星空の谷川俊太郎 質問箱 の商品レビュー
まず、傷ついた描写があったのでジェンダーに苦しんでいる人は避けた方が良い。私は辛かった。何気ない一言で傷つく方は特に気をつけた方が良い。 以下の感想は傷ついたページ以前のことについて書いてあるので、あとのページは知りません。読んでいない。 『谷川俊太郎質問箱』から続けて読...
まず、傷ついた描写があったのでジェンダーに苦しんでいる人は避けた方が良い。私は辛かった。何気ない一言で傷つく方は特に気をつけた方が良い。 以下の感想は傷ついたページ以前のことについて書いてあるので、あとのページは知りません。読んでいない。 『谷川俊太郎質問箱』から続けて読んだ。 宇宙との繋がりについて、とても宗教的な印象を受ける。言葉は各々触れるものによって、体験するものによって育まれ、互いの辞書を通して交わされるものだと思う。谷川俊太郎さんはその辞書の間にあるフィルターの編み目が大きい気がする。質問者の方に目線を合わせておはなしをしている空間を見たけれど、その最中の谷川さんの目まで見えた気がして、鳥肌が立つ瞬間があった。目の前に居るような気がした。
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さすが谷川さんだなぁ とりになりたい →鳥になった自分を想像するのも楽しい スヌーピーと友だちになりたい →心の中で友達になれる 自分も誰かと友達になれると思うとわくわくする
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rural reading(新潟)にてゲット 恋愛、人生、虫の気持ちなど…、質問を谷川俊太郎に投げかける 谷川さんは、それに対して回答をする 直裁な、流動的かもしれない回答をしている(そうおっしゃっている)ようで、流れのある回答、「ありきたり」な回答がなく、こんな考え方をしてみた...
rural reading(新潟)にてゲット 恋愛、人生、虫の気持ちなど…、質問を谷川俊太郎に投げかける 谷川さんは、それに対して回答をする 直裁な、流動的かもしれない回答をしている(そうおっしゃっている)ようで、流れのある回答、「ありきたり」な回答がなく、こんな考え方をしてみたい というものも多かった 詩に上も下もない 対等に接する(子供を好きになれない) … 何かムッとした時に再読して、考えたい
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質問のひとつひとつに、やわらかでしなやかに答える谷川俊太郎さんのことば。時々クスッと笑ってしまうようなユーモアがあって、うなるような深い哲学もある素敵な本でした。
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質問「気持ちはいったいどこからやってきてどこへ去ってしまうのでしょうか?ついさっきまで楽しかったのに一瞬で落ち込んでしまったり、ずっと悲しい気持ちでいたのに知らないうちに薄らいだらする」 答え「気分は波動だから一瞬もじっとしていない。霧が湧いたり、雨になったり、さっと晴れたり変わ...
質問「気持ちはいったいどこからやってきてどこへ去ってしまうのでしょうか?ついさっきまで楽しかったのに一瞬で落ち込んでしまったり、ずっと悲しい気持ちでいたのに知らないうちに薄らいだらする」 答え「気分は波動だから一瞬もじっとしていない。霧が湧いたり、雨になったり、さっと晴れたり変わりやすい山の天気みたい。気分は人間の体と共にいのちの自然に属している。絶えず動き続けている気分は、人間が生きている証。」
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自分に素直になれる本。 気負わずでもだらけてるわけではなく、しっかりと生きていくって雰囲気の本。 禅問答を聞いているような。 自分がいまこの世界に存在していることに100%満足する 夜をひくにまかせよう 地球へのピクニック
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あたたかなイラストと、 素朴な質問と、 やさしい答えが詰まった質問箱でした ページいっぱいに質問と答えがかいてあるのもいい 誰しも答えがないようないろんなことを考えていきているんだなあと実感 クレヨンでかかれたような絵がとにかく素敵 祖敷大輔さんって方
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「ぼくは幸せに見本があるとは思えない。幸せはあなたの外にあるものじゃなくて、あなたの中に生まれる感動だから。たとえ瞬間でも、自分がいまこの世界に存在していることに百パーセント満足する、それが幸せだと思う。」 「悔いなく生きるには、すべてのことをそのときその場で、一所懸命に自分の能...
「ぼくは幸せに見本があるとは思えない。幸せはあなたの外にあるものじゃなくて、あなたの中に生まれる感動だから。たとえ瞬間でも、自分がいまこの世界に存在していることに百パーセント満足する、それが幸せだと思う。」 「悔いなく生きるには、すべてのことをそのときその場で、一所懸命に自分の能力いっぱいにやることだと思います。」 「他人のために何かすることが、そのまま自分のためになるのだということが心底腑に落ちて、自分と他人の区別が気にならなくなると、偽善はきっと消え去るんでしょうね.」 「大好きなはずなのに、なんで大嫌いなんだろうと考えずに、大好きだからこそ、大嫌いになるんだと考えた方がいい。」 ゲームのことで頭がいっぱいで宿題ができないと言う8歳の男の子に対する回答が素敵だなと思った。ゲームのことを考えないで勉強するようになる方法ではなく、それほど好きなゲームがもしかしたら彼にとっての強みであり天職になるものなのではないか、ゲームを作る人になるという道もあるという考え方に、視野が広がった。 質問に対する"正解"ではなく、率直な考えを書いているから、背中を押して欲しいとか正解が欲しいから読むのではなく、谷川俊太郎ならなんて言うんだろう、というのを楽しんで読める。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
質問45 大人になると、ニュースのマラソンや高校野球を見て、涙が出てきてしまいます。 昔(若いとき)はなかったのですが、どうしてですか? ↓ 若いころ、つまりいのちが成長しているときは、自分がいのちそのものだから、スポーツしてる人を見ても、自分がその人になりきってしまうんじゃなあかな。 年をとるとそれを一歩ひいて、大きないのちの流れのなかで見るから、感動してしまうんだと思う。 「スポーツの無償のつかの間の美しさ」
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詩人の谷川俊太郎が読者からの質問に時にはふざけて、時には真面目に答えるエッセイ集。 ユーモアがあったり、相手に寄り添ったり、時には叱咤しているのを読んで癒される良いエッセイ集でした。
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