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ヒューマンライブラリー の商品レビュー

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2019/03/04

関わったことがない人、知らない世界。 どんな人でも実際に会って、話してみなきゃわかんない。 そんな人と人を、まるで図書館が本と読者を繋ぐように繋いでみようというのがヒューマンライブラリー。 人は本となり、その本を読む読者となる。 本となるのは普段なかなか話を聞けないマイノリティな...

関わったことがない人、知らない世界。 どんな人でも実際に会って、話してみなきゃわかんない。 そんな人と人を、まるで図書館が本と読者を繋ぐように繋いでみようというのがヒューマンライブラリー。 人は本となり、その本を読む読者となる。 本となるのは普段なかなか話を聞けないマイノリティな方々…と、ここで違和感。 それは誰かが勝手にマイノリティかそうでないか判定してしまっているのではないかということ。 そして本と読者は、司書という名のスタッフを介して実際に話をします。 ルールには本を傷つけないこととありますが… 本当の本と違って、そこにいるのは人間です。 いつ何で傷ついて、何で傷つかないかなんて誰にもわからない。 このルールは結局意味をなしてない、むしろそんなルールがあるから油断して、致命傷を受けることもあるのではないかなと感じました。 多分、誰でも本になれます。 誰しも100%普通ではない。もし100%普通な人がいたとしたら、その人はまったく普通じゃないので、貴重な本となるでしょう。 それを図書館と言うことの是非はともかく、面白い取り組みだとは思います。

Posted byブクログ