ザ・ヘイト・ユー・ギヴ の商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/11/12

なかなか厳しい話だったけど、ちゃんとやっていこうと、おかしいことはおかしいと言っていこうと思う人はちゃんといて、物事は変わることができるんだと勇気を持てる話。

Posted byブクログ

2019/09/12

2019年度、高校生向けの課題図書 若い目線でアメリカの社会問題を教えてくれた 文は軽いタッチになっているが内容は重い ヤングアダルトだから児童書というのもへんだな 著者は今アメリカで注目されている若手作家らしい 人種差別の内面から描いているんだな 勇気を振り絞って立ち上が...

2019年度、高校生向けの課題図書 若い目線でアメリカの社会問題を教えてくれた 文は軽いタッチになっているが内容は重い ヤングアダルトだから児童書というのもへんだな 著者は今アメリカで注目されている若手作家らしい 人種差別の内面から描いているんだな 勇気を振り絞って立ち上がるスター 家族も素敵だ 読んでよかった本です 映画化もされるらしいけど、でも、観ないな ≪ 殺された 幼馴染の 声になる ≫ 

Posted byブクログ

2019/09/04

2019.9.4 涼しい長袖の9月初旬 とにかくパパがかっこいい どゆことー!レベルほんとに カリル スター デヴァンテ ケニア セブン マヤ クリス 正しい行いをしても上手くいかないことがある。でも大切なのは正しい行いをし続けること。 恐れなくちゃいけないもの 神様。パパ。...

2019.9.4 涼しい長袖の9月初旬 とにかくパパがかっこいい どゆことー!レベルほんとに カリル スター デヴァンテ ケニア セブン マヤ クリス 正しい行いをしても上手くいかないことがある。でも大切なのは正しい行いをし続けること。 恐れなくちゃいけないもの 神様。パパ。ママ。ぶちぎれのママは特に。 パパとママの台詞が常に染み渡る。 無茶で暴力的だけど愛のある人 正義が必ず勝つわけではない もしかしたら勝った方が正義になっちゃう悲しい現実なのかもしれない でも正しいこと 正しさを訴え続けること には意味がある。強くあれ!

Posted byブクログ

2019/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私は、立ち上がる。 パーティの帰り道、一緒にいた幼馴染のカリルが警官に射殺された。元ギャングの父、看護師の母、異母兄のセブンといった主人公スターの住んでいるガーデン・ハイツのコミュニティと、伯父カルロスやウィリアムソン校に通うボーイフレンドのクリス、同級生のマヤやヘイリーのコミュニティ。事件の目撃者となり、また二つのコミュニティで異なる事件への反応の間で葛藤するスター。ドラッグや銃、差別が身近な中で、スターは大人たちから、友人から、自分を何によって立たせ、守っていくのかを学んでいく。 読書感想文の課題図書であり、人種差別に焦点を当てた物語である。主人公スターの身近な存在の白人として、ボーイフレンドのクリスと、同級生のヘイリーの態度の違いから、差別について書くことができそう。 スターは、親しい人を亡くしたという共通点から、ヘイリーに近さを感じ、また、共通するものを愛する友人としてヘイリーを見ていて、もう一人の同級生マヤと三人で仲良くしていた。母親から見れば、ヘイリーに合わせていた部分があったようだが、友情は上手くいっていた。しかし、スターにはヘイリーに引っかかりを覚える部分もあった。SNSで差別に関する主張をした後、ヘイリーがフォローを外したことだ。カリルの事件を機に、差別について、自分を取り巻く環境について、意識を新たにしたスターと、マイノリティへの無理解を改めないヘイリーの考えは歩み寄れないまま、スターはヘイリーとの決別を選ぶ。 一方、ボーイフレンドのクリスに対して、スターはなかなか自分のアイデンティティや深い考えを表現出来ずにいた。ウィリアムソン校の中で多かれ少なかれ、自分を演じていたスターだが、クリスの前ではより自然な自分を出せると感じていた。それでも、演じている部分はあったと気付く。事件をきっかけに大きく揺らぐ日々の中で、クリスに対して、「いつもどおりの日常」の象徴を求めていたスターだが、彼女が感情を乱されている大きな問題について、クリスは無視をせずに踏み込んだ。 クリスの良かった点は、変な同情や独りよがりの解釈をせず、わからないがスターと共にいたいので知りたい、と主張したところだ。スターがどうしても感じずにいられなかった黒人であること、事件の目撃者であると知られることで態度を変えられてしまう恐怖に対して、クリスは受け止めると言い、また態度でも示した。人種は障害になるかもしれないが、それ以前にスターを大事にする姿勢が見えて、スターにはボーイフレンドを見る目があると思った。 どうしても、白人と黒人の問題というと、上手く身近に落とし込むことができない。そこまで露骨なヘイトを感じたことがない、感じられていないから。それは鈍感かもしれない。ヘイリーのように、触れたくないのかもしれない。しかし、大切な人の問題なのだと知った時、クリスのように自分ごととして、等身大で真摯に受け止められたらと思う。想像するだけで、相手の気持ちはわからない。だったら、問うことを、思いやることを、それだけだけど、心がけたい。そして、一緒に怒りたい。変えるために立ちあがりたい。当事者になろうと、当事者になれなかろうと。 親の愛情という視点でも書けそう。父マーべリックに焦点を当てて、親の愛情であったり、自分のアイデンティティの守り方であったり、誇りについてであったりを書いても面白いかなと思う。

Posted byブクログ

2019/07/30

高校生の黒人女子・スター。ギャングの町に住む。スターと一緒にいるときに幼馴染カリルは白人警官に射殺される。無抵抗であったカリル。警察はこの行為を正当化しようとする。カリルには悪い噂があったが、スターは真実を語り、カリルの汚名返上のため声を上げる。ボストングローブ・ホーンブック賞受...

高校生の黒人女子・スター。ギャングの町に住む。スターと一緒にいるときに幼馴染カリルは白人警官に射殺される。無抵抗であったカリル。警察はこの行為を正当化しようとする。カリルには悪い噂があったが、スターは真実を語り、カリルの汚名返上のため声を上げる。ボストングローブ・ホーンブック賞受賞作であり、日本では2019年高校生向けの課題図書。アメリカの社会問題を映しだす。 人種差別と戦う黒人少女の物語、ヤングアダルトのジャンルで、言い回しとか文化とかよく訳されていると思いました。スターの恋人、白人であるが勇気を持って行動しているし、若さ感じる内容だし、しっかりと登場人物たちが描かれていたのが良かったです。そう、何よりも若い目線で、暗くならずに社会問題に取り組んでいたのです。 日本にいるとこの物語のような人種差別などあまり見えてこない(少なくとも私の住むところでは)、しかし、海外に行けば肌で感じるかもしれない、でも現実に起きてる事、自分でもありえること読み進め、正しいことを続ける、やめないということの大事さの力をスターに伝えられ、得るものは少なくなかったです。

Posted byブクログ

2019/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正しく評価されるわけではないところがキツいけれどもこれがYAというか、実感の伴った現実なんだろうなと感じた。 友情関係も続くものと続かないものがある。相手が変わらないであろうことを示して、ちゃんと手を切る描写ができるの、感心した。今後もしかしたら仲直りすることもあるのかもしれないけれど、とりあえずこうなって当然のことをされたと思う。 文化的な部分に、よくわからないところが多々あった。音楽も聴いてみたかった。映画になっているというので、見てみたい。 もう少し版型が小さくて、持ち運びや片手読みに便利だとよかった。

Posted byブクログ

2019/03/09

黒人のコミュニティで起きたある悲劇がこの物語の主題である。日本に住んでいると実感が湧かないが、アメリカの人種間は一言でいえば「断絶」している。奴隷時代から続く怒りや憎しみももちろんあるだろうが、もうお互いに理解することはないといったある種の諦めがアメリカ全体を覆っているのだろう。...

黒人のコミュニティで起きたある悲劇がこの物語の主題である。日本に住んでいると実感が湧かないが、アメリカの人種間は一言でいえば「断絶」している。奴隷時代から続く怒りや憎しみももちろんあるだろうが、もうお互いに理解することはないといったある種の諦めがアメリカ全体を覆っているのだろう。本書もその例外ではなく、黒人=善、白人=悪のような単純な二元論では説明のつかない、アメリカの「宿痾」が垣間見える。黒人の主人公・スターとその家族や友人たちは皆魅力的で、何気ないやり取りの中に垣間見える愛の深さに、強い憧れを持った。『正しい行いをしていても、うまくいかないときはあるわ。大切なのは、それでも決して正しい行いをやめないことよ』。スターはその言葉通り、勇気を奮い立たせて行動する。その姿に、魂を揺さぶられるような感動を覚え、何度も涙しそうになる。彼女はアメリカの暗闇をも照らす一筋の光、まさに「スター」と言っていいだろう。この物語の示唆するところはとてつもなく深く、そして重い課題ではあるのだが、流行に敏感なティーンであるスターと、そのボーイフレンド・クリスとの等身大のラブコメディとして読んでも面白い、出色の一冊である。

Posted byブクログ

2019/03/05

 アメリカの人種差別を題材にしているのに、そのまま日本のスクールカーストにも置き換えられる物語。  ”なぜかいつも決めるのはヘイリーで、マヤとわたしがそれに従うはめになる。別に好きでこうなったわけじゃない。そういうのって、たいてい自然に決まってしまう”―――そうなんだよ、自分が望...

 アメリカの人種差別を題材にしているのに、そのまま日本のスクールカーストにも置き換えられる物語。  ”なぜかいつも決めるのはヘイリーで、マヤとわたしがそれに従うはめになる。別に好きでこうなったわけじゃない。そういうのって、たいてい自然に決まってしまう”―――そうなんだよ、自分が望んでるわけでもないのにそうしてしまうんだよ、止められないんだよ、止め方がわからないんだよ……共感することばかりで、揺さぶられる。上っ面じゃなくて心の動きにシンクロするから、自分がどんな人間でいたいのか腹の底から考える。  読んでよかった。

Posted byブクログ

2019/05/29

2018やまねこ翻訳賞2位。 地の文が全編ティーンエイジャーのため口調でとても物語世界に入り込めず、断念。

Posted byブクログ

2018/11/08

声を上げることが大事だ。 私の武器はこの声だ。 たとえ上手くいかないことがあっても、いい行いをし続けるんだ。

Posted byブクログ