駒子さんは出世なんてしたくなかった の商品レビュー
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女性の地位を上げるために女性の昇進を推奨する、のは賛成。でも、それではあなたが、と言われたら全力で固辞したいのが正直なところ。貧乏くじ、という言葉に激しく同感。 男性と同じ様に働かなくたって、やりがいは感じてるし自分の事も大事だし。言い訳だけならいくらでも。 昇進して頑張りたい人...
女性の地位を上げるために女性の昇進を推奨する、のは賛成。でも、それではあなたが、と言われたら全力で固辞したいのが正直なところ。貧乏くじ、という言葉に激しく同感。 男性と同じ様に働かなくたって、やりがいは感じてるし自分の事も大事だし。言い訳だけならいくらでも。 昇進して頑張りたい人の足を引っ張るつもりはない、応援するけど私の事は巻き込まないで、というのがそもそも足を引っ張ってると言われたら耳が痛い。身の置き所がない。闘う君の唄を闘わない私が嗤ってるつもりなんてサラサラないのだけれど。 最後に今までとは違う働き方を模索し始めた主人公に救われた思いはあるけど、それを助けるのがセクハラに巻き込まれた女性会長ってのがモヤモヤする。男性型しかを変える為に男性型社会で昇進せざるを得ないって矛盾じゃないか? 目指すべきは名誉男性じゃなくてジェンダーレス社会なんだろうなとは思っているけど。男性だってキツい人はいるんじゃないかな、従来の男性型社会が。
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駒子さんと状況が似ている部分もあるので、共感しながら読めた。 それにしても働きづらそうな会社…よくこんなに頑張れるなー。
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素敵な上司、でもその上司も沢山悩んでるんだなと学べました。後輩にまだであったことの無いくらいのペーペーからしたら、上の人達も大変なんだなあと。管理課の仕事が自分の仕事と似ていて、上司も女性なのも相まって、すごく親身になって読み進めた。あと、中江さん本当にムカついた。 家庭のことも...
素敵な上司、でもその上司も沢山悩んでるんだなと学べました。後輩にまだであったことの無いくらいのペーペーからしたら、上の人達も大変なんだなあと。管理課の仕事が自分の仕事と似ていて、上司も女性なのも相まって、すごく親身になって読み進めた。あと、中江さん本当にムカついた。 家庭のこともリアルで、これから自分が迎える育児に少し不安を感じました。
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碧野圭さん、多分初読み。 読後にみる裏表紙のイラストがとても良き。 自分の職場、比較的新しいというか柔軟で、社員に優しい(いろいろと納得できる)こに感謝しなければ、と改めて思ってしまいました(笑)
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面白かった!登場人物が多面的な内面を持っていて、物語に厚みがあった。女性の出世に対してポジティブな見方を持てる良著でした。
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フェミニストって言うと大袈裟だけど、女性活動家の言葉を聞いたり、 結婚して、子育てする友人が増えてきて、産休・育休明けの先輩たちを見てきて、 このタイミングでこの主題の本に出会えて、すごくすごく納得いくことばかりだった。 あと、随所から「あ、これがマネジメントだ」って思わされた...
フェミニストって言うと大袈裟だけど、女性活動家の言葉を聞いたり、 結婚して、子育てする友人が増えてきて、産休・育休明けの先輩たちを見てきて、 このタイミングでこの主題の本に出会えて、すごくすごく納得いくことばかりだった。 あと、随所から「あ、これがマネジメントだ」って思わされた。 ただ、古い考えは会社どころか政治家でさえまかり通っていて 表面上は変わっていても、中身が伴わないことなんてざらにあって。 当事者、経験者、その理解者が声を上げていかなきゃな、と思わされる話だった。
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碧野さんの本を読みたくて図書館で探した。ちょうど直前に読んでいた本で「駒子」さんという名前の人が出てきてびっくりした。(三浦しをんさんの「天国旅行」) 出版社の課長職をこなす駒子さん、新規事業部に抜擢されるわ、専業主夫の彼が仕事を再開するわで公私ともに大忙し?!途中、駒子さんが仕...
碧野さんの本を読みたくて図書館で探した。ちょうど直前に読んでいた本で「駒子」さんという名前の人が出てきてびっくりした。(三浦しをんさんの「天国旅行」) 出版社の課長職をこなす駒子さん、新規事業部に抜擢されるわ、専業主夫の彼が仕事を再開するわで公私ともに大忙し?!途中、駒子さんが仕事にも家庭にも後ろ向きなところが見えて、それがわがままのように感じた。でも、きっと人間だもの、あのようにふるまってしまうのは本心なんだろうな。最後にはまた前向き、前を向いた関係が見られてよかった。
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管理課課長だった駒子と同期岡村はともに女性初で新規事業部の次長に昇進し、半年後の部長の座を巡り競わされる。会社に仕組まれた方針なのにまわりから陰口を叩かれ、やり手の岡村に押されながら、試行錯誤して売り上げ向上に向けて難題に取り組む。家族内の揉めごとも起き。 なんでそうなる?なんで...
管理課課長だった駒子と同期岡村はともに女性初で新規事業部の次長に昇進し、半年後の部長の座を巡り競わされる。会社に仕組まれた方針なのにまわりから陰口を叩かれ、やり手の岡村に押されながら、試行錯誤して売り上げ向上に向けて難題に取り組む。家族内の揉めごとも起き。 なんでそうなる?なんでそう思われる?なんでそう言われる?正しいことを言って、行っているのに。 似た思いを抱くことがあり、ただただ駒子の葛藤が刺さる。。でも、なんとなく理由もわかった気がする。 書店ガールしかり、こういう感じの小説は分かりやすく入り込めて、読後もスッキリできて良い♪ 8冊目読了。
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女性が働く環境はまだまだ厳しい。駒子さんのように心強い味方が増えれば女性にも優しい働く環境になるのかな??
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