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図説 ケルトの歴史 新装版 の商品レビュー

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2021/10/17

ケルトといえば小さな妖精のイメージがあったが、それは後に生まれたものだったということを知り、非常に腑に落ちた感じがした。というのも、ケルトには混沌としておどろおどろしいイメージも同時にあり、どこか異質なものを感じていたからだ。この相容れなさの原因を知りたいと思い読んでみたが、キリ...

ケルトといえば小さな妖精のイメージがあったが、それは後に生まれたものだったということを知り、非常に腑に落ちた感じがした。というのも、ケルトには混沌としておどろおどろしいイメージも同時にあり、どこか異質なものを感じていたからだ。この相容れなさの原因を知りたいと思い読んでみたが、キリスト教におされ、存在感を失ったケルトの神々が小さな姿となって残ったと書かれており、なるほどと納得した。 ケルトの渦巻を象徴とした世界観は、どこか既視感を感じる。日本の縄文やアイヌなどにも通ずる何か、があるのだろうか? この本ではケルトの歴史や美術などについて豊富な写真を見ながら全体を掴むことができたので、これからもっと深く調べてみようと思う。

Posted byブクログ