ディア・ペイシェント の商品レビュー
医師である作者がご自身や同僚の体験をもとに描いた作品かなと思う 医師と患者、信頼関係だがそれが小さな事で崩れてしまう いつでもハッピーエンドとはかぎらない
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モラルのないクライエントは非常に多くなっている。病院以外でもハードクレーマーは存在する。そんな中でできることは、とにかく誠実という言葉に尽きる。相手に対してでもあるが、 何かあった時に誠実な対応が自分を守ってくれる。
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途中は座間と高峰事務長に腹が立ってしょうがなかったが、最後は悪いやつはお前だったのかー!っていう感じですっきりした。 「治すための医療じゃなくて、幸せに生きるための医療を考えてきた。たとえ病気があっても、その病と共存して、最後まで心地よく生きられるような医療を誠実にやってきた。...
途中は座間と高峰事務長に腹が立ってしょうがなかったが、最後は悪いやつはお前だったのかー!っていう感じですっきりした。 「治すための医療じゃなくて、幸せに生きるための医療を考えてきた。たとえ病気があっても、その病と共存して、最後まで心地よく生きられるような医療を誠実にやってきた。その先に死があっても、それを受け入れる。」といったお父さん。 素敵な人だ。
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以前読んだ『ヴァイタル・サイン』は看護師さんの過酷な日々を描いていたが、こちらは市中病院の常勤内科医 真野千晶の過酷な毎日を描いている。 この作者はモンスターペイシェントへの思いが非常に強いのかもしれない。 そして私が知らないだけで、世の中にはこういった患者様が大勢いるのだろう...
以前読んだ『ヴァイタル・サイン』は看護師さんの過酷な日々を描いていたが、こちらは市中病院の常勤内科医 真野千晶の過酷な毎日を描いている。 この作者はモンスターペイシェントへの思いが非常に強いのかもしれない。 そして私が知らないだけで、世の中にはこういった患者様が大勢いるのだろう。 この作品の中では、本当のモンスターは患者ではなく、はっきりと犯罪者であるが、日々理不尽な苦情や要求にさらされる医療従事者には、本当に頭が下がる。 ただもちろんモンスターは困るが、患者側としては2~3時間待って機械的に診察3分では、不安な気持ちで病院へ来たのに…と、納得できない不満感を抱いてしまうのも正直なところだ。 安易な患者が多すぎるのか、医師が少なすぎるのか、医療システムの問題なのか、その全てなのかもしれない。 千晶は、患者の声を聞こう、誠実であり続けようと、今日も診察を始める。 せめて受診する側の自分たちも同じような心持でいて、病院という場が少しは平和になることを祈りたい。
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他2作品とは違い終末期医療がテーマではなく、医師としても未熟な主人公。 すんなり診察が終えられない言動をする患者が色々出てくるが、どれも医療現場で実際にある話なんだろうと思う。 軸になるモンスターペイシェントが気味悪い。
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4.1 良かった。 医療とは関わりのある職場で働いていることもあり、よりリアルに読めた気がします。 それでも、それだからなのか、患者さんが亡くなったりする場面では思わず泣けてきてしまいました。 学生時代は成績が良くてエリートで、医師になり、そこまで頑張って来たのに、勤務医になると...
4.1 良かった。 医療とは関わりのある職場で働いていることもあり、よりリアルに読めた気がします。 それでも、それだからなのか、患者さんが亡くなったりする場面では思わず泣けてきてしまいました。 学生時代は成績が良くてエリートで、医師になり、そこまで頑張って来たのに、勤務医になると過重労働、荷重責任、があり、その分過剰な承認欲求があり、と、確かにどれも当てはまるケースが多いのだろうなと想像できます。 医師は人なので、診断も正直怖いです。本当に正しいのか、どうか。 でも、人なのでそこは完璧にはならない、そう考えると、信頼できる医師に診てもらう事が納得性を高めることになるんだろうなと思う。
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総合病院に勤務する内科医師の目を通して、医療者と患者間の様々な問題が描かれている。 患者たちから発せられる数々の理不尽に、病気そのものよりも恐怖を感じた。医師という職業は求められるものが多いと以前から思ってはいたが、読んでいるだけで疲れ果てる日常がそこにあった。それでも体力と気力を振り絞って目の前の患者に向かう姿はそうそう真似できるものではない。 医者の日常って戦場だな…というのが読後すぐの感想。
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医者を壊してしまうほどの患者とその家族の態度。 あまりにも酷過ぎて読んでいても辛くなった。 なんとも切ない。 千晶は周りのスタッフと、蓮見、合気道の先生などと関わることで自分をギリギリ統制できている。
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ドラマの方を先に見てしまった。 脚本や、俳優さんの力、表現で原作とは違っているとはいえ、とてもよい作品だった。 老いていく母をいかに穏やかに過ごしてもらうか 考えている今の自分にとって 背中を押してくれる部分もあった。 私自身の心も大事にしたい。 ひとりで抱えずに、助けを求めながら、母を支えたい。 誠実な思いは、いつか、ちゃんと人には伝わる。 真摯な心とあるべき医療への志をもった 素晴らしいお医者さんがちゃんとこの現実にも いらっしゃるのだ、と信じたい。 信じている。
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ドラマから原作へ。 あまりにもひどい患者ばかり出てきて、ドクターがかわいそうだった。お医者さんも辛いなぁと思いつつ、自分の仕事の辛さと重なって苦しくなった。途中もっと悲しいことも起きるし、理不尽なこともたくさん。ただ、ラストは希望が持てる終わりかたでよかった。
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