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スイート・ホーム の商品レビュー

3.7

217件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    71

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

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2018/04/03

阪急沿線の宝塚が舞台の本作。 有川浩の「阪急電車」を思い出す。 良い作品だったし、こんな街に住めたらいいなぁとかあたたかい気持ちになれたけど、ちょっと全体的にうまくいき過ぎ感が否めないかなぁ。 そーゆーのをコンセプトにして書いてるから、お伽話感覚でいいのだろうけど、ちょっと鼻白む...

阪急沿線の宝塚が舞台の本作。 有川浩の「阪急電車」を思い出す。 良い作品だったし、こんな街に住めたらいいなぁとかあたたかい気持ちになれたけど、ちょっと全体的にうまくいき過ぎ感が否めないかなぁ。 そーゆーのをコンセプトにして書いてるから、お伽話感覚でいいのだろうけど、ちょっと鼻白む。

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2018/03/26

宝塚にある小さな小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を舞台にしたアットホームな物語り、原田マハさん「スイート・ホーム」、2018.3発行。毎年秋に玄関横のキンモクセイと一緒に写真を撮る家族、冬の寒い日一緒にストーブを囲む家族、洋菓子店の常連さんたち、みんなこの街が好き、そしてスイー...

宝塚にある小さな小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を舞台にしたアットホームな物語り、原田マハさん「スイート・ホーム」、2018.3発行。毎年秋に玄関横のキンモクセイと一緒に写真を撮る家族、冬の寒い日一緒にストーブを囲む家族、洋菓子店の常連さんたち、みんなこの街が好き、そしてスイーツが好き。スイート・ホーム、あしたのレシピ、希望のギフト、めぐりゆく季節の連作4話。楽園のカンヴァス以来、キュレーターの経験を活かした美術(絵)をテーマにした作品が続いてた原田マハさんですが、久しぶりに普通のw小説に出会えました!

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2018/03/25

「スイート・ホーム」のロゴやキンモクセイのみかん色、甘いバニラとバターの香り。 暖かな色や香りがこの作品を通して漂っている。 読み終わった後には、優しい甘さの美味しいケーキを食べたような、幸せな気持ちで満たされる。 職人気質でお客さん一人一人に丁寧なお父さん、看板娘のお母さん、...

「スイート・ホーム」のロゴやキンモクセイのみかん色、甘いバニラとバターの香り。 暖かな色や香りがこの作品を通して漂っている。 読み終わった後には、優しい甘さの美味しいケーキを食べたような、幸せな気持ちで満たされる。 職人気質でお客さん一人一人に丁寧なお父さん、看板娘のお母さん、引っ込み思案だけど芯の強い陽皆、社交的な晴日。笑顔が絶えない家族と明るい街の人々。 家族ものに弱いわたしにはどんぴしゃで、ほろりと泣けた。 こんな街があったら住みたいし、「スイート・ホーム」に通いたい。

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2018/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宝塚の高台にある小さな小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を巡る連作短編集。 この作家さんの作品は、実在した芸術家の半生を扱った美術史ものを好んで読んでいたが、今作はそれまでの作風と全く違い、全体的に優しい時間が流れる作品。 他者の作品と比べるのは、本当は良くないのだろうけど、坂木司の作品を読んでいるような錯覚に陥る。 巡る季節を上手く描いており、高校時代に自分が描いた作品がふと蘇ってきた。 濃厚な作品を描くイメージが強い作家さんだけど、今作は読み終わった後、優しい気持ちになれた。

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2018/03/24

50過ぎのおっさんの感想ではないかもしれませんが、結構こういう何でもない幸せ系の話に弱くなりました。しかもマハさんの文章で語られると涙腺が緩みます。こういう話の場合、登場人物の誰かに感情移入しますが、少し前までは男性の婚約者がそれに該当しましたが、今は完全にお父さんのパティシエに...

50過ぎのおっさんの感想ではないかもしれませんが、結構こういう何でもない幸せ系の話に弱くなりました。しかもマハさんの文章で語られると涙腺が緩みます。こういう話の場合、登場人物の誰かに感情移入しますが、少し前までは男性の婚約者がそれに該当しましたが、今は完全にお父さんのパティシエに感情移入しました。このような娘に育ってほしいものです。アートものには及びませんが箸休めにはちょうどよい本です。

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2018/03/18

小川洋子なんだか中島京子なんだか分からないけど、なんだか違う人が描いた本みたい。 話の内容はすごく良く、宝塚で楽しく心穏やかに暮らしたいと思った。

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2018/03/10

こんなケーキ屋さん…家のそばに欲しい!!!! そして宝塚に住みたいと思った。 マハさんと言えばアート小説のイメージが凄く強いけど、実はこう言う何気ない日常を書き出す小説もめちゃくちゃいい。 何があるってわけではないけど、日常の実はこれが幸せなんだよ。こう言うことがあるから人って幸...

こんなケーキ屋さん…家のそばに欲しい!!!! そして宝塚に住みたいと思った。 マハさんと言えばアート小説のイメージが凄く強いけど、実はこう言う何気ない日常を書き出す小説もめちゃくちゃいい。 何があるってわけではないけど、日常の実はこれが幸せなんだよ。こう言うことがあるから人って幸せを感じて生きていけるんだよと言う事をそっと見せてくれる小説。 そう言う小説って出会いたくても出会えないからとっても貴重だと思う。

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