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スイート・ホーム の商品レビュー

3.7

220件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    76

  3. 3つ

    72

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    4

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2018/08/29

3.5 東京からの帰り道、大阪・吹田を過ぎ、夜の中国自動車道をさらに西へ走らせ中国池田を過ぎると、やがて右前方に宝塚の山手が見えてくる。 山の斜面一杯に連なる光の隊列は、まるで宇宙船か、はたまた宇宙基地の様に見えて、毎回高揚感を覚える風景だった。 宇宙船から見る僕らは、宝石箱の様...

3.5 東京からの帰り道、大阪・吹田を過ぎ、夜の中国自動車道をさらに西へ走らせ中国池田を過ぎると、やがて右前方に宝塚の山手が見えてくる。 山の斜面一杯に連なる光の隊列は、まるで宇宙船か、はたまた宇宙基地の様に見えて、毎回高揚感を覚える風景だった。 宇宙船から見る僕らは、宝石箱の様だったんだ・・・。 あの、すみれケ丘の上に聳える高層マンションからの景色・・凄いんやろうね。 宝塚の山の手住宅街。 溢れる光、澄んだ空気、移りゆく季節の香りをからだいっぱいに感じ取れる街で、バニラとバターの甘い香り・・そして金木犀の馥郁たる香りのハーモニーを奏でるスイーツ店、スイートホーム」を舞台にした短編集。 ◯スイートホーム 梅田の雑貨店に勤める長女・陽皆は女性へのプレゼントを買いに来る爽やかな青年・昇に恋心を抱き、告白の決意を固めるが・・ ◯明日のレシピ スイートホームの常連客で料理学校の講師を勤める未来は、ウェブデザイナーで、熱烈なスイーツファンの年下男子・辰野に好意を抱く。サイトの製作をキッカケにグッと距離が縮まる二人。辰野の告白は・・ ◯希望のギフト 夫に先立たれた母方の叔母・郁子が、香田家のたっての希望で同居する事に。陽皆夫婦には長女さくらが誕生、次女・晴日にも漸く恋人・真からプロポーズが・・ ◯めぐりゆく季節 スイートホーム5つの short short story

Posted byブクログ

2018/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宝塚にある小さな洋菓子店、スイート・ホーム。高台にある、赤い屋根に、秋には金木犀の花がいい香りをただよわせる。 無口で職人堅気の香田パティシエに、看板娘の奥さん。美しい二人の娘。 さりげない日常の中にある、ささやかな幸せを紡ぐ連作短編。 大人の若い女性むけかな・・・

Posted byブクログ

2018/08/14

ホッコリと幸せな気持ちになれる本でした♡ 神戸にあるケーキ屋さんを舞台に、ケーキ屋さん家族やそこに集うお客様達がそれぞれ主役になる短編集です。 凄く優しくてあったかーい気持ちになるし、美味しそうなケーキが出てきて、ケーキを食べたくてしょうがなくなるw ぜひぜひ甘々な気持ちに浸って...

ホッコリと幸せな気持ちになれる本でした♡ 神戸にあるケーキ屋さんを舞台に、ケーキ屋さん家族やそこに集うお客様達がそれぞれ主役になる短編集です。 凄く優しくてあったかーい気持ちになるし、美味しそうなケーキが出てきて、ケーキを食べたくてしょうがなくなるw ぜひぜひ甘々な気持ちに浸ってください♪

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2018/08/06

いいお話ばかりだった。 最初、短編集と気づかなくて、1話目のラストに近づいたとき、せっかくハッピーな方向に進んでいるのに、これから何か試練が起こるのかと勝手にハラハラした(笑)

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2018/08/02

【収録作品】スイート・ホーム/あしたのレシピ/希望のギフト/めぐりゆく季節   発表媒体を見て納得。甘すぎる物語。胸焼け注意。

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2018/08/01

何の心配もなく あたたかな気持ちで読み進められる本。 優しい甘さのケーキ食べたくなっちゃうな(*ˊ˘ˋ*)♪

Posted byブクログ

2018/07/31

原田マハさんは大好きな作家さんのひとり。 『楽園のカンバス』や『たゆたえども沈まず』のような、本の重さよりも、本の中身の方がずっしり重く感じる本。 かと思えば、『ランウェイ・ビート』のような、ラブコメ。 どちらも大好き。 今回読んだ『スイート・ホーム」は暖かくて、甘酸っぱくて...

原田マハさんは大好きな作家さんのひとり。 『楽園のカンバス』や『たゆたえども沈まず』のような、本の重さよりも、本の中身の方がずっしり重く感じる本。 かと思えば、『ランウェイ・ビート』のような、ラブコメ。 どちらも大好き。 今回読んだ『スイート・ホーム」は暖かくて、甘酸っぱくて。 このテイストも大好き! 『楽園のカンバス』『たゆたえども沈まず』はちゃんと読書スタイルで、じっくり読みたい本。 『スイート・ホーム』は入れたてのコーヒーを傍らに置いて、ソファーで読みたい本。 読み終えたときには、『楽園のカンバス』等は、美味しいフルコースをいただいて、「もうこれ以上は無理なのでデザートは遠慮します」というような感じ。 『スイート・ホーム』はカフェのテラス席でデザートをいただいて、「う~~ん、ケーキをもう一ついただこうかな~」というような感じ。 タイトルの「スイート・ホーム」は宝塚にある小さな洋菓子店。 香田パティシエ(父)、看板娘の明子さん(母)、長女の陽皆さん、次女の晴日さん。 秋になるとキンモクセイが香るこのお店は、地元の人々の憩いの場でもある。 「スイート・ホーム」の家族とご近所さんが作るどこか懐かしさを感じるような甘酸っぱいケーキ。 そんな連作短編集。 ふと、有川浩さんの『阪急電車』は阪急今津線が舞台だったなぁ、と思ったり。 『スイート・ホーム』もそうだけど、関西弁で書かれた小説は、とても懐かしく、心に入り込む。 あぁ、やっぱり私のホーム・グラウンドは関西なんやわ~ いつでもどこでも関西弁があふれてる、そんな暮らしが懐かしいなぁ~ 『スイート・ホーム』の最後の一遍は「いちばんめの季節」 浪人生の由芽ちゃんの合格祝いに香田パティシエが作ったケーキは「プリマヴェーラ」(春の女神)。 由芽ちゃんのお母さんからのメール。 由芽、もうすぐ着くかな? なんだか、待ちきれなくて。 香田パティシエが、由芽のために作ってくれたケーキ。「プリマヴェーラ」(春の女神)の写真、送ります。 この本の最後のページに書かれていた「プリマヴェーラ」 一昨年亡くした親友が好きだった言葉。 メールアドレスにも使ってて… この本のラストで、親友に会えた… 最後のページを何度も何度も読み返して… しばらく本が閉じられなかった。 忘れられない一冊に…

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2018/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルの通り幸せがぎゅっと詰まったお話でした(*´ェ`*)スイートホームというケーキ屋さんを中心とした甘くて温かい物語。読めばほっこりとした気持ちになってケーキが食べたくなってしまいます(*´-`*)ゞさくっと読めて読後感もとても良い作品でした★

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2018/06/30

不動産会社が一般募集したエピソードを マハさんが小説にしたのだそう。 さすがは企業企画、 WEBサイトで読むのにちょうどいい。 1冊の本になると、 少々甘すぎるかなぁ。 少しだけスパイスが欲しいところだけれど それなら土地が売れないか。

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2018/06/24

実在する菓子屋のホームページで連載されていた短編集を書籍化したもの。菓子屋「スイート・ホーム」を営む家族に訪れた物語と、お店に出入りする人々を主人公にして描かれている物語、計4編から成り立っている。

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