あなたはそのままで愛されている の商品レビュー
「私」という唯一無二の人間は私限りであって、子や孫の中には伝わらないだろうし、また伝わらわなくてよいのでしょうか(この辺が仏教とは違うキリスト教のある種の「厳しさ」だろう)。という至言の後に、子孫の回想録や、父親の説明文を掲載する編集者のセンスを疑う。
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キリスト教の教えが元となっているので、気にかけてこない私にはあまり響かなかった。それ以上に、あとがきの二二六事件についての話がとくに印象に残った。
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図書館で何気なく借りて、ブクログの説明に「置かれた場所で咲きなさい」の著者とあり驚きました。なぜならば、私がどこかできいて辛い時にはずっと心に置いていた言葉だったからです。 本書の内容で「心は顔に表れる」という所が特に自分の体験として響きました。 うつ病になり、休職して...
図書館で何気なく借りて、ブクログの説明に「置かれた場所で咲きなさい」の著者とあり驚きました。なぜならば、私がどこかできいて辛い時にはずっと心に置いていた言葉だったからです。 本書の内容で「心は顔に表れる」という所が特に自分の体験として響きました。 うつ病になり、休職してから夫に「(私)って、色白だと思っていたけど本当は顔色が悪かったんだね」と言われた事を思い出したからです。 優しい言葉でとても読みやすい本でした。出会えてよかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最期を看取った親族(姪御さんの娘)が未製本の原稿を見つけて、本にしたという。 著者がわざわざ除けた言葉だけに、『置かれた場所で咲きなさい』『面倒だからしよう』の前二作とは、やや異なる印象を禁じ得ない。 どんなに清純で気高い生き方をしているひとにも懊悩が付きまとう。それが分かって安堵したという読み方は、なんとなく故人に対して不純だと感じた。
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