常勝集団のプリンシプル の商品レビュー
帝京ラグビー前人未到の9連覇の秘密がオープンになりました。先ずなにが凄いかって主将たちの優勝インタビュー。2014年度流大君の言葉「本当にここまで大学関係者、ラグビースタッフ、ファンの皆さま、仲間に支えられてきました。今日試合に出ていないメンバーを笑顔にできたことを本当に幸せに思...
帝京ラグビー前人未到の9連覇の秘密がオープンになりました。先ずなにが凄いかって主将たちの優勝インタビュー。2014年度流大君の言葉「本当にここまで大学関係者、ラグビースタッフ、ファンの皆さま、仲間に支えられてきました。今日試合に出ていないメンバーを笑顔にできたことを本当に幸せに思います。まず筑波大学さんが80分間あきらめずに戦ってくれたことに敬意を表します。しかし、そこに真っ向勝負を挑んで戦った仲間を誇りに思います。この1年間、楽しいことばかりではなくつらいこともありましたが142人の仲間で乗り越えてきました。キャプテンとしてまだまだな部分もあったんですが、全員が支えてくれていいチームになりました。」激闘の後こんな大きな視点で感謝を伝えることが出来ることそのものが岩出監督の考える「体育会系イノベーション」の成果だと思います。ところがそこに甘んじることなく「楽しいことばかりではなくつらいこともあった」という言葉に反応して「今年は楽しいことばかりでした」という優勝インタビューを目標にするという目標設定に終わりなき改革の真髄を見た気がします。そして2017年度堀越康介君の言葉「我慢の時間が長かったが、きついとか苦しいとか思うのではなくて、厳しい時間を楽しむということを全員で信じて実践できた。その結果が優勝という形に現れて本当にうれしいです。」日大タックル事件の真逆の事例。ここにはすべての組織マネージメントの最新形があると思いました。さて2018年度は10連覇の優勝インタビューはあるのでしょうか?
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帝京大ラグビー部監督が、部を常勝軍団に変革したポイントについて語る。 内容はビジネスにも多いに役立つ内容で、 強い組織・自主的に動く組織に変えていくポイントが大変わかり易く書かれている。 読むと改めて、やることの目的の必要性、またリーダーがよく考える必要性を感じる。 仕事におい...
帝京大ラグビー部監督が、部を常勝軍団に変革したポイントについて語る。 内容はビジネスにも多いに役立つ内容で、 強い組織・自主的に動く組織に変えていくポイントが大変わかり易く書かれている。 読むと改めて、やることの目的の必要性、またリーダーがよく考える必要性を感じる。 仕事においても、いかに自分事化して、組織変革に当たることができるか? チームの要員、環境要因も大きいようには思えるが、やはりリーダーの気持ち次第と感じた。
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皆様は勝てる組織、リーダーとはどういうものだと思いますか? 統率の取れた組織、圧倒的カリスマリーダーのいる組織、みんな切磋琢磨し緊張感に溢れる組織、などなど。一人一人なんとなくでも組織像、リーダー像というのは持っていると思います。 私は、従来型の規律、統率の取れた組織や怖い強...
皆様は勝てる組織、リーダーとはどういうものだと思いますか? 統率の取れた組織、圧倒的カリスマリーダーのいる組織、みんな切磋琢磨し緊張感に溢れる組織、などなど。一人一人なんとなくでも組織像、リーダー像というのは持っていると思います。 私は、従来型の規律、統率の取れた組織や怖い強烈なリーダーシップの賞味期限は、早晩切れると考えております。もしくは既に切れているのかもしれません。 単なるピラミッド型組織では、勝てない時代に入っていると感じます。 トップダウンの組織下においては、リーダーの指示を待って動く、指示待ちが多くなり、自分の頭で考えなくなるからです。平均点の底上げには、繋がりますが、そこから先へは進めなくなります。 そういう意味では、従来型組織、リーダー像からの脱却が不可欠と言えます。 では具体的にどうすれば良いのか? この本に出会い、一つの結論を得ました。 先に結論を言うと、 「リーダーが率先して楽しむ人で、周囲が刺激され共に進んでいく組織」 これがこれからの時代に求められる、これからの時代を勝ち抜いていく最強の組織像といえます。 では、現代の組織の中でそれを体現できている組織はあるのか? ありました。 大学ラグビー選手権9連覇を達成した帝京大学ラグビー部はその 代表例と言えます。その立役者、岩出雅之監督は、理想のリーダーと言えるでしょう。 では、岩出監督はどんな点に気をつけて、ラグビー部を率いているのか、 具体的に、どんな点に気をつければよいのか? 4つのポイントに絞りました。 ①横のコミュニケーションを密にー自ら考える自律型組織へ ②組織力、人間力の底上げー無意識の意識化 ③セルフフィードバックの重要性ー内的動機づけの強化 ④フローに入る人を増やすー目標を設定し、現在に集中する。 私は上記の中でもとりわけ、無意識の意識化が重要と考えております。 なぜか。質の良いルーティンを繰り返すことが当たり前になれば、自然と成長スピードが速くなるからです。 私には、2歳の男の子がいるのですが、本当に言うことは聞かないけどやることはよく見ていると感じます。 たとえば、私は風呂でスクワットをするのが、日課なのですが、やっているのを見るとすぐに真似しようとします。いわば、親のルーティンが、子どもに影響を及ぼしているわけです。これはそのまま、リーダーとメンバーの関係にも落としこむことができます。 言って聞かせるのではなく、やってみせる。そのほうが、できるようになる。 子育ても、人材育成も本質的には同じだと思っています。 とはいえ、質の良いルーティンというのは決して楽なものではありません。 多くは厳しさがつきまとってきます。 では、その厳しさを楽しむためにはどうしたらよいのか。 それについては、是非本書に目を通してみてください(笑)目から落ちるのは、ウロコだけではないはずです。
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