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編集長の条件 醍醐真司の博覧推理ファイル の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/03/17

とても読みやすかった。 マンガ編集の仕事を軸に繰り広げられたミステリーで、仕事に対する主人公の考え方も途中に出てくるウンチクも興味深くてワクワクしました。 とても個性的な主人公と、彼に関わりたくないのに、仕事として関わることになってしまう探偵(女性)でしたが、息がぴったりで...

とても読みやすかった。 マンガ編集の仕事を軸に繰り広げられたミステリーで、仕事に対する主人公の考え方も途中に出てくるウンチクも興味深くてワクワクしました。 とても個性的な主人公と、彼に関わりたくないのに、仕事として関わることになってしまう探偵(女性)でしたが、息がぴったりで笑ってしまいます。 彼女は派手な存在でもないのにストーリーに厚みを与えていると感じます。 後半でやっと、あれが伏線だったのかと思い返らせるところ、そして様々な伏線をきちんと回収していくところも、王道ですが楽しく読めて読後感もとても良い。 これまたシリーズ物なので、またその続きも読みたいです。 読み終わった頃、ピザが食べたくなった、、、しかし、あのトッピングは探せないと思います。

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2018/08/31

シリーズ第一作である「闇の伴走者」が主人公二人の視点や行動に加えて、途中途中に事件の裏に潜む正体不明の登場人物達の行動や視点が入っていたことに比べて読みやすかったですが人間の心の闇を描いた部分としては「闇の伴走者」の方が好きでした。戦後の未解決事件である下山事件への作者なりの見解...

シリーズ第一作である「闇の伴走者」が主人公二人の視点や行動に加えて、途中途中に事件の裏に潜む正体不明の登場人物達の行動や視点が入っていたことに比べて読みやすかったですが人間の心の闇を描いた部分としては「闇の伴走者」の方が好きでした。戦後の未解決事件である下山事件への作者なりの見解と作中で提示されていた事柄が事件解決に向けて一つにまとまっていく様子は本当に見事でした。 主人公の一人である優希の父の死や警察官の間で語られているある存在など、今後のシリーズにも引っ張るであろう要素があったので、シリーズの新作が楽しみになりました。

Posted byブクログ

2018/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

醍醐真司シリーズ3作目。ミステリーとしては今ひとつの印象だったが、マンガや紙芝居や下山事件やと相変わらずうんちくがすごく興味深い。 水野さんとコンビでシリーズになりそうで期待。

Posted byブクログ

2018/03/25

なんのはなしだ??って感じてしまうくらいに結構脇に逸れてる気がしたんだけど。そこまで下山事件を熱弁する必要あったかぁ??BILLYBATでも出してたけどそんなに今の時代でも重要か??そもそも何のストーリーだっけ??って振り返ってしまった珍しい展開。読み終わってああ そうゆーこと ...

なんのはなしだ??って感じてしまうくらいに結構脇に逸れてる気がしたんだけど。そこまで下山事件を熱弁する必要あったかぁ??BILLYBATでも出してたけどそんなに今の時代でも重要か??そもそも何のストーリーだっけ??って振り返ってしまった珍しい展開。読み終わってああ そうゆーこと って。マンガの編集の世界ってまるで別世界に思えて気持ちがリンクしなかったっす。それといかにものプロットになってませんか?長崎さん。

Posted byブクログ

2018/03/12

作中に登場する手塚治虫の「奇子」。所有しているので、読後思わず言及されている箇所を確認してしまった。なるほど、何の気なしに読んでいるけど、作者や編集者にとっては物凄くこだわっていることがわかった。 この作者は昔の漫画の薀蓄も語ってくれるので、その部分だけでも面白い。

Posted byブクログ

2018/03/05

一応殺人事件はあるが、いつもながらの漫画愛と蘊蓄に感服。今回は紙芝居の分野に広がりあの白土三平が『ミスターともちゃん』という紙芝居を描いた、しかも画風は長谷川町子風だったとか、鬼太郎にはオリジナルがあり水木しげるはそれを自分流に発展させて画も上達していったとか、興味深いエピソード...

一応殺人事件はあるが、いつもながらの漫画愛と蘊蓄に感服。今回は紙芝居の分野に広がりあの白土三平が『ミスターともちゃん』という紙芝居を描いた、しかも画風は長谷川町子風だったとか、鬼太郎にはオリジナルがあり水木しげるはそれを自分流に発展させて画も上達していったとか、興味深いエピソード満載。肝腎の殺人事件など忘れて楽しめる。『はらわた忠臣蔵』これは子供の紙芝居じゃないでしょ! 醍醐さん、今回はまたすごくいい人。 次作も待ってます。

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