バイオーグ・トリニティ(14) の商品レビュー
圧倒的な舞城節に圧倒的な大暮維人の画力。 結局、舞城王太郎は愛で密室だな(それがいい)。 そして、最終巻に収録された小説「自転車」「自転車II」を読んで、やっぱりこの人の文章が好き、と。
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全然わけわかんねー!!! と思ってましたが読み終わってみれば良かったと思える不思議。全然可愛くなかったフミホの空っぽさにちゃんと理由があって、そこが満たされてゆく終盤でどんどん魅力的になっていって嬉しかった。 まさかこれが密室×ループものの亜種になるとは……
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舞城王太郎の総決算とも言える作品。1巻の後半から張り巡らされる伏線と練られた世界観。引きが上手く、どんどん読み進めたくなってくる。舞城のドライブ感に乗った大暮維人のダイナミックな絵柄もグイグイ読ませる。 一方で典型的な少年漫画のヒロインのような女の子を中心として狭いセカイに閉じて...
舞城王太郎の総決算とも言える作品。1巻の後半から張り巡らされる伏線と練られた世界観。引きが上手く、どんどん読み進めたくなってくる。舞城のドライブ感に乗った大暮維人のダイナミックな絵柄もグイグイ読ませる。 一方で典型的な少年漫画のヒロインのような女の子を中心として狭いセカイに閉じており、舞城の限界を感じる作品でもある。 1巻から登場の裏ヒロイン、松陰っちが舞城らしいゆる可愛さ抜群だったのが個人的にはプラスだった。
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完璧、舞城作品は全部読んでいるけれど全作品中でもTOP5も出来映えだと思う。描いているのが大暮維人で良かった。この情報量、この画力でなければ収まらない。最後に入っている舞城掌篇もとてもよかった。生きてて良かったなあ。
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ようやく終わったけど、けっこうきつかったなあ。また読み返した行きもするけど、あの数々のバトルはなんだったんかなあ? ちょっと切ないけど、まるっと上手くぽこぽこと復活してる気がするけど、何かがまるっと上手くいきすぎ。
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"「私がね…ずっと…間違い続けてきた私がね たった一つだけ出した正解だよ。 でも ちょっとだけ 私はズルをした。 私はきっとこの答えを 生まれる前から知っていたよ。」" 完結。
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