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大丈夫、働けます。 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2023/03/09

会社側の方が前向きに取り組んでいるのも素晴らしいが何よりも1日でも良いからと本人を導く活動が読んでいて心強くなる。漫画で各ケースの紹介があり読みやすかった。 外資系企業で働いていて隙間なく時間を研鑽に充てた方が潰れてしまう話が印象に残る。

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2023/03/06

TEDでも有名な「世界一明るい視覚障害者」成澤俊輔さんの半生記と運営するNPO法人FDAを頼ってこられた方々の体験談をわかりやすく綴った本。いやだったら初日でもやめてもいい、やりたいことやりたくないことをはっきりさせる、ユニバーサルな社会では会社や社会が個人に合わせていくようにな...

TEDでも有名な「世界一明るい視覚障害者」成澤俊輔さんの半生記と運営するNPO法人FDAを頼ってこられた方々の体験談をわかりやすく綴った本。いやだったら初日でもやめてもいい、やりたいことやりたくないことをはっきりさせる、ユニバーサルな社会では会社や社会が個人に合わせていくようになり個人の強みを業務にマッチさせるという発想で望むべき、障害者の親が謝罪と金銭支払を基本として考える不幸なループから抜け出すべき、といった当たり前のようで当たり前でない障がい者をめぐる処方箋が描かれていく。

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2022/01/11

ここに出てきた職場の考え方や姿勢がすごい。 「すごい」というのは語弊があるだろうし、そもそもこういう取り組みや受け入れかたが当たり前になるべきことだろうけど「ダイバーシティ」と頻繁に言われる割に本質的にはなかなか浸透してない歯がゆさみたいなことを思うと「すごい」という言葉がどうし...

ここに出てきた職場の考え方や姿勢がすごい。 「すごい」というのは語弊があるだろうし、そもそもこういう取り組みや受け入れかたが当たり前になるべきことだろうけど「ダイバーシティ」と頻繁に言われる割に本質的にはなかなか浸透してない歯がゆさみたいなことを思うと「すごい」という言葉がどうしても出てきてしまいます。 勤めていた会社も障がい者を「法定率にあうように雇用しなければならない」から「とりあえず簡単な作業ができるような障がいの人」を雇うという考え方で、個人のもつ特性や特長を考える前提はまずなかったです。 いまだにそういう会社がまだまだ多いとも感じるし、コロナ禍でより就労は厳しくなっているともききます。 「社会が人に合わせる」、この考え方がコロナ禍を乗り切った先に加速度を増して浸透していってほしいと切に願います。

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2020/01/09

これからは社会に人を当てはめるのではなく 社会が人に合わせる番です FDA=フューチャードリームアチーブメント 人は慣れない事が3つ重なるとそれまで築いてきたものがガラガラと崩れていく傾向がある 27)自分が思う好きや得意を優先して仕事を選んでも実際に勤めてみると合わないことは多...

これからは社会に人を当てはめるのではなく 社会が人に合わせる番です FDA=フューチャードリームアチーブメント 人は慣れない事が3つ重なるとそれまで築いてきたものがガラガラと崩れていく傾向がある 27)自分が思う好きや得意を優先して仕事を選んでも実際に勤めてみると合わないことは多々ある。だから焦らないで大丈夫。 96)人間の究極の幸せは人に愛される事、人に褒められる事、人の役に立つ事、人から必要とされる事/導師 働く事によって愛以外の3つの幸せは得られる(愛も) 103)ITエンジニア35歳限界説=技術体力的に転職が難しい 105)アメリカ人の平均的な転職=12回/日本=4回 108)仕事選びの基準=休憩時間の雰囲気、繁忙期の忙しさ 115)働くという事はマルチタスクができて空気が読めてエクセルができてプレゼン上手で愛想笑いができる事を指すのではない 166)パソコンを使いたいか否か、マニュアルがある仕事か臨機応変な仕事か、1人で働きたいかチームで働きたいか 仕事はこの6種類の掛け合わせの中から選ぶ 175)強みは何か、はじめは答えられない。もっと気楽に苦手な事は何かという洗い出しから始める。さらになぜ苦手なのかという背景も一緒に考える。 196)幸せのメカニズム/前野隆司 ありがとう あなたらしく なんとかなる やってみよう 206)正しさも大事だが人は楽しさについていきたくなる 213)ダイバーシティ=国籍年齢性別障害など様々な違いを持つメンバーを積極的に活用しようという考え方 同じような能力や価値観を持った人が集まっている職場は一見働きやすそうに見える。でもかなしいかな人はお互いを比べ格付けをし劣等感や優越感を抱え個々も組織としても悩み立ち止まるもの。 221)社会のインフラなどハード面をいくら充実させたとしても人間というソフト面を磨かないことには宝の持ち腐れ。ではどうすればいいのか?一言でいえば慣れしかない。街で障害のある方を見かけたら「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてみたらいいと思う。全然失礼じゃありません。むしろ言ってもらえたら嬉しい障害者は多いんです。

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2019/06/24

【大丈夫!】 「就職困難者支援」の支援をミッションとしている著者は自称「日本一明るい視覚障がい者」、講演を聴いた時には「高速大量にエナジーを発する人」と感じる方でした。 「働くことは人としてとても大事」 人の役に立つこと、認められること、感謝されることは人間らしく生きるために...

【大丈夫!】 「就職困難者支援」の支援をミッションとしている著者は自称「日本一明るい視覚障がい者」、講演を聴いた時には「高速大量にエナジーを発する人」と感じる方でした。 「働くことは人としてとても大事」 人の役に立つこと、認められること、感謝されることは人間らしく生きるためには必要であり、それらを得るためには『働く』ことが欠かせない。 身体、精神が原因で仕事から離れている「就労困難者」が働けるように「社会が人に合わせる」サポートがもっともっと増えるはず。 「人が社会に合わせる」はもう終わりです。

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2019/02/03

障がいを持つ人、引きこもった経験を持つ人であっても、その人ができることを見つけ出し、それに合った仕事を見つけ、うまく切り出すことができれば、人と仕事のマッチングは可能であり、そのマッチングは、どんな人でも可能、というのが著者の主張。 著者自身、目が見えないというハンデを抱えて...

障がいを持つ人、引きこもった経験を持つ人であっても、その人ができることを見つけ出し、それに合った仕事を見つけ、うまく切り出すことができれば、人と仕事のマッチングは可能であり、そのマッチングは、どんな人でも可能、というのが著者の主張。 著者自身、目が見えないというハンデを抱えている中、人と仕事のマッチングの成果を上げ続けてるからこそ、説得力があります。 また、人間にとっての働くことの大切さを感じられる内容にもなっています。

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2019/01/14

マルチタスクな仕事を切り出す、できないことやしたくないことをハッキリさせる、大丈夫なんとかなると言う、そして最終的に社会や会社が人に合わせるのが当たり前の世の中にする。 こんな当たり前のことがなんでできないの、とか、そんなのわがままでしょう、とかつい思ってしまうが、そうじゃないん...

マルチタスクな仕事を切り出す、できないことやしたくないことをハッキリさせる、大丈夫なんとかなると言う、そして最終的に社会や会社が人に合わせるのが当たり前の世の中にする。 こんな当たり前のことがなんでできないの、とか、そんなのわがままでしょう、とかつい思ってしまうが、そうじゃないんだよなぁ。

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2018/07/07

障がい者や引きこもりなど、就職に苦労しそうな人にたいして、就職を支援する人の本。著者自身も、目がほとんど見えない障がいを持っているけど、NPO法人を率いているのだとか。 なお、難病というものは名前のついていないものも含めれば2万種類ぐらいあるらしい。そりゃあ、病気なんて個々によっ...

障がい者や引きこもりなど、就職に苦労しそうな人にたいして、就職を支援する人の本。著者自身も、目がほとんど見えない障がいを持っているけど、NPO法人を率いているのだとか。 なお、難病というものは名前のついていないものも含めれば2万種類ぐらいあるらしい。そりゃあ、病気なんて個々によって違うところもあるだろうし、一つ一つ名前なんて付けれないだろうしね。名前がついている難病なんて、まだ研究される可能性がある分、希望があるのかもしれない。 にしても、躁鬱の人は自分で異常だと思わないのか。「ちゃんと休んでいるのか?」という質問にたいして、サラッと「寝てますよ? 一時間くらい…」と答えるという。不眠症とでも思わないのだろうか。 なお、障がい者の日本の失業率は90%とのこと。日本は失業してもある程度、福祉で生きていける社会だから、余計に経済的損失になってるのだとか。よその国ではどうなんだろう。 なお、ITエンジニアは最もうつ病になりやすい職業なのだとか。あまり納期や夜勤に追われることがほとんどない自分は、運がいいんだろうな。 にしても、著者は講演で「大丈夫。どんな人も100%就労できますよ」って言ってるけど、そんな軽々しく言っちゃって大丈夫なんだろうか。最悪、自分のとこで働いてもらえばいいという考えのもとなんだろうか? 驚いたのが、視覚障がい者のうち、点字が読めるのは13%くらいなのだとか。著者も読めないらしい。エレベーターとかあっちこっちに点字ってあるけど、そんなもんなのか(自分も、文字を立体にできるなら、そのほうがいいんじゃないのかとは思ってたけど)。 北海道の浦河町にある「べてるの家」という精神障がい者向けの施設で行われている、「幻覚&妄想大会」というイベントが面白そう。動画とかないのだろうか。 ちょっと引っかかったのが、「エコバッグやクールビズなど、世の中に定着している環境問題への取り組みには、楽しさやオシャレさがありますよね」と書いてあったのだけど、その二つって楽しさやオシャレはあるのだろうか? それがちょっと疑問。だいたい、目が見えないのに、オシャレかどうとか分かるのだろうか? 

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2018/04/18

視力をほとんど失っている著者が理事長を務めるNPO法人FDAにて、実際に起こった様々なストーリーをもとに、いわゆる「就労困難者」と呼ばれる人たちの可能性を取り上げる著書。 内容としては、FDAを利用した方々の体験談、著者の略歴、FDAの取り組み、著者の社会構想など、一つひとつの...

視力をほとんど失っている著者が理事長を務めるNPO法人FDAにて、実際に起こった様々なストーリーをもとに、いわゆる「就労困難者」と呼ばれる人たちの可能性を取り上げる著書。 内容としては、FDAを利用した方々の体験談、著者の略歴、FDAの取り組み、著者の社会構想など、一つひとつのテーマでそれぞれ本が出せるんじゃないかと思えるほど興味深いテーマだった。 であるからこそ、各テーマについて、よりボリュームを伴う内容だと更に好奇心が刺激されるはずだと感じた。 数多くの困難な状況を乗り越えてきた著者から発せられる「社会を楽しくしたい」という言葉には説得力を感じたし、自分にも通ずるところがあると感じた。

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