数学を使わない数学の講義 の商品レビュー
たまたま入った、ふだんは行かない書店で、面出しになっている本書を発見。著者はもう何年か前になくなっているはず。と思いつつ、「痛快 憲法学」がとても分かりやすかったという記憶があるのと橋爪先生の師匠ということもあって、購入した。確かに読みやすい、分かりやすい。が、これは本当に数学の...
たまたま入った、ふだんは行かない書店で、面出しになっている本書を発見。著者はもう何年か前になくなっているはず。と思いつつ、「痛快 憲法学」がとても分かりやすかったという記憶があるのと橋爪先生の師匠ということもあって、購入した。確かに読みやすい、分かりやすい。が、これは本当に数学の本?というくらい数学はまったく使われていない。けれど、数学の考え方について本質的なことが書かれている。契約について書かれていた件では、私自身がものすごく日本人寄りで、契約が全然守れないということに気づかされた。決まりなんて、そのときの都合でいくらでも変えていい、くらいにしか思っていないから、そういうわけで、言行不一致だったりして、「なんだ、この人」なんて思われていることも多いのだろうなあ。アローズ・ジレンマはちゃんと記憶して、そらで人に説明できるようになっておきたいなあ。
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