バカ格差 の商品レビュー
格差社会 年収、会社、住居、性別 富めるものはさらに富む。 グローバル化が進む中、 富の再分配は年々厳しくなっている 富裕層への取得税は増やせない 海外に移られたら税金を納めてもらえないから
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読むべき人は、手に取らない。 手に取る人には、あまり意味がない。 著書における内容とターゲットのパラドックスを背負った本。バカにならない為に本著が指南するのは、異なる価値観に触れろとか、自分の軸を持てとか。タワマンの高層階を競ってマウントを取るのは田舎者で、日本の学歴志向は馬鹿...
読むべき人は、手に取らない。 手に取る人には、あまり意味がない。 著書における内容とターゲットのパラドックスを背負った本。バカにならない為に本著が指南するのは、異なる価値観に触れろとか、自分の軸を持てとか。タワマンの高層階を競ってマウントを取るのは田舎者で、日本の学歴志向は馬鹿げている。その辺の若干過激な、歯に衣着せぬメッセージをマゾヒスティックに楽しむ本。 品がない。過激なのは、アテンション・エコノミーで注目度を上げて売り上げを伸ばしたいから。拝金主義的な思考ゆえに、論説よりも言葉の強さに力を注ぐ。そのため、有益な読書になり難い。 しかし、唯一考えさせられたのは、著者の問題提起する極端な富豪の存在。このまま指数関数的に富を蓄えて一体何をしたいのか。その収入規模により、あらゆる指標の平均値さえ歪ませる彼らの真の目的とは何なのだろうか。肉体には、限りがあるというのに。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「敷かれたレールに乗ったつまらない人生」すら今の日本では難しくなってしまった 非正規雇用では朝起きて職場にたどり着くと正社員とは違うトイレに行かなければならなかったりします。 タワーマンションは成功の証であり、ステータスなのでしょうが、日本の封建的な価値観を反映した村社会そのもの。タワーマンションの居住者の大半は、田舎における「でかい」「高い」「上にある」「キラキラしている」という単純でわかりやすい指標を引きずった人々 消費するのではなく、自分にとって大切なものを直したり、保存するのが楽しいという価値観 マウンティングに時間を費やすようなことは、人間としての幸福を考えた場合はまったくもってバカげたこと 日本は個人主義ではなく、集団主義の国です。 集団主義の国とはつまり、個人が「所属する組織で判断される」国 企業が提供する福利厚生は組織の規模が大きければ大きいほど豊かです。 つまり高度成長期には、大企業に就職することはクオリティーの高い生活が保証されたのと等しかった 1970年の総理府の国民生活に関する世論調査では、自分が中流だと答える日本人が全体の9割を超えました。しかし、厚生労働省によれば2016年には働く人のうち非正規雇用の人の割合はなんと37・5%です。→今や中流にもなれない 非正規雇用の人を不当に扱うと、短期的には人件費の節約として企業が得をするように思えるかもしれませんが、中長期で見ると組織全体が悪化する 地方ではとにかく仕事がありません。比較的報酬の高い仕事を求めようと思うと病院や市役所、大学といった公的な組織などしか選択肢がない→地方でワーケーションしているのは、都会でした仕事の延長 日本人の格差というのは年々広がっており、特に資産と収入の格差は年を追うごとに大きくなっていくのです。 なぜなら資産というのは時間が経つほど大きくなるからです。→お金だけでなく、環境も複利になる。 中国のこのような格差の凄まじさは他の国と比較するとよくわかります。 日本の格差を表すジニ係数は、 0・ 37で、 OECD 34か国中、 11位です。日本はこの 20年で急速にこの数値が上昇しているとはいっても、他の国に比べるとまだまだその差は小さいのです。 中国では社会階層を乗り越えていくことがかなり困難です。共産主義国家のはずなのに、格差がこのように凄まじく階層を乗り越えられないというのはちょっと皮肉です。 中国の格差が今後このまま広がっていくのであれば、中国は国としての形を維持することが難しくなっていくかもしれません。従来中国というのは格差が凄まじくなると革命が起こり、王朝がひっくり返るという歴史を繰り返してきました。 アメリカでは2012年には 46%の保育士の家族のいずれかが、低所得者向けの医療サービスや税金の軽減などの公的支援を受けていたことが判明 アメリカでは「政治的に正しい」発言をするべきだ、というのが当たり前になっているので、人種差別、性差別、年齢差別にあたることは「思っていても」「言ってはならない」ことになっています。多くの「政治的に正しい人」は言いたいことが言えません。→なので本当に思っていることを言うのは大事 仕事のない田舎では大学の費用を払ってくれて、健康保険を負担してくれる軍隊は重要な就職先であり、立身出世できる仕事です。ですから田舎ではイラクやアフガニスタンとの戦争で障害を負った身内を抱える人も増えたわけです。
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この著者の本は好きです。世界を渡り歩き磨いたニュートラルな視点4割を持ちつつ、時折ご自身の意見を視点にお話されるのが6割という印象です。女性著者は学歴十分じゃない限りは感情論、経験論のみで01に善し悪しが決められる書き方が多いですが、この方は客観的事実な基づいた話が多く、時には女...
この著者の本は好きです。世界を渡り歩き磨いたニュートラルな視点4割を持ちつつ、時折ご自身の意見を視点にお話されるのが6割という印象です。女性著者は学歴十分じゃない限りは感情論、経験論のみで01に善し悪しが決められる書き方が多いですが、この方は客観的事実な基づいた話が多く、時には女性として、ある女性集団の在り方について異を唱えるところもあり、人柄に信用性が感じられる。賃金や人間関係など多岐にわたって問題が取り上げられており、すらすらよめる。
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谷本真由美さんの本は3冊め 歯切れがよく、海外在住経験、情報量豊富なので面白い。 年収・学歴・会社・住居・男と女・顔・出身地・老後などで知らず知らずのうちに皆が”認識”していて、その認識から抜け出せないことに気づいていないという本。 日本人は自分で”なんでもできる”くらいに思って...
谷本真由美さんの本は3冊め 歯切れがよく、海外在住経験、情報量豊富なので面白い。 年収・学歴・会社・住居・男と女・顔・出身地・老後などで知らず知らずのうちに皆が”認識”していて、その認識から抜け出せないことに気づいていないという本。 日本人は自分で”なんでもできる”くらいに思っているが、今の”環境”で抜け出せないことも多い。子供が親の年収を超えられる比率の世界比較があったが、これは年収による格差と筆者は呼んでいる。男女・顔は変えられないから、住むところ、学歴から変えていくのかもしれない。 海外では大学が会社選びに有効でかつ高額。日本でも大学が今からかわるのだと思う。 僕は、地方も含めて旅をしてみよう。格差があるのかないのかも知らないから、この場所で複数のサークルに参加してみよう、年収の異なる人が集まる場所で違う人たちと会えば差を実感するかもしれない。 そのうえで今を必死に確保したくなるかもしれないし、もっと楽な生き方があると気づくかもしれない。 この本は、極端な格差を教えてくれたので外の世界に目を向ける機会を作ってくれた。 (私は滋賀県の田舎から大企業に就職して40年狭い世界で働き続けて今は関連会社で60歳になります)
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別の著書を読んでイギリス推しの人だなーと感じていたが、この本を読んで考えが変わった。地域格差など考えていなかったが、面白い視点だと思った。女性格差については女性の方が同じ考えを発言しており驚いた。
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文字通り、日本社会にはびこる様々な格差について描いた一冊。 最後はアメリカと中国の格差の話も。 色んな格差があり、身につまされる記述もあり、非常に勉強になった。
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日本、中国、アメリカにおけるさまざまな格差に関して、ただただ文句を述べている本。格差があることは悪い、という意見には賛成だが、そもそも格差のある現状について誰に対して文句を言ってるか分からない。最終の第6章で「格差をなくすには」を述べたつもりであろうが、その内容がひどい。『所得、...
日本、中国、アメリカにおけるさまざまな格差に関して、ただただ文句を述べている本。格差があることは悪い、という意見には賛成だが、そもそも格差のある現状について誰に対して文句を言ってるか分からない。最終の第6章で「格差をなくすには」を述べたつもりであろうが、その内容がひどい。『所得、住居、学歴などの自らの立ち位置をよく知る』、そこから『格差を気にせず、人と比べず、自分の価値観で生きろ』と…。『格差の多くはお金が解決してくれる』とも…。試験で高得点取るのが教育ではなく、日本の教育は間違ってると言いながら、『高いレベルの教育を受けさせるためには、お金を少しかけていいところに住むべき』…それができないから格差があるんだよ…。あげくの果てには『100円ショップで買い物はしないという節約方法』…。格差に言及し、是正するための方法論を述べているかと途中まで期待していたが、ただ格差に文句を述べた節約本だったらしい。
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国際的な教育、就労、結婚生活で視野を広げた人が日本を見たときの感想、という本。 比較対象は彼女の周囲の人間たちと、経験。 似たような環境、経験があれば共感するが、なければ反発心を持つかも。 文章は「バカ」「バカ」言い過ぎ。日本の格差の実態と原因は馬鹿馬鹿しく、変えられるものだと言...
国際的な教育、就労、結婚生活で視野を広げた人が日本を見たときの感想、という本。 比較対象は彼女の周囲の人間たちと、経験。 似たような環境、経験があれば共感するが、なければ反発心を持つかも。 文章は「バカ」「バカ」言い過ぎ。日本の格差の実態と原因は馬鹿馬鹿しく、変えられるものだと言いたいのはわかるけど、罵り言葉が繰り返されるとストレスに感じる。 全体に根拠は薄く、個人的な話だけとそこそこ気があう友達と雑談したような読後感。
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今の日本の現状を海外との比較で分かりやすく照らし出す本。 少し文章が荒い気がしますが、読みやすいです。
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