古代史講義 の商品レビュー
古代史の最新の研究成果と研究動向を15人の研究者がわかりやすく伝える本。 教科書や入門書で古代史の基本をおさえた上で、より詳しく古代史を学びたい方は、次のステップとして本書を読むことをおすすめします。
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邪馬台国から平安時代までの期間を対象に、最新の研究動向までを踏まえた紹介がなされた本。高校から知識のアップデートをしてない分野だったので非常に興味深く読めた。資料に基づく実証的な記述が多く、信頼のおける内容だと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
古代から平安時代までの有名なトピックを取り上げている。あくまで概説と有力な通説を示しているだけだけど、各章の最後に参考文献と一言コメントが書いてあって、そこも役に立つ。詳細はそっちの文献を読めということなんだろう。この本だけでは物足りなさが残るけど、入り口としてはとても良い感じ。 たった一冊で古代から近代までの日本史をすべてカバーすると息巻いていた作家さんが滑稽に見えるとかそういう話はあまりしないでおこう。
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新書ではあるけれど、なかなか骨太な一冊。基礎知識がないとしんどいかも。かつて受験で日本史選択した人は楽しめる。今って薬子の変とは言わないんだなあ。個人的には12章の国風文化が面白く読めた。
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日本て国がどう秩序立てられてきたのがよく分かる。もっとも統治者側の話だけだけど。 藤原道長が実は関白はやってなかったていうのにはビックリ。
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古代史の最近の研究成果、動向を15のポイントにまとめて伝える良書。興味を持ったテーマを更に楽しめるよう参考文献もしっかり備わりおトクな一冊。ただ、参考文献記載書籍を何冊か購入してしまったので、罪作りな一冊でもある。
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「一万円札は聖徳太子」の世代が学んだ古代史の知識は現在ではもはや通用しない。IT業界と同じくらいのスピードで、最近の古代史は調査・研究が進み、見直されている。本書は15人の歴史学者たちがそれぞれの得意分野において最先端の古代史を説く。 聖徳太子は凡人だったことと蘇我一族の国家へ...
「一万円札は聖徳太子」の世代が学んだ古代史の知識は現在ではもはや通用しない。IT業界と同じくらいのスピードで、最近の古代史は調査・研究が進み、見直されている。本書は15人の歴史学者たちがそれぞれの得意分野において最先端の古代史を説く。 聖徳太子は凡人だったことと蘇我一族の国家への貢献度アップはもはや常識だ。そして、日本書紀で大化の改新の記述が実は大幅に書き換えられていたこと、藤原道長の全盛期は摂政・関白就任時ではなく「内覧」という地位であったことなどなど。変わりゆく古代史の「イマ」を知ることは楽しい。
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最新の研究ベースでの古代史本。歴史を物語として楽しむタイプのおっさんをどんどん潰していくな、しかし。
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<目次> はじめに 第1章 邪馬台国から古墳の時代へ 第2章 倭の大王と地方豪族 第3章 蘇我氏とヤマト政権 第4章 飛鳥・藤原の時代と東アジア 第5章 平城京の実像 第6章 奈良時代の争乱 第7章 地方官衙と地方豪族 第8章 遣唐使と天平文化 第9章 平安遷都...
<目次> はじめに 第1章 邪馬台国から古墳の時代へ 第2章 倭の大王と地方豪族 第3章 蘇我氏とヤマト政権 第4章 飛鳥・藤原の時代と東アジア 第5章 平城京の実像 第6章 奈良時代の争乱 第7章 地方官衙と地方豪族 第8章 遣唐使と天平文化 第9章 平安遷都と対蝦夷戦争 第10章 平安京の成熟と都市王権の展開 第11章 摂関政治の実像 第12章 国風文化と唐物の世界 第13章 受領と地方社会 第14章 平将門・藤原純友の乱の再検討 第15章 平泉と奥州藤原氏 <内容> 最新の研究成果を交えて、古代史をわかりやすく説いた本。非常にポイントを整理して説明してくれているので、授業などでうまく利用できそうな構成と内容である。
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