猫のお寺の知恩さん(6) の商品レビュー
ほんと、何だろうな、このじんわりと温かくなる一方で、いきなり、グァッーと押し寄せてくる感じは 「小説家になろう」に投稿する自作の質を上げる為に、日々、己の語彙力を豊かにしようとしているってのに、こう言う時、的確な表現が出来ないのは悔しい しかし、そういうモヤモヤをくれる物ほど、良...
ほんと、何だろうな、このじんわりと温かくなる一方で、いきなり、グァッーと押し寄せてくる感じは 「小説家になろう」に投稿する自作の質を上げる為に、日々、己の語彙力を豊かにしようとしているってのに、こう言う時、的確な表現が出来ないのは悔しい しかし、そういうモヤモヤをくれる物ほど、良い漫画だったりするのだ この『猫のお寺の知恩さん』は、他の漫画読みから、「猫の出る漫画」、「主人公とヒロインに年の差があるもの」、「キュンとできる恋愛もの」、「男でも読める恋愛漫画」でお勧めを聞かれた時、自信を持って紹介できるから助かる ストーリーの展開、源と知恩さんの距離感がじれったく感じるけど、不思議とイライラせず、優しい気持ちで見守っていこうってスタンスになれるのは、やっぱり、絵柄が優しいからなのか。もしくは、猫が可愛いからなのか。それとも、女子キャラがちょっとした瞬間に見せてくれる仕草が色っぽいからか 今巻も、知恩さんは源に対して、壁を作り、牽制している。異性として、しっかりと意識しているからこそ、年上の自分ではなく、同年代の女子と付き合った方が良い、と自分に言い聞かせて、無理しているのが丸分かり だからこそ、応援したくなるんだよな、素直じゃない知恩さんも、挫けずに頑張る源も おばあちゃんの、意地っ張りな孫の背の押し方も、これまた、上手いなぁ、と唸らされる。孫の性格を熟知していらっしゃる。こんな押し方されちゃ、知恩さんもノセられていると分かっていたって、行くしかない その一方で、昼間ちゃんの中で、源に対する意識が、特別かつ唯一の感情に変化し始めている 昼間ちゃんが、源に惹かれつつあるのも共感できる。源の気の遣い方は、ちっとばかし、あからさまってのはあるんだけど、押しつけがましくないんだよな。本当に、昼間ちゃんの膝の調子を心配してるってのが伝わってくる そんな不器用な優しさを向けられたら、源に対して、昼間ちゃんがドキドキしちゃうのも頷ける けれど、源が知恩さんしか見てないのが、近くにいて分かるから、自分のこの甘酸っぱくも、ほろ苦さも薫るキモチは秘める。それでも、視線で追える距離でいたいって、ちっちゃな我儘を口にするトコが、これまた可愛い 好きだからこそ、相手を遠ざけて、恋心が冷めるのを待とうとするズルい知恩さん、好きだからこそ、相手から遠ざかる事も出来ず、恋心を温める臆病な昼間ちゃん、どっちも魅力的だ このアオハルのもどかしさ、『冨士山さんは思春期』を見事に完結させたオジロ先生だからこそ、淡くも印象的に表現できるんだろう どの回も「グッ」と「キュン」、どちらもあるが、個人的に一推ししたいのは、第50話の「文化祭の前夜の知恩さん」だ。男女のバイク2ケツって、憧れるよな。たまには、女性の方が運転し、男が後ろってパターンも悪くない 寝坊した源に、しっかりと恥をかかせる知恩さんの“優しさ”にも口角が上がった 何より、オチが良かった。ほんと、知恩さん、素直じゃない。まぁ、源の面子を守りたかったのかね この台詞を引用に選んだのは、無様にもやられてしまったので。オジロ先生、これは反則的すぎっすよ。読み手を萌え殺す気っすか?
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ほっこりとドキドキの絶妙なバランスが大好きです♪ 人も動物達もみんな魅力的。みんな表情が豊かで言葉にはしていなくてもそれぞれの心の動きがよく分かるのはオジロさんの画力や表現力が凄すぎるからなんだろうな〜。
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いろいろ良いけれど、50話が特によかった。完璧過ぎるくらいよく決まったオチ。スクーターと電車が並走するシーンも見事だ。映像化されることがあったら真っ先に予告編で使わそう。
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セリフを極力配した静かな流れが心地よい。でも、みんな心の中ではいろいろ感じながら過ごしてるんだろうなー。いいな、ティーンエイジャー(´ω`)。
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