老後の資金がありません の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 クレジット会社の事務職で働く後藤篤子には建設会社で働く57歳の夫・章あきらと結婚を控えた雑貨店で働く28歳の娘さやか、大学4年生の息子勇人はやとがいる。1200万円の預金はあるが、夫の両親への仕送りが月9万円、娘の結婚式や新婚旅行、新居の資金で500万円かかり、さらには篤子と章は仕事をクビになってしまう。舅の死により夫の妹である櫻堂志々子しじこに葬式代と墓代はだせと言われ、400万円ほどかかった。ママ友の神田サツキに節約術を聞きながらお金の相談をしていく。 篤子はコンビニでバイトを始めるが夫は無職で、義母芳子への仕送りしなくてすむように姑と同居することになる。姑からは夫の軍人恩給で月4万はいるから月6万の年金は使っていいと渡される。サツキから義母が1ヶ月行方不明で役所から年金詐欺を疑われないよう芳子に義母のふりをしてほしいと頼まれる。芳子は10万くれるならやるといい、ミッションは成功する。サツキから今度はおじいさんに成りすましてほしいと言われ実行するが、成りすまし相手が県議会議員をやっていてネットに写真ものっていると知り100万円のお金は受け取らずに逃げ帰る。しばらくして志々子が芳子をうちで引き取りたいといいに来て、夫も嫌いだった元職場のスタッフにあいにいって仕事を得た。サツキの義母はその後見つかったが誤嚥性肺炎をこじらせ亡くなってしまう。葬儀の後、サツキは奄美へ帰ることになり、篤子はフラワーアレンジメント教室仲間の美乃留(夫が別の女性をはらませ離婚)と奄美女子旅行を想定する。 【感想】 120万円の祭壇や50万円もする檜の棺など、なんでこんなにお金がかかるの?というような思いを篤子が代弁してくれてるので共感しながら読めた。金銭感覚が合った家族やパートナーだったらスムーズに事がすすむのに違うからいざこざが起こる。本当にお金が絡むと人間は恐ろしい。 後半いきなり年金受給詐欺の話が出てきたり、さやかを控えめな女性として書いて夫にパワハラを受けているのではないかという話で引っ張ってたのに実は鬼嫁だったという展開になったり、その辺りの話を広げる必要はなかったのではと思ってしまった。
Posted by
なんかありそうな閉塞感、絶望感から最後はほっとするような気持ちになってよかった。話がおもしろかった、人生同じくらいのところに来た時に参考になるかもしれない…?
Posted by
私ももしかして、こんな50歳を迎えるのかな‥?とノリノリで読み始めたけれど、いやいや、ナイナイ、年金詐欺の片棒なんていくら未遂でも担ぎません!気弱な娘、お嬢様育ちの姑、定年間際でクビになった夫婦、売上が厳しいパン屋さん、不倫した夫と別れた女性‥最後にはそれぞれが前を向けて良かった...
私ももしかして、こんな50歳を迎えるのかな‥?とノリノリで読み始めたけれど、いやいや、ナイナイ、年金詐欺の片棒なんていくら未遂でも担ぎません!気弱な娘、お嬢様育ちの姑、定年間際でクビになった夫婦、売上が厳しいパン屋さん、不倫した夫と別れた女性‥最後にはそれぞれが前を向けて良かった。豊かな老後に見栄は不要。自分が幸せなときだけ付き合える友達じゃなくて、辛いよ助けてと言える友達を大切にしていきたいなぁ。
Posted by
軽快な文章でどんどん読み進めてしまう。 純粋に面白い。 冠婚葬祭で意図せずあれやこれやと出費が嵩んでしまう様子が説得力あって良い。 特に葬式。 結婚式は開催前に熟考の余地ありやけど、葬式は待ったなしやもんな。葬儀社の人との打ち合わせの描写がリアルで良かった。相場が全く分からず言...
軽快な文章でどんどん読み進めてしまう。 純粋に面白い。 冠婚葬祭で意図せずあれやこれやと出費が嵩んでしまう様子が説得力あって良い。 特に葬式。 結婚式は開催前に熟考の余地ありやけど、葬式は待ったなしやもんな。葬儀社の人との打ち合わせの描写がリアルで良かった。相場が全く分からず言われるがままにどんどん出費が膨らんでいくけど何が正解か分からず気づいたら高額な支払いになるっていうの、心当たりある人めっちゃおるんでは?
Posted by
まだ20代学生の身なので自分の母親に重ねて物語を読み進めていて、金銭面ではそんな問題を抱えてたようではないが、少なから母も同じように悩んでいるのかもしれないと思い少し胸が痛くなった。作中にある母の娘に対しての心配が他人事には思えなくてまずい。
Posted by
映画で見ていたものだったがサクサク読めたし楽しい。焼き場まで引き取らないと無縁仏にいれてくれるゼロ葬があるのかぁ。
Posted by
両親の老後、自分の将来について考えるための勉強になった。老後、終活、葬式という単語がついた本を積極的に読むのも気が引けるけれど、気になる分野だったので、物語として読めたのがありがたい。 まずは自分の両親と葬式のことを話してみようと思う。不謹慎と感じる人もいるかもしれないが、お金に...
両親の老後、自分の将来について考えるための勉強になった。老後、終活、葬式という単語がついた本を積極的に読むのも気が引けるけれど、気になる分野だったので、物語として読めたのがありがたい。 まずは自分の両親と葬式のことを話してみようと思う。不謹慎と感じる人もいるかもしれないが、お金に関わることは綺麗事だけでは済まない。現実と向き合うことが結果的に、お互いのためになるし、未来の幸せを掴めると思う。 今から身の丈に合ったお金の使い方、健康的な使い方をしっかり定着させていこう。
Posted by
義理という間柄の微妙な家族関係の中で 言いたいことを言えない気持ち よく分かった 年金受給者の代役の場面は面白かった 自分の葬儀についても考えることができた
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さらっと読めてよかった。 お金に不安を覚えながら老後を過ごしたくない。けれども今しかできない経験や思い出にお金を使うことをケチりたくはない。 お金は大切なので、バランスよく身の丈にあった暮らしが大切だなと改めて考えさせられた。 娘の派手婚のあたりが納得できなかったけど、自分も子供が結婚する時に同じ状況になったらお金出しちゃうのかなぁ。まだ小さくて分からないから、「なんで出すねん!」と思ってしまったけど。
Posted by
老後の資金。ちょうど主人公と同じ世代の私としては切実な悩み。 両親への仕送りや葬式代、娘の結婚資金に、深く考えもせず大金を払おうとする夫。義母の年金が頼みの綱で、役所の面談を替え玉で乗り切ろうとする友人。 家族の幸せのために、と思って奮起する主人公を自分に重ね、応援しながら読...
老後の資金。ちょうど主人公と同じ世代の私としては切実な悩み。 両親への仕送りや葬式代、娘の結婚資金に、深く考えもせず大金を払おうとする夫。義母の年金が頼みの綱で、役所の面談を替え玉で乗り切ろうとする友人。 家族の幸せのために、と思って奮起する主人公を自分に重ね、応援しながら読み進めた。 お金がなくても幸せ、と言いたいところだけど、やっぱり先立つものがないと!これをきっかけに、ちゃんと考えなくては! って、いつも言ってるだけなんだけど(泣)
Posted by
