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ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(1) の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

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2021/10/06

とても難しいテーマですね。 作者が言いたかったのは、『沙優の様な状況にある女性が世の中にいるんだということを知ってもらいたい』なのではないかと考えています。 主人公は正直ファンタジーです。あんな男なんていない。けれど、主人公の様な男がいないと物語が暗くなりすぎてしまうので、テ...

とても難しいテーマですね。 作者が言いたかったのは、『沙優の様な状況にある女性が世の中にいるんだということを知ってもらいたい』なのではないかと考えています。 主人公は正直ファンタジーです。あんな男なんていない。けれど、主人公の様な男がいないと物語が暗くなりすぎてしまうので、テーマを描くために作られたキャラなのではないでしょうか。 逆に言えば、主人公の様な男はいないのだから、沙優の様な女性は大変な事になっているのだということで…。 実際には警察・児童相談所、他にも様々な施設があるのでそちらを頼って欲しいところです。そういう事を皆が真剣に考え、きちんと解決できる世の中になれば良いと思います。

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2021/06/08

主人公、かっこいい。人間として。しかしこれ、どうなっちゃうんだろ。家に人がいてくれるだけで暖かい気持ちになるのはわかる。こう言うのを小説は初めて読んだけど、おもしろいです。

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2021/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人に優しくしたいと思う時ってどんな時なんだろう? そんな時に理由なんてない。 まず優しくありたいと思う、自分にも他人にも。 自分とは縁のなかった人の、人でなしな行動について聞かされてしまうと ものすごく侘しい気持ちになるのではないだろうか。 周りがどんなことをしたとしても、 自分だけは人でなしな人間にはなりたくないと思える。 優しくされたことがないと、 初めて優しくされたときの気持ちってやっぱり惹かれてしまうのか。 その気持ちってなんなんだろう。 勘違い? 恋 愛。 気持ちにいろんな名前をつけたくなって。 行動に現れるのは突っ走ってしまう。 突っ走るってしまう思い。 その思いはどうあって欲しいのだろう。 返ってこないと不安になる。 人との付き合い方と同じくらい、 不安との付き合い方になかなか慣れてないんだろうな。

Posted byブクログ

2021/02/06

ハートフル、なんだけど「女子高生を拾って住まわせている」ってシチュエーションはファンタジーだとしてもいつ爆弾が爆発してもおかしくない不穏さを感じる。 きっとこの幸福な共同生活はいつか終わりを迎える、終わらせなきゃいけないものだと二人も分かってる。 だからこそ吉田は沙優が今を幸せに...

ハートフル、なんだけど「女子高生を拾って住まわせている」ってシチュエーションはファンタジーだとしてもいつ爆弾が爆発してもおかしくない不穏さを感じる。 きっとこの幸福な共同生活はいつか終わりを迎える、終わらせなきゃいけないものだと二人も分かってる。 だからこそ吉田は沙優が今を幸せに過ごすために最大限心を砕くし、沙優はきっと突然くる終わりへの不安を募らせるんだろうな。 個人的には、沙優の吉田への気持ちは片思いで終わるのが一番美しいと思う。 というか三島さんに報われてほしい(完全に個人的趣味w)

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2021/01/12

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (角川スニーカー文庫) 少し扇情的なタイトル、ラノベ枠にされてるが故か? 26歳独身サラリーマンの吉田の失恋から始まるラブストーリー♪ フラレた夜、電柱の下にいたjk沙優を拾う、ただの奔放なjkと言うわけではなく訳ありだとは感じさせるが、謎解...

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (角川スニーカー文庫) 少し扇情的なタイトル、ラノベ枠にされてるが故か? 26歳独身サラリーマンの吉田の失恋から始まるラブストーリー♪ フラレた夜、電柱の下にいたjk沙優を拾う、ただの奔放なjkと言うわけではなく訳ありだとは感じさせるが、謎解きはこれからかな? とにかく吉田がモテる(笑) ヒロインのjk沙優、部下の三島、上司の後藤とだけどハーレム?でもないみたい。 沙優との暮らしが吉田を変えてゆく、それを敏感に感じる後藤、吉田の本質的な優しさを知る三島、沙優は吉田との穏やかな暮らしの中で、過去の自分に後悔し怯え、今の気持ちに戸惑います。 トリッキーなタイトルとは裏腹な大人な恋愛小説だと思います。 #しめさば #しめさば先生 #髭を剃るそして女子高生を拾う #ラノベ好きと繋がりたい #ラノベ #ラノベ倶楽部 #ラノベ好き #ラノベの杜 #ラノベsyokai #ブクオフ万歳 #ブックオフ好き #ブックオフパトロールの成果 #ブックオフ

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2021/01/03

『#ひげを剃る。そして女子高生を拾う』 ほぼ日書評 Day304 三が日最後は、Kindle Unlimitedで上がってきたラノベ。 これが第1巻で4巻くらい続くらしい。内容はなんてことはないけれど、改めて感じたのがタイトルの重要性。「ひげを剃る」ってなんだ?って。 大晦日...

『#ひげを剃る。そして女子高生を拾う』 ほぼ日書評 Day304 三が日最後は、Kindle Unlimitedで上がってきたラノベ。 これが第1巻で4巻くらい続くらしい。内容はなんてことはないけれど、改めて感じたのがタイトルの重要性。「ひげを剃る」ってなんだ?って。 大晦日に上げた『コント入門』のセオリーで言えば、非日常な舞台設定で、限りなく日常(普通)な主人公が些細なことで思い悩む様を微笑ましく描く。作者、しめさばさんの出世作のようだが、あとがきで「ふと思いついた」主人公が自ら動き出したということらしい。その辺りが非常に興味深い。

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2020/08/05

とにかくヒロインが可愛い! そのキャラ性とは裏腹にストーリーの深さ、一つ一つ表情と心情の関連性がとても良い。 サラッと読めて面白いのでラノベ入門にも向いてる! ラノベにハマるきっかけになると思います

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2020/04/05

リアルに考えれば考えるほど、彼の行動を肯定することはできない。何が本当に彼女の幸せなのかは分からないけど、今の世の中ではいつか破滅が訪れる。 然るべき機関もある。そこが頼れる場所かは分からないけど、大人であるならそうしなければならない。 ファンタジーとして楽しむなら、ただ彼女に幸...

リアルに考えれば考えるほど、彼の行動を肯定することはできない。何が本当に彼女の幸せなのかは分からないけど、今の世の中ではいつか破滅が訪れる。 然るべき機関もある。そこが頼れる場所かは分からないけど、大人であるならそうしなければならない。 ファンタジーとして楽しむなら、ただ彼女に幸せになってほしいと思う。 そして、彼女が生き抜いてきた世の中と、それを食い物にした男性に嫌悪感を感じ、またその男性である自分自身にものすごい嫌悪感を感じる。

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2020/01/29

男が描いた「ぼくの考えた格好いい大人」。 つくづく、気色の悪い発想・展開・言い回しだと思う。 といいながら全部読んだわけだけど。

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2019/12/26

単純に独身サラリーマンと女子高生がイチャイチャする話かと思いきや、他にもヒロインが登場するし、主役二人の境遇についても背景をしっかり持った上で描いてくれているのは嬉しい誤算 話の中心となっているのは吉田と沙優の触れ合い 偶然の出会いを契機にしつつ吉田のファンタジーじみた優しさ...

単純に独身サラリーマンと女子高生がイチャイチャする話かと思いきや、他にもヒロインが登場するし、主役二人の境遇についても背景をしっかり持った上で描いてくれているのは嬉しい誤算 話の中心となっているのは吉田と沙優の触れ合い 偶然の出会いを契機にしつつ吉田のファンタジーじみた優しさから始まった二人の共同生活。 沙優に対する吉田の接し方が兎に角ありえないくらいに優しいのが本作の特徴か。その優しさというのが沙優の非行を攻めるでもなく、かといって同情するわけでもなく、ニュートラルな態度で沙優と接していくんだよね そんな吉田の前では若干の男性不審に陥っていた沙優も吉田を信頼するようになるというもので ただ、吉田の優しさって誰に対しても分け隔てない優しさだから周囲をヤキモキさせてしまう部分はあるわけで。 そういった周囲の受け止め方の描写はちょっと面白い 沙優という女の子の特徴を表すなら要領が良すぎて人を本当の意味で頼るのが苦手なタイプといった所か。 彼女はこれまでギブアンドテイクで数多の家を渡り歩いてきた。相手が自分に居候先を提供してくれるなら自分も出せるものを出す。そういう関係は確かに人を頼る上で成立しているが、彼女がまだ未成年であることを考えるとそれは正しい関係性とは言えない。子供が大人を頼る際にギブアンドテイクを持ち出すなんてどうかしてる。 そういった意味では住まわせる代わりに家事を申し付ける程度で後は何も要求せず、それどころか彼女が住みやすいようにと漫画やらスマホやら用意する吉田の姿勢は優しすぎるもの そうして吉田の家は沙優にとって居心地のいい『帰る場所』になっていくのだけど、面白いことに吉田にとっても沙優の居る空間が『帰る場所』になっていく。 それらの過程を本作はじっくり描いてくれているものだから、二人の心情変化と併せて読むとかなり楽しめるようになっているね ただ、どうしても問題となってくるのは吉田と沙優の関係なわけで。吉田は自制心や後藤への想いを引きずっている流れで沙優を恋愛対象とは思わないようにしている。それは大人が子供と接する際には当然求められる態度 けれど、沙優が吉田を好きになってはいけない理由なんて家に置いて貰う条件くらいなもので子供が大人を好きになってしまうことだってある。 そういった両者の違いが最も現れたのが17話の描写となるわけだね 取り敢えず今回は吉田が強く自制し沙優に求めるものを明かしたことで二人の関係は発展せずに終わったけれど、これからはどうなっていくのかな?とちょっと楽しみになってしまう 沙優以外のヒロインだと柚葉と愛依梨が存在している 柚葉は最初どういうタイプかまるで見えなかったけど、飲み会の後のシーン辺りから彼女の魅力が存分に描かれるようになっている 会社では全力を出さずに適度に力を抜いて仕事をする。このようなスタイルで仕事をする人間なんてこの世に星の数ほどいるだろうけど、そんな人間に対して諦めずに叱り続けられる人間がどれほど居るのだろうね。 沙優に有り得ない優しさを見せた吉田はこちらでもありえないほどの面倒見の良さを見せるのだ。そりゃ柚葉だって吉田を特別な存在と思うようになったって可怪しくない 彼女の努力は買いたいけれど、今の所全く恋愛対象になっていなかったり、メインヒロインの沙優が居る以上彼女がこれ以上吉田との距離を縮められるビジョンが浮かばないのだけど、果たしてこの二人の関係はこれから進展していくことは有るのかな? そして、沙優と柚葉が吉田の特性に惹かれている現状を思うと愛依梨も吉田の何かしらの特性に惹かれているのではないかと思うのだけど、愛依梨は冒頭で吉田を振っているんだよなぁ…。なのに、振った後もそれを感じさせず、むしろ今まで以上に距離を縮めてこようとする。その謎のスタンスが明かされる時は来るのかな?

Posted byブクログ