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月のとびら 新装版 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2024/10/16

きっかけが同じ人が多いことに驚いた一冊。わたしが本書を読んだきっかけは人気小説「お探し物は図書室まで/青山美智子」で出てきたからなのですが、レビューを見てびっくり!同じ方がいるではありませんか!それだけで嬉しくなりました。 内容はストーリーがないようなボワッとした感じ。占いについ...

きっかけが同じ人が多いことに驚いた一冊。わたしが本書を読んだきっかけは人気小説「お探し物は図書室まで/青山美智子」で出てきたからなのですが、レビューを見てびっくり!同じ方がいるではありませんか!それだけで嬉しくなりました。 内容はストーリーがないようなボワッとした感じ。占いについて「無責任」なんて言葉も飛び出すような不思議な感じな本です。「お探し物は図書室まで」で出会わなかったら自分では絶対に手に取らないような雰囲気の本でした。 ■占いをしまくってしまう辛さ 占い師がそんなことに気が付かれるなんて驚きました。たくさん何回も長時間お客さんが占ってもらえば単純に儲かるのでそういうことは言わないものだと思っていたからです。 「わたしはいい占いしか信じない」なんて人もいるくらい、未来が見えないからこそいい未来(自分の望む未来)が来ると信じたい。でも、未来につながるのは「今」の自分。考えさせることが書いてありました。 ■うまくいかないのは「運が悪い」から? この疑問にも驚きました。占い師は運が悪いと思っている人に石とか水とかアドバイスとかを授ける人だと思っていたからです。運が悪いと考えることで自分の考えのゆがみや欠点を直視しなくて済ませているという指摘は自分にもあてはまるものがあり、痛みを感じました。 ■他人の死は他人の物 誰かが亡くなったとき、「失った」という表現がありますが、著者によると誰も所有できないのだから失うことはないという表現がでてきており、確かにと納得しました。なくなったことよりその方が今につなげてくれたこと、教えてくれたこと、残してくれたことに目を向けて「生きていた」ことに目を向けるほうが大切だということです。なんと前向きな考えでしょうか!新しい視点に驚きました。

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2024/09/24

青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』で、司書さんがおすすめしてくれた本の中に入っていたから気になって。 近所の図書館で予約して1年以上待って、やっと読めた! 思った以上に地に足がついた内容で笑、読みやすかった。こんな世界の考え方も知っておくと、人生行き詰まりにくくなるんじゃな...

青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』で、司書さんがおすすめしてくれた本の中に入っていたから気になって。 近所の図書館で予約して1年以上待って、やっと読めた! 思った以上に地に足がついた内容で笑、読みやすかった。こんな世界の考え方も知っておくと、人生行き詰まりにくくなるんじゃないかな。

Posted byブクログ

2024/09/02

石井ゆかりさんが星占いとの付き合い方として、月の世界のことを優しい言葉で解説してくれる1冊。 占いを生業としながら、そのことに深い疑問や恥ずかしさを感じているとも書かれながら、それでもなお、何故人は占いを必要とするのか、それならどう向き合うのがよいのか、石井さんなりの考え、アドバ...

石井ゆかりさんが星占いとの付き合い方として、月の世界のことを優しい言葉で解説してくれる1冊。 占いを生業としながら、そのことに深い疑問や恥ずかしさを感じているとも書かれながら、それでもなお、何故人は占いを必要とするのか、それならどう向き合うのがよいのか、石井さんなりの考え、アドバイスが散りばめられています。

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2024/06/17

『お探し物は図書館まで』の中で引用されていたのが気になって読んでみた。 月や占いに関する本。 「次の満月まで待とう」 この表現が一番好きだったなあ。 108ページ、満月に関する記述より。 「○日まで待とう」 とは、ちょっと違う感じがするよね。 ひとりで夜空を見上げ、「満ち...

『お探し物は図書館まで』の中で引用されていたのが気になって読んでみた。 月や占いに関する本。 「次の満月まで待とう」 この表現が一番好きだったなあ。 108ページ、満月に関する記述より。 「○日まで待とう」 とは、ちょっと違う感じがするよね。 ひとりで夜空を見上げ、「満ちる」ときまで任せる、静かな自分との約束、というイメージ。 「満ちる」満月だけでなく、「始める」新月、「備える」下弦のイメージと、自分の生活のタイミングを合わせてみても面白そうだなあ、と思った。 この考え方をいまの私に適用させるなら、下弦のタイミングに合わせて片付けや掃除をして、新月の新しいスタートに備える、って形かな?

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2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

占い師の方が書いた本。 小さいころから占いはよく見るし、 今も毎朝7時に『THE TIME』のゲッターズ飯田さんの占いをチェックしている。 しかし、信じているのか?といえば答えに詰まる。 占いがなにかを変えてくれるとまでは思えず、 水曜に放送する某テレビ番組は完全にヤラセだと思う。 そんな中途半端な私にも、石井さんの話はすっと入ってきた。 占い師さんって人の話を聞いてアドバイスするのが仕事だからかな。 そうだよね、と納得してしまうことが多かった。 特に『占いで昨日と同じ内容だと怒る人がいる』 『みんな潜在的に昨日と今日は違う一日になると信じている』 というのは、たしかに!と思った。 普通に考えたら昨日今日でどうこうなるものってそんなにないはずなのに、 占いだけは前日と変わりないと言われると納得がいかない気がする。 この方にならお金払っても納得できるかも(笑)

Posted byブクログ

2024/01/22

自分の努力とは関係ないところで意思決定をする占いってどうなの?と疑念を抱いてきました。 昔から精度は高くないことは証明されているし、オカルトに未来を決められるのは癪です。 とはいえ、「お探し物は図書室まで」で紹介された文章が素敵で、チラ見のつもりで手に取ったのですが...気づい...

自分の努力とは関係ないところで意思決定をする占いってどうなの?と疑念を抱いてきました。 昔から精度は高くないことは証明されているし、オカルトに未来を決められるのは癪です。 とはいえ、「お探し物は図書室まで」で紹介された文章が素敵で、チラ見のつもりで手に取ったのですが...気づいたら完読してました。 以下、自分がこの本を読んで「解釈」したことです ・占いは未来予知ではない ・「今日はツイてる」とか、なんとなく感じているもの、占いはこれを言語化する役割 ・占いの結果は絶対的なものではなく、解釈するのはあくまで自分 ・占いは自分の思いを言語化し行動するきっかけにすぎない 占いというものを非科学的なものとして遠ざけるのではなく、自分の心を映し出すもの、プラスに働きかけるものとして信じてみてはいかがですかという提案書のように感じました。 本当はなんの意味もないかもしれない、でも、占星術に則って占った結果が、行動する良いきっかけになるのだとしたら...占いにも意義があるのではないでしょうか。 なんだか、神様を信じるか否かでよく語られる、パスカルの賭けに考え方が似ています。 信じた方が人生はきっと楽しい。だったら信じるという「決め」をして、月に踊らされるのもいいのかもしれません。 最後に本書の中で笑った一文 「人の死は、もっと大切で神聖なものだと思います。無責任な占いなんかと一緒にしてはいけないと思います。」 これが占い師の言うことなの!?と、大好きになりました笑

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2022/11/13

2013年出版のもの "占い"とは何か。 "今日はついてないな"とか"晴れ女・晴れ男"など、ふとしたところに非日常を信じている発言があふれている。 これには、はっとしました。無意識のうちに何かを信じているのだと。 占い...

2013年出版のもの "占い"とは何か。 "今日はついてないな"とか"晴れ女・晴れ男"など、ふとしたところに非日常を信じている発言があふれている。 これには、はっとしました。無意識のうちに何かを信じているのだと。 占いの及ぼす影響なのか、占いが当たっているのか、という神話?をもとにした話も面白かったです。 月の影響に関するところも興味深かった。 占いとの付き合い方、距離感を考えさせられた。

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2022/06/04

「お探し物は図書室まで」に登場した本書が気になって手に取りました。 私自身の名前に月があることからも、どこか惹きつけられるものがありました。 なにかを「信じた」とき、私たちは、もともと心の中に存在した空洞に信じる対象を吸い込み、さらに、空洞の形に合わせてその対象を変形させて、...

「お探し物は図書室まで」に登場した本書が気になって手に取りました。 私自身の名前に月があることからも、どこか惹きつけられるものがありました。 なにかを「信じた」とき、私たちは、もともと心の中に存在した空洞に信じる対象を吸い込み、さらに、空洞の形に合わせてその対象を変形させて、「信じた」対象と心を一体化させてしまうのではないでしょうか。 占いも、占いをすることも、それ自体が運命の一部なのだなと思いました。 深い感情と直感に基づく月の目も大切にしたいです。

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2021/12/08

あらすじ(HPより)石井ゆかりが綴る「月の世界」へようこそ! 「月と占い」「占いとのつきあい方」について、わかりやすく説明します。占いとの「つきあい方」に悩んでいるあなたへ。 本書では、石井ゆかりが月の世界を入り口に、「占いとのつきあい方」について語ります。 占いに飲み込まれず「...

あらすじ(HPより)石井ゆかりが綴る「月の世界」へようこそ! 「月と占い」「占いとのつきあい方」について、わかりやすく説明します。占いとの「つきあい方」に悩んでいるあなたへ。 本書では、石井ゆかりが月の世界を入り口に、「占いとのつきあい方」について語ります。 占いに飲み込まれず「月の世界=夢の世界」を通して、「占いとどうつきあえばいいのか」を内側から考えます。 好評を博した「月のとびら」(2013年刊)が新装版となって登場! 石井ゆかりファンのみならず、占い好き必見の1冊。 「星占い」の世界で、月が象徴するのは、変化、豊譲、母なるもの、無意識、身体…。石井ゆかりから「星占い」に興味のあるあなたへ、毎夜見上げる「月」にまつわる大切なこと、「私信」として綴ります。(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784484182056) 『お探し物は図書室まで』を読んで気になったので。 たまにはこういうのも良い。院生やってて、根拠のある文章しか許されない世界にしばらくいたので、こんな感じだよね、くらいのふわっとした文章が新鮮で、親しみやすく感じた。(もちろんちゃんと論拠がある部分もある) でも本の中で語られている「月の目で見る、月の心で生きる」というのはそういう白黒はっきりさせる科学的なものでもなくて、まさにこの矛盾があって当たり前の、むしろそれが美しいような、そういうことなんだろうなと思う。(支離滅裂) 別に自己啓発本とかではない。私自身、別に占いに興味があるわけではないし、それに囚われてるわけでもない。でもなんか読むと、少しだけ気持ちに余裕ができる気がするし、月や星が意味するものについて、考えてみたくなる、自分との繋がりを確かめてみたくなる、不思議な魅力の本でした。 以下、内容に触れます。 ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』の中で、主人公バスチアンが夢の世界の女王につけた名前が「モンデンキント(月の子)」であったように、月は私たちの内なる夢の住まう場所であるように思われます。(p.6) →素敵。はてしない物語好き。美しいファンタジーと月の繋がりを感じられる。 かつて子供だった私たちのすべてが「サンタクロースはいない」と人生のどこかで知らされたはずなのに、相変わらずサンタクロースがクリスマスから消え去る気配がないのは、まだ幼い子供たちがそれを信じているから、ではありません。昔子供だった大人たちこそが、大人になってもなお、「サンタクロース」の真実を心から理解して、その世界を生きているからです。 子供にサンタクロースの夢を見せてやろうとする親のすべてが、自分の心の中に、真実のサンタクロースを住まわせています。だからこそ、子供の多くが、そりに乗ったサンタクロースが「実在する」と感じます。 親たちの教えるサンタクロースは、けっして「嘘」ではなく、もっと大きな「本当」です。(p.29) →これも素敵な言葉。信じる心と繋げられることが多いサンタクロースだけど、大人がどうサンタクロースを理解しているか、ここまで綺麗に言語化されてるの初めて見た気がする。 誕生日には、自分が生まれたときとほぼ同じ位置に、太陽が戻ってくるのです。 ですから、誕生日の夜には、自分が生まれた日の夜に輝いていたのと同じ星々が輝くことになります。(p.128-129) →素敵!そんな風に考えたことなかった。

Posted byブクログ

2021/09/20

読んでて、機がが熟すという、タイミングがかみあった瞬間ってあるなぁ~と。のりとはずみとタイミングと言うけど、あれは機が熟した時に起きる現象かもしれないと思いました☆

Posted byブクログ