くの課題がある。 とはいえ、50年代中盤〜60年代中盤に実現したさまざまな成果は、それ以前と比べると、信じられないものだと思う。 公民権運動について学ぶと、当時の南部の白人の人種差別の激しさ、暴力性に驚き、これが冷戦下において、自由と民主主義を掲げていた国の内部実態かと思うと暗澹たる思いになる。ある意味、これは、ナティスを支持したドイツ国民と同じではないかと。。。。 だが、自分がそのとき南部の白人だったらどうしただろう?と思うと、同じようなことを「それがルールだから」「これまでそうしてきたから」とやってしまう、あるいは黙認してしまうのではないだろうかという思いも。。。 人間のなかにある残酷性と尊厳性をじっくりと味わうことができた。

Posted byブクログ

2020/10/09

7月に亡くなった、米国の下院議員ジョン・ルイスが著者の一人になっている。彼は学生時代、徹底した非暴力主義のSNCC(学生非暴力調整委員)の委員長を務め、公民権運動でも大きな役割を担った人物だ。 日本では、英語の教科書などでキング牧師の話は読むことがあると思うが、ジョン・ルイスに...

7月に亡くなった、米国の下院議員ジョン・ルイスが著者の一人になっている。彼は学生時代、徹底した非暴力主義のSNCC(学生非暴力調整委員)の委員長を務め、公民権運動でも大きな役割を担った人物だ。 日本では、英語の教科書などでキング牧師の話は読むことがあると思うが、ジョン・ルイスについてはあまり知られていないのではないだろうか。 私も全く知らず、ニュースに触れてその存在を知り、この本(コミック)を借りてみた。 コロナ禍でますます混迷し分断が進む米国で、大きな問題となっている「BLM」。 その根深い闇の一端を、この本を読むことでほんのわずかであるが、日本に住む我々も知ることができる。 1960年前後の南部の過酷な現状が、如実に伝わってくる。 そこに住む白人の考え方は、奴隷制が合法であったころから脈々と続くもので、一朝一夕には変えられないものであることがうかがい知れる。 白人の怒りを買わないように、息をひそめて差別以上の仕打ちに耐える黒人たちの姿。 それを今こそ変えようという大きなうねり。 2巻のワシントン大行進へと続く。 2020.9.26

Posted byブクログ

2018/09/17

1950年代後半、キング牧師の登場後の米国の人種差別撤廃運動をコミックでたどる。 なかなか読書力(?)が必要かも?

Posted byブクログ

2018/07/25

3巻まで読了。公民権運動の勉強として有益なだけでなく、マンガとしてもあつく読めるのがよかった。 当時の差別がいかに非人道的で、それを克服するためにジョン・ルイスらが文字通り命がけで戦ったことが、よくわかる。抑えた筆致だが、それでもエモーショナルなんだよな。 主人公のジョン・ルイ...

3巻まで読了。公民権運動の勉強として有益なだけでなく、マンガとしてもあつく読めるのがよかった。 当時の差別がいかに非人道的で、それを克服するためにジョン・ルイスらが文字通り命がけで戦ったことが、よくわかる。抑えた筆致だが、それでもエモーショナルなんだよな。 主人公のジョン・ルイスなどをふくめ、運動のリーダーの多くは宗教的なバックボーンがあることが、興味深かった。 彼らのデモは非暴力だが、その一方、店への座り込みなどは実力行使であり、場合によっては不法行為でもある。あたりまえだが、デモや社会運動が効力をもつためには、既存の権力を持っている側に脅威を抱かせなければならないんだろうな。

Posted byブクログ

2018/06/05

A book about movements made by John Lewis. He worked for the desegregation in the US. I know about Martin Luther King or Malcom X, but I did...

A book about movements made by John Lewis. He worked for the desegregation in the US. I know about Martin Luther King or Malcom X, but I didn't know much about others. It teaches me how hard they worked to win the rights.

Posted byブクログ

2018/05/29

教科書二行でわかった気になり、美談で済ます公民権運動。 この漫画で描くのは、その運動の実際、運動内部でも黒人同士の葛藤、争い・・・ オバマからトランプという、時代逆回転の今こそ!!! ー 「歴史の神様にお導きいただこう」

Posted byブクログ

2018/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカで起こった公民権運動の歴史を描いた漫画作品です。 アメコミの翻訳なので、コマワリや吹き出しなどが見づらかったり、そもそもの絵が見にくかったりすることはありますが公民権運動の流れがわかりやすく描かれていると思います。 当時の社会において、なぜ黒人が差別されている状況が当たり前と受け止められていた、その実際の雰囲気はどのようなものであったのか、そしてどのような経緯で黒人たちが「非暴力」という手段で立ち上がり、やがて勝利を勝ち取ることができたのか。 歴史の勉強として、またこの事例を踏まえながら、現在の世の中の様々な場面に存在する差別や格差の問題について意識を向けるきっかけとして、学生にも読んでもらいたい作品です。

Posted byブクログ