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日本の伝統 発酵の科学 の商品レビュー

4.1

17件のお客様レビュー

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2023/05/20

最近、発酵食品に興味があって、手に取ってみました。タイトル通り、発酵を科学的視点で解説しているので、化学式が出てきたり、発酵に必要な酵素の名前が出てきたりと、理解できないことも多く、すぐ眠くなっちゃってなかなか読めませんでした笑。 が、実際に馴染みのある発酵食品の説明に入ると、普...

最近、発酵食品に興味があって、手に取ってみました。タイトル通り、発酵を科学的視点で解説しているので、化学式が出てきたり、発酵に必要な酵素の名前が出てきたりと、理解できないことも多く、すぐ眠くなっちゃってなかなか読めませんでした笑。 が、実際に馴染みのある発酵食品の説明に入ると、普段何も考えずに使っている調味料や食品がなかなかに奥深く、とても勉強になったし、日本は本当に発酵食品に恵まれた国で、それが私たちの健康を支えてくれていると知る事ができ、とても面白かったです。

Posted byブクログ

2023/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 このところ発酵関係の本を読んでいる。「日本発酵紀行(小倉ヒラク著)」や「藤井恵の毎日大豆(藤井恵著)」、「発酵食品を楽しむ教科書(ナツメ社)」「麹巡礼(おのみさ)」からの流れ読み、図書館で借りた。  麹菌の研究者が一般向けに平易に発酵について解説している。う〜む、あと半歩ほど専門側に振っても良いのではないかと思うくらい読みやすい。  発酵(食品)について網羅的に科学の視点で解説されており手元に持っておいてもいいかもしれない。

Posted byブクログ

2023/04/17

この一冊で、納豆、味噌、醤油、漬物、ヨーグルト、チーズ、酢、みりん、パンの製法(とてもわかりやすい図が載っている)と微生物の働き、その種類が学べます。 健康診断の結果が気になる世代なので、発酵食品は体質改善に必要不可欠であることがわかり、早速食事に和食をしっかり取り入れようと思い...

この一冊で、納豆、味噌、醤油、漬物、ヨーグルト、チーズ、酢、みりん、パンの製法(とてもわかりやすい図が載っている)と微生物の働き、その種類が学べます。 健康診断の結果が気になる世代なので、発酵食品は体質改善に必要不可欠であることがわかり、早速食事に和食をしっかり取り入れようと思いました。

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2022/09/13

発酵食品と言えば小泉武夫先生なんだが、またちょっと違った切り口というか、「科学」に力点を置いた本。ベンゼン環とか普通に出てきます。つても、固過ぎて数式が多くて読めないブルーバックスでもなく、むしろ、発酵に限らず、人間の五味についての説明とか幅広いところがあって、面白く読めた。

Posted byブクログ

2021/12/07

想像していたより本気の科学で、私のポンコツちゃん頭脳では 読めども読めども眠ってしまい、やっと読破。 わからないながらも、作者様の発酵への真摯な愛を感じましたし、わずかながらでも身になりました。 何より、日本人であることを誇りに思える本。 子供の家庭科にこういうことも教えては...

想像していたより本気の科学で、私のポンコツちゃん頭脳では 読めども読めども眠ってしまい、やっと読破。 わからないながらも、作者様の発酵への真摯な愛を感じましたし、わずかながらでも身になりました。 何より、日本人であることを誇りに思える本。 子供の家庭科にこういうことも教えては如何か。 本枯節がどれほど手間のかかるものか、今の子は知っているのだろうか。まさか、見たこともないだろうか。 それから、科学も技術もない大昔に、手と五感と感覚で発酵技術を編み出した昔の方々にお礼と尊敬の念を抱く。

Posted byブクログ

2021/06/04

納豆や味噌、醤油、漬物、酢などの発酵食品について、発酵に係わる微生物や発酵の仕組みなどを解説した本。表紙には「日本の伝統」とあるが、ヨーグルトやチーズについても、日本の食事に定着した発酵食品として取り上げている。普段から発酵食品を食べようという気になるし、自分で作ってみたくもなる...

納豆や味噌、醤油、漬物、酢などの発酵食品について、発酵に係わる微生物や発酵の仕組みなどを解説した本。表紙には「日本の伝統」とあるが、ヨーグルトやチーズについても、日本の食事に定着した発酵食品として取り上げている。普段から発酵食品を食べようという気になるし、自分で作ってみたくもなる。 少し前に小倉ヒラクさんの「発酵文化人類学」を読んで手前味噌を仕込んだのだけれど、この本を読んで、今度はぬか漬けを始めたくなった。

Posted byブクログ

2021/04/18

発酵食品を化学的に解説した話しと 発酵食品にまつわる美味しい話。 腐敗と発酵の違いとか発酵と旨さの関係とか、発酵によって出来る善玉菌が体に良い事を知って食する方が知らないよりは「あぁ効いてるなぁ」と、より身になる気になれます。

Posted byブクログ

2020/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

理系の専門的な内容で理解できない箇所は多いが、それ以外から知識を拾っていけば学びが多い。「発酵」に少しでも興味があれば是非! メモ 四季がはっきり 日照降雨も適度 夏場に水 全土で稲が栽培可能な瑞穂の国 自然災害に身近 自然を敬い、畏怖 発酵は風土に根ざした食材と気候 作る人と食べる人の長年の対話 旅行者には不向き 海水の塩分3.5 8になると微生物限られ15で生育できな 塩で腐敗を遅らせる 糖分多い食品を通期を封じて保存すると乳酸菌繁殖 乳酸を生成しphを低下し酸性 中性を好む雑菌を死滅 魚や肉や牛乳はタンパク質 窒素と硫黄含む 微生物の分解でアンモニアやアミン phが中性から塩基性 病原菌 肉はエイジング期間中に肉に含まめれるタンパク質分解酵素で繊維をほどいて柔らかく → タンパク質(味なし)には味のあるアミノ酸が遊離して旨味が引き出される 豆は消化されにくいから様々な形 大豆のタンパク質をアミノ酸を分解して醤油(完全)、味噌 急激な運動による疲労を「筋肉に乳酸がたまる」呼吸による酸素供給が間に合わずエネルギーを得るために筋肉内で乳酸発酵を行う 糖分豊富なブドウがワインになる発見 パスツール 紅茶 タバコ 茶葉とタバコの葉を25Cで揉み乾燥させて色と香りを変化させたもの 旨味 umami 国際語 自然を畏怖する日本人は神の怒りを買うのを恐れて獣肉を避けた 牧場の敵地もなく乳製品も欠けてる(日本料理 自然と季節感を表現する日本料理は濃厚なソースを使わず素材そのままの良さを素直に引き出す(鰹 昆布 塩 酢 麹は日本だけが飼い慣らしている(他国は危険視) ニホンコウジカビ パン生地の中でアルコール発酵と同時に生成するco2がパン生地を膨らませる ホップは乳酸菌の殺菌作用も持つ 乳酸菌が大量に繁殖すると酒が酸敗する 乳酸菌より酵母を優先して生育させる 酵母は厚い細胞壁を持つため乾燥して保存可能 古代ローマから次回のパン作りに使うことで維持 アルコール phの低下→酵母が生育してできる 糖分が多い食材→乳酸菌→ph低下 ヨーグルトや漬物 タンパク質→食塩を加えて腐敗菌を防止 ナチュラルチーズとプロセスチーズ vinegarは酸っぱいワイン 古くなったワイン 蒸留! ワインはブランデー ビールはウイスキー 日本酒は焼酎 酢は殺菌効果 寿司に酢飯 江戸時代 魚の生臭さを消しながら旨味を引き出す 麦は殻が硬いから粉にして使う がんは遺伝子に傷が蓄積 日本人は天寿を全うしてるとも言える 米は噛むと甘くなるため塩見の副食が合う→胃がん パンと肉 大腸癌 食べることは臓器に負担をかける →「腹八分目」!!! 帰国後、慣れ親しんな発酵食品を口にしてストレス軽減が長寿の秘訣 発酵には最新の注意と愛情が必要

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2019/06/05

以前から興味はあったが、発酵検定なる試験ができたということで、発酵業界自体が盛り上がっているなと思い読んでみた。薄い本だけど内容はものすごい濃いので、一回読むだけではなかなか理解できない。人間の都合で腐敗と発酵を分けているが、どちらも菌の生育の結果である。世界は菌でできている。発...

以前から興味はあったが、発酵検定なる試験ができたということで、発酵業界自体が盛り上がっているなと思い読んでみた。薄い本だけど内容はものすごい濃いので、一回読むだけではなかなか理解できない。人間の都合で腐敗と発酵を分けているが、どちらも菌の生育の結果である。世界は菌でできている。発酵した食品を最初に食べた人はすごいなと昔から思ってきたが、食べるか飢餓で餓死するかみたいな極限状態だったのかなと妄想。

Posted byブクログ

2019/01/17

第1章 発酵食品と文化 第2章 発酵の基礎知識 第3章 発酵をになう微生物たち 第4章 納豆・味噌・醤油―大豆発酵食品と調味料 第5章 乳酸菌発酵食品 第6章 ひと味加える調味料と小麦生地の発酵 著者:中島春紫(1960-、羽村市、農学)

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