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感染領域 の商品レビュー

3.4

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2018/05/25

ストーリーや登場人物は分かりやすいが、バイオの専門的な描写のところは軽く読み流してしまった。ここまで詳述しなくても物語は成立するのでは?この分野の知識を持った作家なんだろうと感じた。

Posted byブクログ

2018/04/30

「感染」と言う事なので人の病気かと思いきや、植物の病気の話。 途中STAP細胞騒動をモデルにしたと思われる描写があり、若干微妙な感じもするが、主人公を閑職に追いやる設定としてはアリなのかなぁ? 著者は、那藤功一と菅谷淳夫の二人のユニットによるもの。二人とも文系で、且つ、植物科...

「感染」と言う事なので人の病気かと思いきや、植物の病気の話。 途中STAP細胞騒動をモデルにしたと思われる描写があり、若干微妙な感じもするが、主人公を閑職に追いやる設定としてはアリなのかなぁ? 著者は、那藤功一と菅谷淳夫の二人のユニットによるもの。二人とも文系で、且つ、植物科学の仕事に就いたことは無いようですが、ここまで詳細な描写は見事。専門的な話も結構出てきますが、素人読者もわかる様に書かれています。凄いな。 中々面白かったです。

Posted byブクログ

2018/04/18

2018年”このミステリーがすごい!大賞”優秀賞受賞作品。初読み作家。 九州のトマト畑で、葉が赤くなり枯死する事案が頻発。帝都大学の植物病理学者・安藤は、かつての恋人である農水省の里中の依頼を受け調査に乗り出す。そんな中、トマト製品の研究所に勤める旧友が変死。安藤は旧友が研究して...

2018年”このミステリーがすごい!大賞”優秀賞受賞作品。初読み作家。 九州のトマト畑で、葉が赤くなり枯死する事案が頻発。帝都大学の植物病理学者・安藤は、かつての恋人である農水省の里中の依頼を受け調査に乗り出す。そんな中、トマト製品の研究所に勤める旧友が変死。安藤は旧友が研究していた熟さないトマト”カグラ”の研究も引き継ぐことになるが、同時に身の回りで不審なことが・・・ 専門的な話ではあるが、読者に分かるよう丁寧に描かれている。世界規模の危機の割には、緊迫感はいま一つ伝わってこなかった。バイオハッカーのモモちゃんのキャラクターはよかった。こちらでのスピンオフも期待。 東大卒の二人組の著者が書いたとうことを読後に知って、驚いた。

Posted byブクログ

2018/04/09

第16回このミス優秀賞。 九州のトマト農家で、葉が赤くなり、枯死する事案が頻発する。農水省の依頼を受けた帝都大学の植物病理学者・安藤は調査に乗り出す。未知のウイルスを追うと同時に、トマト製品を作る会社の研究所に勤める旧友が変死し、その旧友が研究していた熟さないトマト「Kagla」...

第16回このミス優秀賞。 九州のトマト農家で、葉が赤くなり、枯死する事案が頻発する。農水省の依頼を受けた帝都大学の植物病理学者・安藤は調査に乗り出す。未知のウイルスを追うと同時に、トマト製品を作る会社の研究所に勤める旧友が変死し、その旧友が研究していた熟さないトマト「Kagla」の研究も引き継ぐことに… 主人公の安藤は過去に事件を起こし、大学でもアウトローな存在なのだけど、頭は最高に切れるし、ケンカは強いし、見た目も悪くなさそうで、植物病理学者と言うより、一匹狼の刑事のような感じ。安藤が過去に起こした事件は、実際にあった事件を彷彿とさせ、ウイルスと言う難しいテーマを扱っている割にはエンターテイメント性も高く、思わず一気読み。 2人の作家さんが連名で書いているのだが、どちらも理系の出身ではないのに、この手の理系サスペンスを上手くまとめている印象。今後も楽しみな作家ユニット。

Posted byブクログ

2018/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東大卒の二人組の著者が書いたミステリーということで購入。 日本国土に徐々に感染が広がっていく経過の表現はスリルがあり、サイエンス面での設定も面白い。ただ、なんとなく結論が見えてしまうのは先読みしすぎだろうか。

Posted byブクログ

2018/03/18

まあ息抜きくらいにちょうど良いかなとあんまり期待せずに読んでみたけど、思いのほかよくできているお話だと思った。細かいところでいくつか違和感を感じるところがあったのが残念。だけど、それをあまり感じせない程度には勢いがあった。 180318

Posted byブクログ

2018/03/04

トマトの木は収穫の後に放置しておくと××メートルの高さになるだとか、実は光合成しないだとか、リコピンって何?だとか、この本を読むとトマトについて詳しくなります。 本書のパッケージと題名から仙川環さんが描きそうな感染症で日本滅亡の危機物かと思いきや、まさかの農業ミステリーサスペン...

トマトの木は収穫の後に放置しておくと××メートルの高さになるだとか、実は光合成しないだとか、リコピンって何?だとか、この本を読むとトマトについて詳しくなります。 本書のパッケージと題名から仙川環さんが描きそうな感染症で日本滅亡の危機物かと思いきや、まさかの農業ミステリーサスペンス!? 要所要所にここ数年に起きた事柄っぽいモノが放り込まれているのも実に興味深い! テンポよし、文体よし、キャラクターよしでオマケにボリュームも丁度良いい! 是非是非皆さんに読んで欲しい一冊です!

Posted byブクログ

2018/02/14

トマト好きなんで、こんな事態になったら悲しいなぁ。実際に起きうる事態としてこれを捉えると、そら恐ろしいものがありますね。人に感染するウィルスよりもより確実に生命絶滅のシナリオですよね。 小説しては少々出来過ぎなのと、敵役の行動が短絡的すぎる。テンポもよく面白く読めるので、次回作に...

トマト好きなんで、こんな事態になったら悲しいなぁ。実際に起きうる事態としてこれを捉えると、そら恐ろしいものがありますね。人に感染するウィルスよりもより確実に生命絶滅のシナリオですよね。 小説しては少々出来過ぎなのと、敵役の行動が短絡的すぎる。テンポもよく面白く読めるので、次回作に期待でしょうか。

Posted byブクログ