社会をつくる「物語」の力 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本のここがお気に入り 「いま普通の人がイメージしている秀吉像って、「人たらし」で「明るくて」とかいうことになっていますけど、あれはほとんどすべて、司馬遼太郎がつくったキャラ設定なんですよ(笑)」
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事前に期待してたのと全然違う内容で、途中で挫折気味になり飛ばし読みしました。。 SF作家と法律家の対談本です。 読む前は、 ・蓬莱学園という文字列で、懐かしい気持ちになりました。 ・河合隼雄『物語とふしぎ』とも通ずる内容とかなと想像してました。物語とふしぎは個人と物語の関わりで...
事前に期待してたのと全然違う内容で、途中で挫折気味になり飛ばし読みしました。。 SF作家と法律家の対談本です。 読む前は、 ・蓬莱学園という文字列で、懐かしい気持ちになりました。 ・河合隼雄『物語とふしぎ』とも通ずる内容とかなと想像してました。物語とふしぎは個人と物語の関わりですが、『社会をつくる「物語」の力』はその拡大版かなとか。 読み始めると、右翼左翼にリベラル、安倍政権批判にトランプ氏の批判、辺野古基地問題に安保法制、共謀罪など、うわぁーなトピックが並んでてちょっと引きました。 (左翼やリベラルは定義も書かれてないので、どう理解して良いかちょっと困りました。) とはいえ、自分も大した知識もないのにイメージで引くなんて良くないなと思い、読み進め、 面白い話題もあります。物語=フィクションと捉えて、法学の「法人」概念を説明したり、そこからロボットやAIに人権を与える「架空人」を仮定したり等 でもやっぱり、現実のあれこれは良くない、衆愚政治だ、是正するにはなんとかだ、という方向に行くので、読むのがキツくなってやめました。
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話題が多岐に渡り、深く、面白い。ただ、ちょっと消化不良。手元に置いておいて、余裕があるときにじっくり読んで、自分と社会の関わりを振り返りたいと思う一冊。
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物語と呼ばれるものがフィクションとして世界と乖離した存在したものではなく,社会を反映し,また社会に反映される,確かな存在理由があるものであり,それは過去より連綿と続いているものであると説く.物語といえど,単純な余暇の慰みとして読むだけの価値ではないことが実感できる.
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面白い組み合わせで、木村草太氏に興味があり読んだ一冊。所々示唆に富む発言があります。一貫してリベラルなトーン。日本の政治やマスコミが、この本くらいのスタンスで物事を論じてくれればいいののになと思いました。
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気鋭の憲法学者・木村草太と自由な小説家・新城カズマによる、政治からAI、そして「指輪物語」まで、縦横に語り続けた対論。 これだけの話題を掘り下げる二人の博学にも驚きますが、後半のほとんどを割いて語られる「指輪」の魔力、これは読むしかありません。
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