青空と逃げる の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
俳優である父が女優と深夜に交通事故を起こし、父が失踪。マスコミや女優の事務所から逃げる母と息子が逃亡先で、出会う人に優しくしてもらうお話。人との触れ合いが心地よく、読んでいてこちらも暖かい気持ちになった。 失踪してる父、何故失踪したのか?女優と何があったのか?これからどうなるのか?ハラハラドキドキだったけど、最後の種明かしが急ぎ足なのと、なんだ、そうだったの?みたいな結末に不完全燃焼。 でも、ハッピーエンドでよかった。お世話になった人にお礼に行って欲しいですね。
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本格ミステリーは苦手だけど、これぐらいの「ほんのりミステリー」だと読めるな、と思った。 苦境におかれた主人公たちの成長も心地よい。 途中、同じ作者の別の小説の登場人物が出てきて、街で偶然知り合いを見つけたような感覚になって「フフッ」となった。
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感動❢ 後味も最高❢ どこの地域でも手を差し伸べてくれる人は必ず居て、色々な経験と伴に親子が成長していく姿が感動を呼ぶ。
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久しぶりに辻村深月さんの本を読みたくなって、少しぶ厚いけれど気になって手に取った本。 劇団で知り合い結ばれた拳と早苗。ふたりの間には力という息子も生まれ、夫は劇団員、妻はパートをしながら慎ましくも平和に暮らしていた。 夫が共演の女優と不倫の末に事故を起こすまでは。 女優はその怪...
久しぶりに辻村深月さんの本を読みたくなって、少しぶ厚いけれど気になって手に取った本。 劇団で知り合い結ばれた拳と早苗。ふたりの間には力という息子も生まれ、夫は劇団員、妻はパートをしながら慎ましくも平和に暮らしていた。 夫が共演の女優と不倫の末に事故を起こすまでは。 女優はその怪我から女優業を続けることができなくなり、それを苦に自殺。さらに夫は病院から抜け出し、行方がわからなくなってしまった。 女優の所属先だった事務所から追われる日々から逃げるために、息子が夏休みの間と決めて、遠く見知らぬ土地での生活を始めた早苗だったが、いつまでもそんなことを続けるわけにもいかずーー 家族の物語であり、人のあたたかさの物語であり、少年と母親が強くなっていく成長物語であり、そして忍ばされた少しのミステリー。こんなのページをめくる手が止まるわけもなく一気読みしてしまった。 しんどいときは周りを頼ればいい。そして余裕のあるときは、誰かを助ければいい。そして、他人とは人と人としてきちんと向き合って、たくさん話し合えばいい。きっとそれだけで世界は優しくてあたたかいものになる。
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他の作品に比べると、「これ、現実にありそう」という感じが私はしなかった。他の作品との繋がりが見えた点は、ファンとして嬉しい限り!
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先に[傲慢と善良]を読み、長い余韻の中、 真実が、この作品にもリンクしてるとの 感想を見て、読み始めました [傲慢と善良]では、真実が再訪した時に 早苗と力がいなかった件がインプットされてて この作品では、ラストまで ずっと居場所がなく、逃亡し続けてるのか 心配になってました(勝...
先に[傲慢と善良]を読み、長い余韻の中、 真実が、この作品にもリンクしてるとの 感想を見て、読み始めました [傲慢と善良]では、真実が再訪した時に 早苗と力がいなかった件がインプットされてて この作品では、ラストまで ずっと居場所がなく、逃亡し続けてるのか 心配になってました(勝手に) 結末に安心して完読できました! 早苗と力が訪れた場所、ワタシも行ってみたく なり、密かに旅計画してます
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本作は問いかけるのが巧みだ。 テーマとは世の中で起きている事で、メッセージとはそれに対する作者なりの「声」、すなわち意見である。 父が犯した不義、それによって逃げる事を余儀なくされた母子。 父にも事情はあるが、母子にせめて何か残しておいてやれなかったのか、とは強く感じた。 だがそ...
本作は問いかけるのが巧みだ。 テーマとは世の中で起きている事で、メッセージとはそれに対する作者なりの「声」、すなわち意見である。 父が犯した不義、それによって逃げる事を余儀なくされた母子。 父にも事情はあるが、母子にせめて何か残しておいてやれなかったのか、とは強く感じた。 だがそこは流石の辻村深月、読み出したら心はかき乱され、先が気になって仕方がない。終盤の緊張の連続にはさすがに辛くなった。 人の醜さを描けるという事は人の美しさを描ける事だ。絶望の姿形を知らないと希望を見せられないように。 読ませる作品である。
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スキャンダルによる誹謗中傷で傷ついた親子が、もがきながらも転居先で関わった人々に支えられながら、前を向き強くなっていく様に胸が熱くなった。人の温かさ、親子の絆が深く感じられ、重いストーリーにもかかわらず、最後は優しい気持ちになれた。
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私が捻くれた性格なのか、刺さらんかったなー。 そりゃ世間というものは世知辛いものですけど、ちょっとこの設定と構成に無理があったんじゃないかと思うのですよ。読ませる為の作品なのでリアルでないのは当然ですけども、途中から飽きてしまいました。 ま、それでも辻村先生の作品は大好きなので、...
私が捻くれた性格なのか、刺さらんかったなー。 そりゃ世間というものは世知辛いものですけど、ちょっとこの設定と構成に無理があったんじゃないかと思うのですよ。読ませる為の作品なのでリアルでないのは当然ですけども、途中から飽きてしまいました。 ま、それでも辻村先生の作品は大好きなので、こんな作品もあって良しですわ!そして過去作とのリンクもあってムフフですわ!
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2018年刊。役者である夫が、有名女優とのスキャンダル疑惑の中で女優が自殺、夫と妻・息子の二組がそれぞれに逃避行しつつもハッピーエンドへと続く物語。400ページ近い。設定的に、そもそも何故、自殺してしまった女優の所属事務所が、暴力団紛い?の追跡と脅しを掛けるのか?、そんな事が日本...
2018年刊。役者である夫が、有名女優とのスキャンダル疑惑の中で女優が自殺、夫と妻・息子の二組がそれぞれに逃避行しつつもハッピーエンドへと続く物語。400ページ近い。設定的に、そもそも何故、自殺してしまった女優の所属事務所が、暴力団紛い?の追跡と脅しを掛けるのか?、そんな事が日本でまかり通るのか?、が納得出来ず、終始絵空事としてしか読めなかった。この点を無理やり無視すれば、面白かった……のか? 色々詰め込んであって、最後にどんでん返しも有り、ハッピーエンドでもあり、で。 う~~ん、ゴメンなさい、納得出来ないです。
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