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隣のずこずこ の商品レビュー

3.1

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

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2019/01/13

隣のズコズコ 題名 装填から面白い話だと思って読むと 引き込まれてしまった。 たぬきが 村人を飲み込む? なんだこれ 本当か? 一体どうなるんだ? 訳のわからないまま 読み続ける。 人類滅亡 ノストラダムスの大予言的な事態で どう行動するか?人の本質を突きつけられたように感じる本...

隣のズコズコ 題名 装填から面白い話だと思って読むと 引き込まれてしまった。 たぬきが 村人を飲み込む? なんだこれ 本当か? 一体どうなるんだ? 訳のわからないまま 読み続ける。 人類滅亡 ノストラダムスの大予言的な事態で どう行動するか?人の本質を突きつけられたように感じる本になった。 不思議な1冊

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2019/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ファンタジーというより私にとってはホラーだった。 タイトルと表紙の可愛い絵に騙された感じ。 古くから村に伝わる昔話の主人公・権三郎狸がある日突然、目の前に現れたら。 しかも一ヶ月後に、村も村人達も全員権三郎狸に呑まれ滅ぼされてしまうとなったら。 これまで通りの日常のまま過ごす者、ゲーム三昧を楽しむ者、高価な肉を食べまくる者、海外に逃げる者等々、それぞれの一ヶ月を過ごす。 自分の終わりを知った時の行動により、その人の人間性が浮き彫りになる。 たとえ権三郎狸が村にやって来なかったとしても、人生の終わりは必ずある。 それは分かっていても終わりまでのリミットを具体的に告げられるのは堪らない。 「一ヶ月でできないようなことは、きっと一生かけたところでできやしない」 村人達にとって濃くて長い一ヶ月。 私ならこの一ヶ月をどのように過ごすだろう。 ラストがどのようなオチになるのか、気になりつつ読み進めていたけれど、意外な終わり方にモヤモヤが残った。

Posted byブクログ

2018/11/21

最後の終わりが びっくりさせられます これはアンハッピーエンドなのかな とも思うのですが 終わりまで はじめちゃんは 打開策を考え続けてたから いつか タヌキを打破するんじゃないかと 期待で終わってと信じたいです

Posted byブクログ

2018/09/02

大人のための童話である。ファンタジーでもあり不条理きわまりない笑えるホラーでもある。 ゴールデンウィーク。にこにこしながら喋る美女の笹生あかりと一緒に伝説の権三郎狸は村にやってきた。あかりが滞在する一ヶ月の後、狸は住人を丸呑みにし、家に火を放ち、村を壊滅させると言う。 伝説に逆...

大人のための童話である。ファンタジーでもあり不条理きわまりない笑えるホラーでもある。 ゴールデンウィーク。にこにこしながら喋る美女の笹生あかりと一緒に伝説の権三郎狸は村にやってきた。あかりが滞在する一ヶ月の後、狸は住人を丸呑みにし、家に火を放ち、村を壊滅させると言う。 伝説に逆らう術をもたず、運命を受け入れるしかないと、大人たちとともに達観視していた主人公のはじめだったが、姉にまつわる出来事をきっかけに変化が始まる。 ストーリー自体は突拍子もないが、不条理に立ち向かうべく、自分なりの正義を実践しようと動くはじめの姿はいとおしくもある。はじめの行動は正しいとは言えない。結末がそれを物語っているのかもしれず、一抹のせつなさを覚える。 個人的には映像化しても面白いと思う。

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2018/08/29

ファンタジー小説の部類に属する一冊だが、内容は権三郎狸に村が焼き払われ、村人すべてが狸に食べられ殺されるというもの。そこに村があったことも、そこに住んでいた人のことも、人々の記憶からは次第に消えてしまう。 凄惨な物語が、妙に爽やかに悲壮感もなく書き綴られている。作者独特のユーモア...

ファンタジー小説の部類に属する一冊だが、内容は権三郎狸に村が焼き払われ、村人すべてが狸に食べられ殺されるというもの。そこに村があったことも、そこに住んでいた人のことも、人々の記憶からは次第に消えてしまう。 凄惨な物語が、妙に爽やかに悲壮感もなく書き綴られている。作者独特のユーモア感(?)が、この作家の将来性を感じさせる作品。

Posted byブクログ

2018/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

似たような舞台設定だと伊坂幸太郎「終末のフール」があるかなと思います。 あれはどちらかというとポジティブな世界観で締めていたように思いますが、こちらはネガティブ?フラット?に感じます。 狸憑きに関するオチは正直途中でわかるのですが、そこから予想されうる結末(事象や心理)と物語の結末がそんなに乖離しておらず、余韻をあまり感じられなかったです。 なんかそのへんも含めて、「結局なるようになったか。」みたいな感想です。

Posted byブクログ

2018/07/18

び、びっくりした…… 表紙や雰囲気に惑わされると、とんでもないカウンターパンチを食らうやつだ…… いやもう、ほんわか風味なホラー? 何もかも、回収していない感じが不気味な読後感。 へたに残酷な話より、ずっと凄惨だコレ…… この作者の次回作が楽しみ!

Posted byブクログ

2018/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017年日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 表装、タイトルからは想像できない不条理ファンタジーでした。 狸が村民を呑み込み、村を焼き尽くすという昔語りが現実のものになり、その猶予期間に村人たちの非日常的な行動がホラーやバイオレンスを交えて描かれています。 オチは途中で読めたのですが、ちょっとすっきりしませんでした。

Posted byブクログ

2018/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん表紙のほのぼのとした絵はミスリードだろうなぁ。 それを想像するといい意味で裏切られる。 確かに1ヶ月後に信楽焼の狸に街を焼き尽くされ飲み込まれるということを簡単に住民は理解しすぎだけど 寧ろ考えたくないって方がある 今の思考停止した日本で果たしてはじめのように 動ける人がどれだけいるのだろうか。 最後の狸つきの女性を殺してしまえば狸が街を襲うこともなくなるという発想からの 狸つきを殺した女性は狸つきになるというのはぐっとくる。

Posted byブクログ

2018/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あ、そーいうオチなんだ よく気づいたなー でもどっちにしろ村はなくなっちゃうし、友達も家族もいなくなってしまうけど。 全部覚えて生きていくのは中々つらいな。

Posted byブクログ