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ブルーピリオド(2) の商品レビュー

4.5

25件のお客様レビュー

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2024/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

金を出して貰うからといっても、自分の人生なのに 一番応援して欲しい親が障害になるのがきつい。 先輩の言葉が後押しになるのがありがたいし、 この母親は一応納得はしてくれたので良かった。 自分の絵を描く、というが 個性をアピールし過ぎて訳のわからないものになると 現代アートって煙たいものになってしまうので なんだかなぁという気持ちになってしまった。 自分は個性を無理に押し出したものより、 事実に”誠実”な絵の方が好きだ。 橋田くんは好きなキャラかもしれない。 絵はどうしても感性のもので評価基準が曖昧だから 良いとか悪いとか言われても それは飽く迄あなたの好みですよね、と思ってしまう。 受験絵画で奇を衒い過ぎるのはどうなのだろう。 絵だけでなく受験用の勉強が進学校のメインになりがちだが 本来の勉強からどんどんかけ離れていく気がする。 芸大に実際見学に行ってみて、「大した事ない」と感じてしまうのが 良いのか悪いのか。 八虎は得るものもあったようだが。 世田介くんの正直な気持ちが聞けたのは前進だったかもしれないが 嬉しくない内容ではある。 それを聞いて落涙しつつも 「俺の絵にもっと説得力があったらあんなこと言われなかった」 と思うのは強い。 武器が少ない分身軽というのは面白い言い方だ。

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2024/03/27

独学で学ぶより基礎を教わりながら学ぶ方が成長も早いのだろうと感じた。主人公の周りの人たちも気になる人が多い。彼らはどう変わっていくのだろうか。楽しみである。

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2024/01/07

シリーズ、第二弾。 絵を描く楽しさに目覚めた矢口 八虎。 美大を目指す決意をした矢口に、様々な厳しい現実がのしかかる。 勉強なら、どんなに遠くても目指すところは見えていた。しかし、美術の道は、、、 様々なライバルたちとの出会いと争い。 果たして、矢口はどこに進むのか?

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2023/11/10

美術の予備校ってそんな雰囲気なんだ…全く未知の世界。 八虎が爆発して描いたシーンを見て思ったんだけどさ、音楽も感情が爆発していい曲が出来たりするよね。 絵、音楽、あと思いつかないけどそういう芸術作品って感情が大きく影響を及ぼすよなぁ。あ、岡本太郎さんの名言思い出した。

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2023/10/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

絵を描くから見えるもの 自分を表現する手段が増えることで 見える世界が変わってくるってあるんですよね テキストしか描かない人でなく 絵を見るだけではなく 絵を描く生き方を覚えると 写真を撮ることを覚えると 世界の見え方が変わってきはじめます その変わった世界をどう表現できるのか 自分が何を好きなのか どうして好きなのか どうやって好きを伝えるのか それを知られるとき 難しいから 楽しいからこそ 目指すことを形にする

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2022/11/13
  • ネタバレ

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 一巻でするっと親の理解を得られ過ぎじゃないか、と思ってたら、ちゃんとお母さんを説得する話があったこと、その中で絵を描くという行為を通じて気づかなかったことに気づけたり、というのがあって良かった。  また、新しいキャラクターが登場したり、既に登場していたキャラクターが掘り下げられたりしている点も良かった。特に世田介くんが好き。コンプレックスを抱えている感じがあって、とても刺さる。藝大の展示を観たときの反応が、主人公と否定/肯定で対照的なのも、貪欲に何かを得ようとする主人公と、ひょっとすると傷つきたくなくて見下しているような感じがする世田介くん、という風に見えて良い。反面、彼の主人公に対する態度は、(直截的な物言いは素なんだろうけど)あえて嫌がることを言って反応を伺うというか、下手すれば自分から傷つこうとしているように見えるのも好き。嫌いなやつには嫌なやつであって欲しい、みたいな感じなのかな...違うのかもだけど。  一つ理解したら新しい課題が出てきて、がんがん新しい扉を開いていくところ、今度は見方にも言及があったところも良かった。  あとは、俺の絵で全員殺してやる、辺りのシーンが熱量があって好き。  少し気になるところがあるとすれば、森先輩の言葉からしても、才能による成果を全面的に肯定する作品ではないと思うのだけど、その割に主人公が(並外れた努力をしているとは言え)何年も先んじて努力を重ねて来たであろうキャラクターたちに対して、ここまで食らいついていける理由については、才能という言葉で説明するしかないように見えてしまった。  それから、これはあくまで好みの話として、たとえありきたりではっても、ぐいぐい引っ張っていってくれるヒロイン(やライバル)が個人的にはやはり欲しいところ。ユカがそれでも全然構わないんだけど、今の所そういう気配はあんまりない。主人公とはまた別のところにドラマがあるサブキャラクターというか...。世田介くんに期待かも知れない。お互いに対する強力な感情で駆動する物語が読みてぇよ...。

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2022/11/10

2巻に入って、更に面白いね。 主人公「矢口八虎(やぐちやとら)」は、最初あれだけ ノルマ的感覚で、そつなくこなしていた人生が、藝大進学を頼むにあたって、お母さんの苦労に気付いたり、森先輩の卒業式での彼の行動とか・・好きなものができることで、人ってこんなに変わるんだね。森先輩とい...

2巻に入って、更に面白いね。 主人公「矢口八虎(やぐちやとら)」は、最初あれだけ ノルマ的感覚で、そつなくこなしていた人生が、藝大進学を頼むにあたって、お母さんの苦労に気付いたり、森先輩の卒業式での彼の行動とか・・好きなものができることで、人ってこんなに変わるんだね。森先輩といえば、絵の起源の一つである「祈り」を込めて描いた、「ニケ」の絵も印象的だった。 その後も八虎は、周りの人を見ることで、自分のことを客観的に見つめ直せる成長に対して、受験への不安に、悔しい怒り涙と、まさに青春真っ直中に飛び込んで、年相応な一面を覗かせていて、あんたが「逆にピュアかッ」って思ったよ。でも、最初よりすごく好感持てる。 また、絵画の知識を分かりやすく知ることができるのも変わらず、全ての名画は構図がいいことや、ざっくりと5つの幾何学形態に分けられることは、絵を描こうと思わなくても、鑑賞するときに参考になるし、絵画を身近に感じさせる興味の持たせ方は、上手いなあと思いましたし、美術部の佐伯先生に、予備校の大葉講師と、忘れられない個性を持った、素晴らしい教え方にも注目です。 あと、世田介君の反応も年相応で分かりやすく、今後どうなるのか楽しみ。

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2021/12/31

今巻で主人公は3年生になっている 一巻で登場したメインのキャラクターの心情の変化を描いている 予備校の話では新しいキャラクターが登場し、どれも斬新なキャラクターが光っていた。 親の説得する方法はすごい、主人公に知性があることがわかる。 そして、親の世代ではわかり得ないであろう...

今巻で主人公は3年生になっている 一巻で登場したメインのキャラクターの心情の変化を描いている 予備校の話では新しいキャラクターが登場し、どれも斬新なキャラクターが光っていた。 親の説得する方法はすごい、主人公に知性があることがわかる。 そして、親の世代ではわかり得ないであろう、通常の企業就職という"人生のレール"から外れる珍しい職種や学部への変更の難しさがよく描かれていた。 主人公の場合、父親が事業失敗経験あり、母親が安定志向。 美術大学は私立は4年640万、藝大は4年200万。予備校は1年80万、、、 それにしても、現実に即してなく脚色してるのだろうけど、藝術大学を目指す人たちはかなり面白い発想をしてるなと思う。やることやることがかなりオシャレというか 主人公はいろいろな状況と人に感情が振り回されていた。大学に受かることが目的か?技術が必要か?これこそ、ピカソの"青の時代"、その令和版そのものなのだろう。

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2021/12/25

絵を描くのが上手くなっていくプロセスが分かりやすくていい! はい、私も絵が上手い人は才能がある人だと思っていました。

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2021/10/09

絵を描くことで、対象の人の人生まで見えてしまう。お母さん。。。 すごいところにきてしまった。 小手先じゃない、自分をかける生き方。

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