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昭和史の10大事件 の商品レビュー

3.2

12件のお客様レビュー

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2020/09/23

ノンフィクション作家と小説家の対談。双方昭和の10大事件を挙げ、それをテーマに昭和を振り返る。 言うまでもなく、戦前と戦後で大きな変化があり、それぞれについても話題は多いが、駆け足で駆け抜けた感があったので、深掘り感に物足りなさを感じた。が、二人とも作家とはいえ、バックボーンが違...

ノンフィクション作家と小説家の対談。双方昭和の10大事件を挙げ、それをテーマに昭和を振り返る。 言うまでもなく、戦前と戦後で大きな変化があり、それぞれについても話題は多いが、駆け足で駆け抜けた感があったので、深掘り感に物足りなさを感じた。が、二人とも作家とはいえ、バックボーンが違うので、視点が異なるところが楽しめる。2020.9.23

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2020/05/17

著者2人が独自の視点で選んだ「昭和の10大事件」を語り合う。 一般的には選ばれなさそうなものもあるけど、それぞれの思い出や体験も交えながら語られていておもしろい。

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2019/04/14

60年生まれの作家、金融恐慌、515、大政翼賛会、東京裁判など動機があってどう計画したかという事件らしさで選ぶ。30年生まれの編集長・作家、福竜丸取材、ヘルシンキオリンピックなど、生き証人として自分が関わってきた出来事で選ぶ。 作家ってすごい人種なんだなあと再認識しました。

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2018/09/01

二人が楽しそうに語っているのがまず良い。 思いがけず我が家にもつながるエピソードを知ることができてちょっと得した気分。

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2018/05/21

高校の先輩後輩の2人による対談は各々が10大事件として掲げた出来事の理由から。宮部の挙げた事件は推理小説になりそうなものでありながら、時代の流れを大きく変化させるものであったところが面白い。そして2人で決めた10大事件についての対話。昭和金融恐慌(1927年つまり昭和2年と正に昭...

高校の先輩後輩の2人による対談は各々が10大事件として掲げた出来事の理由から。宮部の挙げた事件は推理小説になりそうなものでありながら、時代の流れを大きく変化させるものであったところが面白い。そして2人で決めた10大事件についての対話。昭和金融恐慌(1927年つまり昭和2年と正に昭和の初め)が大臣の失言から始まったところから、2・26事件、大政翼賛会と3国同盟、東京裁判、憲法9条、日本初のヌードショー、金閣寺焼失、第5福竜丸事件とゴジラ、高度成長事件と事件、最後は昭和63年の幼女誘拐殺人(宮崎勤)まで。憲法9条については押し付けられたものではなく、1928年の日本も締結した不戦条約の文言から来ている!!そして前文の格調高い不戦宣言の言葉も。これは私自身にとっても驚きの事実だった!

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2018/04/25

宮部さんと半藤さんの歴史観が表れていて,そのまっとうさ,裏話的な詳しさ,とても勉強になったし,改めて昭和という時代を考えた.正しい記録,庶民の声,歴史は本当に大事だと思う.

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2018/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮部みゆきと半藤一利、同じ高校の同窓生らしい。(都立墨田高校) でふたりがそれぞれ選ぶ昭和史の10大事件。 2.26事件天皇の耳に一報が入ったのは母と慕う乳母からだったとか東京裁判で、東条英機の頭を後ろからぽこっと殴る大川周明の話しとか、この本ではじめて知るエピソードが多くその詳細を知りたくなった。 昭和が終焉した年(1989年)って世界的にも天安門事件、ベルリンの壁崩壊、ソ連の崩壊など変換期だったというのも興味深い。

Posted byブクログ

2018/04/10

昭和史の大家と天才小説家・意外な顔合わせのこの二人は東京下町の高校の同窓生(ただし30年違い)。硬軟とりまぜザックバランに語った痛快対談集。

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2018/03/27

昭和金融恐慌や二二六事件から始まって、ゴジラや宮崎勤事件まで、昭和の十大事件を選んで対談していく。 さくっと読めていいけど、宮部みゆきがおもしろいのはやはり小説だ。

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2018/03/24

昭和史の10大事件を対談形式で振り返る。 いつも通り、大して内容も確認せず、読み出す。 そして、気づく。 自分の思っていた「昭和史の10大事件じゃない…」 自分の中で昭和の10大事件と言うと、3億円強盗事件、よど号ハイジャック、グリコ・森永事件、浅間山荘事件など、映像化され、何と...

昭和史の10大事件を対談形式で振り返る。 いつも通り、大して内容も確認せず、読み出す。 そして、気づく。 自分の思っていた「昭和史の10大事件じゃない…」 自分の中で昭和の10大事件と言うと、3億円強盗事件、よど号ハイジャック、グリコ・森永事件、浅間山荘事件など、映像化され、何となくドラマチックなものを勝手に思い描いていた。 しかし、予想していたこれらの事件は1つも入っていない。 全体的に戦前戦後で大きく様変わりした日本の様子が取り上げられている。 太平洋戦争の前にあった日本の変化、太平洋戦争後に行われた東京裁判。確かに学校では詳しく習っていないことに気付く。自分の知っていた戦後がアメリカによって、作られた歴史であることに愕然とした。 漠然とA級戦犯とか知っているつもりだったけど、本来憎むべき人間が本当は裁かれていないこと。しかし、それを裁いてしまっては現在の日本が成り立たないこと。すごく矛盾していて、もどかしいけど、改めて太平洋戦争と言うものを考えさせられた一冊。

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