サクラコード(4) の商品レビュー

みなぎ得一(著者)

2018/04/15

冗談や、おべっか抜きで、みなぎ先生は、私の中で藤田先生と同格。大事な事なので、何度だって言える
みなぎ先生は謙遜するかもしれないけど、私もこれは譲る気はない、頑として
好きなものは好きだし、誰を尊敬するか、それは個々の自由である
最新刊が待ち遠しく、書店で見つけた時のテンションが一番に上がる漫画家でもある。『双亡亭壊すべし』は、週刊少年サンデーで毎週、感想を書かせてもらっているので、そう言う意味では、みなぎ先生の方が、ちょい上かも
ちなみに、この感想、（４）を今読んで、すぐに書かせてもらってるので、他の漫画の感想よりも荒っぽくなっているかもしれないが、ファン愛だと思って、見逃してほしい
山地々との戦いが終わった矢先、またしても、窮地に追い込まれる姉妹と福太郎
今度の敵は、自らの髪で他者を操るタイプ。卑怯と言えば卑怯だが、これも立派な戦法なので、良い結果さえ出せば、何ら問題はない。そう、勝てれば、卑怯と罵られないのだ
この手の術者の弱点は、本体を叩かれるとヤバいってこと。福太郎らに見つかり、面を割られた事でピンチに陥った薄暮だったけど、仲間の払暁に助けを求める
やっぱり、わいらとおとろしはペアなんだな。この辺りをきっちりと押さえてくれるから、みなぎ先生は好感が持てる
そんなみなぎ先生の妖怪のデザインにグッと来るのは言うまでもないけど、メカのデザインも男心をくすぐるよな
合体したわいらとおとろしを踏み潰し、粉砕したサレオスの改造トラック、最強すぎ
これで勝ったのか、って不安もあるが、石長の仮面の損傷も心配だ。次巻で、ついに、その顔が露わになってしまうんだろうか。ただ、福太郎の性格を考えると、見ない努力をしそうだ
また、次巻で、義鷹がどう関わってくるのか、そこも楽しみだ
さて、（５）の発売日はいつになるんだろうか・・・
この台詞を引用に選んだのは、素直にカッコいいな、と思ってしまったので。復讐者に落ちようとも、自分のルールは守る、それが筋。正義なんてのは、他の正義と衝突するのが当たり前。分かり切っているからこそ、本来なら、自分の正義は、ここぞって時以外は晒すべきじゃない。姉妹に恨みを持ちながらも、他人が用意したチャンスには安易に乗らない彼が、今後、ストーリーにどんな刺激を齎してくれるのか、期待している