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乗客ナンバー23の消失 の商品レビュー

3.5

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2024/03/24

豪華客船で行方不明になっていた乗客No23(年間の行方不明平均が23人であることからこう呼ばれるらしい)が発見された。 同じ船で妻子をなくした囮捜査官が乗り込み、調査を開始するが、乗員乗客の様々な思惑に振り回される。 この豪華客船で発生する行方不明事件の真相は果たして・・・ 登場...

豪華客船で行方不明になっていた乗客No23(年間の行方不明平均が23人であることからこう呼ばれるらしい)が発見された。 同じ船で妻子をなくした囮捜査官が乗り込み、調査を開始するが、乗員乗客の様々な思惑に振り回される。 この豪華客船で発生する行方不明事件の真相は果たして・・・ 登場人物も多く、展開が目まぐるしく変わるところは映画のようで面白いが、少しゴチャゴチャ感もある。 しかも、謝辞のあとにエピローグがあるなんて、危うく読まずに終わるところだった。結局そっちの目もあったのかい!となりました。

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2022/11/23

Twitterで紹介されているのを見て、久しぶりにセバスチャン・フィツェックを読もう!と思って。 相変わらず起承転結がはっきりしていて、映像化に向いていそうな、金曜ロードショーを一本見終わったような感覚。 今回は340頁からもう一度どんでん返しがあるので、さらに面白い。帯や内容...

Twitterで紹介されているのを見て、久しぶりにセバスチャン・フィツェックを読もう!と思って。 相変わらず起承転結がはっきりしていて、映像化に向いていそうな、金曜ロードショーを一本見終わったような感覚。 今回は340頁からもう一度どんでん返しがあるので、さらに面白い。帯や内容紹介にも「事件解決−?そう思ってからが本番」とある。先に目にすることなく読了できて良かった。 ちなみに著者は蛇足かも的なことを書いているけど、エピローグまで一式おすすめ。 真犯人に意外性はないけれど、あっわかった!とひらめくときの過程が良い。 それにしても、クルーズ船で行方不明になる人の多さに驚き。そっちも気になってくる。

Posted byブクログ

2022/06/03

場面展開が早く、海外ドラマを見ている かの様だった。 外界から遮断された豪華客船の中で起きた 失踪事件からよもや現れた少女を中心に 事件が事件を呼び、主人公の刑事が翻弄される。 二転三転の展開があるが、本質的な事件の解決 と謎は最後の最後まで明かされない。

Posted byブクログ

2022/02/22

おもしろかった。 海外文学は少々苦手に感じていました。もちろん原書では読めないので、訳者との相性も関係するし。 丁寧に組み立てられている物語だというのがシンプルな感想。キャラクターも面白い。緊張する場面があっても、とあるキャラクターのおかげで少し緩めることもできる。スイスイと最...

おもしろかった。 海外文学は少々苦手に感じていました。もちろん原書では読めないので、訳者との相性も関係するし。 丁寧に組み立てられている物語だというのがシンプルな感想。キャラクターも面白い。緊張する場面があっても、とあるキャラクターのおかげで少し緩めることもできる。スイスイと最後まで読んで、真実の行方を追って、驚いて、「ミステリー」や「サスペンス」の面白味を存分に感じました。 また別の作品も読んでみたいです。

Posted byブクログ

2021/03/14

冒頭から これは、いったい?? と言いたくなるような まるで 脈絡のないシーンが 次から次に登場してきて 舞台が 豪華客船ということは わかるのですが いったい 何がどうなって 誰と誰が どう繋がっていて ここの事件が  あの事件の糸口で… ...

冒頭から これは、いったい?? と言いたくなるような まるで 脈絡のないシーンが 次から次に登場してきて 舞台が 豪華客船ということは わかるのですが いったい 何がどうなって 誰と誰が どう繋がっていて ここの事件が  あの事件の糸口で… と ストーリーを 必死で追いかけているうちに ああ!!そうだったの!? え、そう言うこと!? と 驚きの連続でした。 考えてみればー 見知らぬ人々が 場合によっては  数千人も乗り合わせ 長い期間 閉ざされた空間で 生活を共にする かなり特殊な世界ですよね。 豪華客船というものは。 人が一人 忽然と姿を消しても 「海に落ちたのだろう」で 片付けられてしまう。 そんな シチュエーションを 存分に活用したミステリーです。 海のスルタン号では 航海の度に 乗客の親子が 行方不明になる事案が 頻発していて いま まさに 船のどこかに監禁された 母親が その命を削られている。 死んだと思われていた 幼い少女が 忽然と姿を現し 客室を荒らして金品を盗み 生計を立てている男が 謎のメモを 偶然発見する一方で 豪華客船に 8年間も 乗り続けている 富豪の高齢女性は 海のスルタン号の闇を暴こうと 車椅子で 動き回り続けていて そんな豪華客船に 囮捜査官が乗り込んできます。 そして 作品を貫く 深刻で大きなテーマも。 どんでん返しの連続は あとがきの最後の最後まで続き 目が離せません。 2018年『週刊文春ミステリーベスト10』 第3位! 個人的には 船酔いに弱く 閉所恐怖症な上に 方向音痴で 何より"泳げない"ため 豪華客船に乗ることは 生涯ありませんが。。

Posted byブクログ

2021/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後まで何が起こるか分からず、中だるみすることなく読めた。 全部の伏線をきっちり回収するあたりいかにもドイツ人っぽさを感じた。 あと殺し屋と言うフレーズに違和感と、意外と人情あるなこの人といったところ。 読みやすいのでそのうち他の作品も手を出すつもり。

Posted byブクログ

2020/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯人サイドの話の方が面白かった。 でもそれを実現するために主人公サイドの正義を貶める恰好となり、読者としては乗り切れなくなった。 意外性ってのは厄介なシロモノで、意外であれば良いわけじゃないと思う。 意外でありさえすれば、感動するわけじゃない。納得するわけじゃない。読んで良かったと本を閉じられるわけじゃない。 要は、家族を失った喪失感を意外性でもって浄化してほしかったのだが、「こんな妻なら失って良かったのでは」と思える形で終わってしまったので、いやそういうのを読みたかったわけじゃない、と寂しい気持ちになってしまった。

Posted byブクログ

2020/04/13

様々な登場人物のエピソードが並行して進むので最初は戸惑いましたが、いつしか自分も豪華クルーズ船に乗っているような感覚で怒涛の展開にドキドキしながら読みました。トリックなどの謎解き無しでも、真相が予想できないミステリーとしても秀逸!面白かったです。

Posted byブクログ

2020/04/05

登場人物が多くて相関図を理解するのに大変でしたが、豪華客船内という閉鎖空間で起きる二転三転劇は先を読ませない展開で惹きつけますし、広げた大風呂敷をきちんと畳めていて秀逸な出来。 ただエピローグは完全な蛇足で残念です。

Posted byブクログ

2020/03/21

ドイツミステリ。船に乗り込む前の刑事のキャラが破天荒過ぎて引いた。登場人物が多すぎて前半は飲み込むのが大変だったが、中盤から一気にスピードアップして楽しかった。

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