美しく、狂おしく の商品レビュー
岩下志麻は好きな女優の1人ではあるんだけど、なんか全ての演技が「岩下志麻が演じる◯◯」て感じなんだよなー主役ってそんなもんかなー顔が綺麗過ぎて演技が入ってこないだけかなー普通のエビじゃなくて甘エビの脚が歯に挟まったような感覚するんだよなーそんなもん飲み込めよ繊細野郎って言われるの...
岩下志麻は好きな女優の1人ではあるんだけど、なんか全ての演技が「岩下志麻が演じる◯◯」て感じなんだよなー主役ってそんなもんかなー顔が綺麗過ぎて演技が入ってこないだけかなー普通のエビじゃなくて甘エビの脚が歯に挟まったような感覚するんだよなーそんなもん飲み込めよ繊細野郎って言われるのかなーと思ってたところこちらの本を読んで納得。 「本場フランスで5年修行、帰国後は◯◯レストランで主席シェフとして」とか自分で言ってないでブラインドで100皿出した中でてめぇの皿が一番美味いと言わせてみせろよ、それが一流の料理人の証だよ! 岩下志麻には関係ないんですけどなぜかそういう気分になる本。作り込みの際の下書き鉛筆が残ったままの演技なのかな。っていう。 「この子の七つのお祝いに」についてのコメントが爆笑だった。
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時代劇や映画史の専門家である著者による、大女優・岩下志麻へのインタヴュー。自らの芸能人生を振り返る彼女と、いちファンとしての顔を良い意味で隠しきれない著者の楽しげで和気藹々とした雰囲気が伝わってくる。本文中で登場した各作品をチェックしたくなった。
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岩下さんの演じることへの入り込みは聞いていたが、 ・役から抜けるのに一ヵ月ぐらいかかる ・他の仕事が入ると、その役作りをしているうちに(前の役は)完全に消えていく ・だから、自分が戻れなくなるかもしれないという恐怖はないが、自分は何者なんだろうっていう、そういう問いかけがある ・...
岩下さんの演じることへの入り込みは聞いていたが、 ・役から抜けるのに一ヵ月ぐらいかかる ・他の仕事が入ると、その役作りをしているうちに(前の役は)完全に消えていく ・だから、自分が戻れなくなるかもしれないという恐怖はないが、自分は何者なんだろうっていう、そういう問いかけがある ・演じていない時は何もできない。そういう恐怖が役と役の間に来る というところは驚異的。 この本によると、たまたま縁あって役者さんになった方ということ。だから演出や脚本を信じきって、その身ごと入り込んでしまうのだろうか。 小津監督との写真が良かった
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岩下志麻を知り尽くしたいという春日太一と受けて立つ岩下志麻との対談は、とても真摯で読み応えがありました。出演作ごとに、役作りや演技論、共演者たちの思い出を語られます。将棋や囲碁の達人は自分の対局を全て再現できるとは聞いていましたが、岩下さんの記憶も細部まで鮮明で驚きました。紛れも...
岩下志麻を知り尽くしたいという春日太一と受けて立つ岩下志麻との対談は、とても真摯で読み応えがありました。出演作ごとに、役作りや演技論、共演者たちの思い出を語られます。将棋や囲碁の達人は自分の対局を全て再現できるとは聞いていましたが、岩下さんの記憶も細部まで鮮明で驚きました。紛れもないクールビューティですが、性格はサバサバして男気さえ感じます。演者としては、真面目で一生懸命。天才肌ではなく、精進を重ねる感じですね。インストールするように役に入り、終わってからも暫く役が抜けないそうです。プライベートは深く語られませんが、自分から告白したエピソードに驚きました。また、娘さんは彼女の作品を一切見ないそうです。どういう親子関係か、また、監督である夫との夫婦関係も知りたい。外国なら間違いなくプライベートを扱った本も出ているでしょうね。ともあれ、これだけ情熱を注いでこられた日本映画を如何に見ていないか、この機会に日本映画の温故知新をしたくなりました。そして、彼女が最後の一作に希望する「サンセット大通り」を見たいものです。
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この間、東京堂書店へご挨拶へうかがったついでに購入。いわばジャケ買いだ。志麻姐さんは役にのめり込むタイプ。可憐な女にもなるし、気の狂った女にもなる。太古の女王、盲目の旅芸人、弁護士、極妻。近親相姦母にDV加害妻。極妻のとき、知人からかかってきた電話に「おう、わてや」とドスの効いた...
この間、東京堂書店へご挨拶へうかがったついでに購入。いわばジャケ買いだ。志麻姐さんは役にのめり込むタイプ。可憐な女にもなるし、気の狂った女にもなる。太古の女王、盲目の旅芸人、弁護士、極妻。近親相姦母にDV加害妻。極妻のとき、知人からかかってきた電話に「おう、わてや」とドスの効いた声で答えるという失敗をしてしまったのは有名。 役が憑依しすぎて、元の生活に戻るまでにしばらく時間がかかるらしい。その感覚、いろんな方にインタビューをする私もなんとなくわかる。 この本自体は、各エピソードが薄めで勿体ない気がした。厚さが倍になっても良いので、突っ込んだ話を読みたかった。
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【女優人生の全てを語り尽くす】女優生活六十周年を迎えた岩下志麻が、清純な娘役から悪女・狂女、極道の女まで、その演技のすべてを語る。聞き手は春日太一。
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