プーさんの鼻 の商品レビュー
子供が生まれて生活の感覚がなまなましく新鮮になる感じがとても「わかる」。 言語化のうまいひとの作品は自分の心まで言語化された気持ちになるなあと、素敵な気持ちになれる。 恋の歌もそれなりにあって、詳しい話を聞いてみたいなあと思わせる、想像が広がる歌がたくさんあった。これも良い。 ...
子供が生まれて生活の感覚がなまなましく新鮮になる感じがとても「わかる」。 言語化のうまいひとの作品は自分の心まで言語化された気持ちになるなあと、素敵な気持ちになれる。 恋の歌もそれなりにあって、詳しい話を聞いてみたいなあと思わせる、想像が広がる歌がたくさんあった。これも良い。 一番好きな歌2つ: 海底を走る列車の音がする深夜おまえの心音を聞く 年末の銀座を行けばもとはみな赤ちゃんだった人たちの群れ
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やはり言葉のタイムカプセルを作るのがあまりにも上手。愛おしい刹那を切り取るのは、簡単なようでいて本当に難しいこと。まして31文字に集約するなんて。 お子さんへの愛情、家族への愛情、そしてもちろん恋人への愛情。 みんな誰かの子ども、誰かに見守られて生きてきたんだよなあ。 父や母、兄...
やはり言葉のタイムカプセルを作るのがあまりにも上手。愛おしい刹那を切り取るのは、簡単なようでいて本当に難しいこと。まして31文字に集約するなんて。 お子さんへの愛情、家族への愛情、そしてもちろん恋人への愛情。 みんな誰かの子ども、誰かに見守られて生きてきたんだよなあ。 父や母、兄妹たちの顔と涙が浮かんだ詩集。 すでにおまえは一つのいのち日曜の朝の6時に動きはじめる リセットのできぬ命をはぐくめば確かに我は地球を愛す 新郎と呼ばれて顔をあげている弟はずっとずっと弟 孫に語る「ねずみとクモ」の物語 私にも昔聞かせてくれた
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俵万智さんのドキュメンタリーをテレビで拝見し、読んでみたくなった。 あとがきに「短歌は、私のなかから生まれるのではない、私と愛しい人とのあいだに生まれるのだ。」と書いてあるように、俵万智さんの短歌はどれも側にいる誰かと共に過ごした時間がテーマになっている感じがする。 本書はお子さ...
俵万智さんのドキュメンタリーをテレビで拝見し、読んでみたくなった。 あとがきに「短歌は、私のなかから生まれるのではない、私と愛しい人とのあいだに生まれるのだ。」と書いてあるように、俵万智さんの短歌はどれも側にいる誰かと共に過ごした時間がテーマになっている感じがする。 本書はお子さんが産まれた頃の作品で、育児のなかでの発見やあたたかな日々の短歌が多かった。
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小さい子どもを持つ親なら思わずふふっとなってしまうと思う。まさに私。面白い。子どものことメインだけど、私が好きなのは父の定年。
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妊娠、出産、子育ての歌を中心に、今の思い、感情をそのまま表現。たった31文字に共感し、昔の自分を思い出す。サラッと読めて、とてもいい。
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笑いあり涙あり 感情や感覚を短い言葉で表現するのにこれ以上の様式はない。自分なりの句集をつくってみたい。
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い読むたびに、万智さんより自分を世界にさらけ出してる人はいないんじゃないだろうかというくらい、深い気持ちに連れていかれる。
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