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駒子さんは出世なんてしたくなかった の商品レビュー

3.8

36件のお客様レビュー

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2021/03/21

働く女性への呪いの言葉に負けるな!が伝わる一冊。 女性が昇進することを良しとしない古い体制への警告にも聞こえるし、家庭と仕事の両立を考え直す提案にも聞こえる感じです。 そういえば、タイトルの文字を書いた方は"雨の降る日は学校に行かない"の文字を書いた方と一緒...

働く女性への呪いの言葉に負けるな!が伝わる一冊。 女性が昇進することを良しとしない古い体制への警告にも聞こえるし、家庭と仕事の両立を考え直す提案にも聞こえる感じです。 そういえば、タイトルの文字を書いた方は"雨の降る日は学校に行かない"の文字を書いた方と一緒かしら?

Posted byブクログ

2021/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

働く女性といったらやはり碧野圭さん。今回は出版社に勤める駒子さんの話。駒子さんには専業主夫のご主人と高校生の息子さんがいて、会社では管理課の課長さん。平穏な毎日でしたがある日、セクハラで上司を訴えた女性社員を駒子さんの部署で引き取るところから徐々に流れが変わっていく。予期せぬ出世をしたと思ったら同期と競わされたり、新部署の人たちがクセが強すぎたり、同じ頃家庭でも旦那さんがカメラマンに復帰したり息子が不登校になったり。 大きな企業で働いた事はないけど、駒子さんを通して人事やら企画やら、会議とか打ち合わせとか、こんな感じなんだなとリアルな目線で感じることができた。課長とか部長とかの立場から、部下に気を遣ったり悩まされたり、しかも女性の立場ってこともあり、なかなか今までにない奮闘記でした。 キャラも愛着が湧きました。顔はキレイだけどお騒がせな花田とか、俳句の部署のメンバーとか、駒子さんを良く思わない人とかにも、普通にリアルで実際にいそうで。 働く女性が好きになる一冊でした。

Posted byブクログ

2021/02/11

前半読んでてイマイチのれなくて飛ばし読み的な感じで読んでしまったけどだんだん面白くなってきたからもっと真面目に読めばよかったなと反省。また忘れた頃に読もう。 しかし会社ってどこまでもおじさんの論理で動いてる感があるよなー令和の時代になってもこれか…と思っちゃわないでもないが、少し...

前半読んでてイマイチのれなくて飛ばし読み的な感じで読んでしまったけどだんだん面白くなってきたからもっと真面目に読めばよかったなと反省。また忘れた頃に読もう。 しかし会社ってどこまでもおじさんの論理で動いてる感があるよなー令和の時代になってもこれか…と思っちゃわないでもないが、少しずつでも変わっていくようにしてかなきゃいつまで経っても変わらないもんな。

Posted byブクログ

2020/09/30

専業主夫の夫と高校生の息子あり。そして自分の出世。 おぉ、どうするって思っちゃう。どこの世界でも足の引っ張り合いなのかしら? 他人は他人、自分は自分と人と比べない生活をしていきたいものだな。

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2020/08/15

面白かったー! 年齢的にもドストライクの本やな。 著者の本は、ギリギリのところで崩壊しないからいい。これが湊かなえ氏やったら、家庭が崩壊し、仕事も一旦は越えられん壁にぶち当たるまで主人公が打ちのめされるような気がする…(笑)。 それはそれで面白いけど、今はそこまで読める体力が(...

面白かったー! 年齢的にもドストライクの本やな。 著者の本は、ギリギリのところで崩壊しないからいい。これが湊かなえ氏やったら、家庭が崩壊し、仕事も一旦は越えられん壁にぶち当たるまで主人公が打ちのめされるような気がする…(笑)。 それはそれで面白いけど、今はそこまで読める体力が(わたしには)ないので、著者のさわやかにまとめてくれる感じがいいかな。 わたしは駒子さんのような役職付きでもなければ、ここまでちゃんとした仕事をやってきたわけでもないけれど、身につまされるところはたくさんあった。 いろいろな意味で見習いたいな。 共感したといえば、駒子さんによる「家事」について論。 修行である、っていうのは「せやでー!」って思ったし、家事に終わりがないっていうのもよくいわれる。 ウンウン頷きながら読んで、最後の 「家事は砂の城を築くのに似ている」 に、それやで…、てなった。 やっても形に留めることはできないし、「完璧にやった」ていうライン引きがさっぱりわからん。 自分なりには片付けたわー、掃除したわーって思っても、家人が全然違う箇所を見て 「全然片付いてないね」 って言うたりすることも多々あったので(それはわたしが全部をちゃんと掃除せんからアカンのか。笑)、ほんま、エッ辛っ、てなった。 わたしももっと早く専業主婦をやめて仕事に戻ればよかったのかもしれへんけど、子どもらが未就学児のうちはそれもなかなか難しいわ…。 と、いうか、不可能に近いと思うわ…。 引用より、昨今ならちょっとギリギリの精神論(?)かもしれへんけど、これもまたこれで「せやなあ」と、思った。 適任ではないとは言わず、単に「やりたくない」「できません」って言えばいいんやろうな。 いや、アカンか。笑 著者の別タイトルも読もう。と、いうか、書店ガールをどこまで読んだっけ…? ちゅう状態なんやけど、おもしろいけどちょっとリアルがしんどいので、他の本を数冊読んでからまた読む。 わたしにとって読書は、いまは、現実逃避なので、面白くても現実を突きつけられるのは、休み休み読まないとしんどくなるのだ。 もっと若いころなら違う観点で読んでたと思う。そんな自分も想像できるな。 読書って、ほんま面白いな。

Posted byブクログ

2020/03/27

出版社勤務の女性は、夫が専業主夫という。 「書店ガール」が有名な碧野圭のキャリアウーマンもの。 といっても、タイトル通り、それほどやる気はない?(笑) 水上駒子は40代。 子供を生んだ頃は編集者だったため、仕事が忙しすぎた。家事も得意ではなく、夫のほうがずっと向いていたのです。...

出版社勤務の女性は、夫が専業主夫という。 「書店ガール」が有名な碧野圭のキャリアウーマンもの。 といっても、タイトル通り、それほどやる気はない?(笑) 水上駒子は40代。 子供を生んだ頃は編集者だったため、仕事が忙しすぎた。家事も得意ではなく、夫のほうがずっと向いていたのです。 夫がフリーカメラマンの仕事をやめて専業主夫になってくれたのを幸い、のびのび仕事をして、家事も育児も夫任せ。 息子は高校生に。 書籍事業部の課長の一人になっている駒子は、社内では調整役で、女性的な気配りも期待される立場。 今の仕事が気に入っていて、これ以上の出世は難しいと、望んでもいなかった。 ところが、同期の女性と競うように、次長を目指すよう言われてしまう。そこに、社内のいろいろな関係が孕み…? 折しも、夫にはカメラマンの仕事が入り、息子は学校に行かなくなっていた…! 夫や息子への対応を間違えそうになる駒子には、少々、考えの浅さを感じます。 家事や育児を任せきりだと、女性でもこうなる?という意味かも。 しかし、次々起こる問題に立ち向かううちに、これまでの経験も力となって、新しい切り口を見つけていくことに。やったね、駒子さん!(笑) 問題はあっても、比較的恵まれた状況でのことなので、ある程度安心して読めます。 現実にこれだけ実行するのは、かなりの力がいるでしょうが。 力といっても、一人で力づくで、というのではなく… なんとなく、時代はこういう方向へ流れているのね~という印象☆

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2019/12/19

題名が良くない。結構面白いのに。この名前さん+長いタイトル、最近の流行りなの?装丁も含めラノベみたいだ。とはいえ碧野さんの出版社お仕事小説、といえば鉄板。主人公駒子さんは出版社勤務。課長職だったが、同期女性社員と競わせるように出世レースに担ぎ出される。夫は専業主夫、駒子さんの稼ぎ...

題名が良くない。結構面白いのに。この名前さん+長いタイトル、最近の流行りなの?装丁も含めラノベみたいだ。とはいえ碧野さんの出版社お仕事小説、といえば鉄板。主人公駒子さんは出版社勤務。課長職だったが、同期女性社員と競わせるように出世レースに担ぎ出される。夫は専業主夫、駒子さんの稼ぎも良さそうで、傍からみれば恵まれているが、つきない仕事と家庭の悩み。クセのある社員たち。その過程はリアルで面白い。ラストは超ご都合主義でシラケてしまったが、本屋や出版系の物語にかけてはやっぱり安定感ある著者。もっと書いてほしい。

Posted byブクログ

2019/10/09

この人の書いた「書店ガール」が大好きでした。1巻だけは女の醜い争いという感じで好みではありませんでしたが、それ以降は出版業界と書店業界を憂う佳作だったと思います。マンネリにならず毎回違った切り口で書いてくる辺り僕は評価していました。 ドラマ化された頃は知名度ありましたが、次第に知...

この人の書いた「書店ガール」が大好きでした。1巻だけは女の醜い争いという感じで好みではありませんでしたが、それ以降は出版業界と書店業界を憂う佳作だったと思います。マンネリにならず毎回違った切り口で書いてくる辺り僕は評価していました。 ドラマ化された頃は知名度ありましたが、次第に知名度が無くなって最終巻手前では本屋で探すのも大変でした。 本作は出版会社を舞台にしていますが、どちらかというと純粋なお仕事小説です。意図せず出世街道に乗ってしまった女性が、家庭と仕事の両立で悩みながらフェアな方向で解決していく安心感のある本です。 子育て世代や介護世代の人材をどうやって生かしていくか、という所をクローズアップしているので、こんな女性上司がいたらと思う人も多いのではないでしょうか。都合が良すぎの部分も有りますが、スッキリめの話で嫌いではないです。

Posted byブクログ

2019/05/04

自分がなぜ抜擢されたのか、最後の最後で抜擢した黒幕が登場。 なるほどなぁと思い、この物語の展開は個人的には好きです。

Posted byブクログ

2019/05/03

女性が出世する、女性が活躍することがまだまだ難しい世の中なんだなぁと改めて思ってしまう。 いくら言葉で「誰もが活躍できる社会」とか理想を語っても、意識はそう簡単に変わらない。

Posted byブクログ