働く女子のキャリア格差 の商品レビュー
読み始めは納得しながら読んでいたけど、育休はとるな、とか、いまの時代に反した、一昔前の考え方に違和感を感じて、途中で読むのをやめた。 女性管理職になりたいなら、女性ががんばる姿を見せなさい、甘えるな、という本。
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時短勤務に慣れてしまうと、仕事へのモチベーションがイマイチ上がらないと、書かれているが、通勤時間もかかる女性には、時短勤務はありがたいのではないか? 著者はお子さんがお一人のようだが、子ども三人いたらどうなるのかな? 個人的には、子供が小さいうちは緩く働き、40代になったら...
時短勤務に慣れてしまうと、仕事へのモチベーションがイマイチ上がらないと、書かれているが、通勤時間もかかる女性には、時短勤務はありがたいのではないか? 著者はお子さんがお一人のようだが、子ども三人いたらどうなるのかな? 個人的には、子供が小さいうちは緩く働き、40代になったらバリバリ働ける社会であったら良いなあと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
育休が終わりを迎える時期に、会社から進められて読んだ本。 「時短勤務のままではやる気がないぶら下がり社員だと思われるので、フルタイムワーカーに戻れないか早く検討しましょう。」 「管理職になると、自分の仕事が選べて判断もしやすくなるので、管理職を目指しましょう。」 など、書かれていることは、中々ハードルが高く難しいなぁと思ったのが正直なところ。 しかし、それ以外にも参考となることは結構あった。 第二子を妊娠したら、また読もうかな。 ・定時退社をするためのロジックツリー ・視野を広げ、物事を多角的にみて判断力をつける ・上司は何を求めるか、組織は何を求めるかを考え、個人プレーではなく組織力を強化すべく、自ら動く ・時短でも、負荷にならない程度に他者を助け、いざという時に助けてもらう体制をつくる
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正直、認識が甘い。「ぶらさがる」のを回避するために「プチMBA」で視座を高めることを推奨する一方で、「職場の多様な働き方を許容できるかどうかは管理職の管理能力に依存します」とのこと。 つまりぶらさがりが許容されるホワイト企業にお勤めの方向けと定義できれば良書。 「管理職になるとい...
正直、認識が甘い。「ぶらさがる」のを回避するために「プチMBA」で視座を高めることを推奨する一方で、「職場の多様な働き方を許容できるかどうかは管理職の管理能力に依存します」とのこと。 つまりぶらさがりが許容されるホワイト企業にお勤めの方向けと定義できれば良書。 「管理職になるということは、組織の意思決定側になるということなので、自分のやりたい仕事を選べるようになり、自分や後輩が働きやすい職場づくりに貢献できるという非金銭的な報酬もついてきます」に至っては、あまりに性善説で逆に嬉しくなります。
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育児時短は下手に使うと危険な面もある ・キャリアアップを望んでないように思われる ・難しい仕事がまわってこない なるべく時短なしで、あるいは時短でも積極的な働き方を。 会社目線でパフォーマンス上げる ・夫婦での子育ての上達を、新人の会社への順応・スキル取得とみなす、チームで運営...
育児時短は下手に使うと危険な面もある ・キャリアアップを望んでないように思われる ・難しい仕事がまわってこない なるべく時短なしで、あるいは時短でも積極的な働き方を。 会社目線でパフォーマンス上げる ・夫婦での子育ての上達を、新人の会社への順応・スキル取得とみなす、チームで運営するプロジェクト。 原因不明で泣いている子どもへの対応のスキルアップが、母親だけに溜まっていき暗黙知のままで終わっていき、父親がスキルアップする機会がないままモチベーションも下がり効率が低いままで離脱してしまう。 育休は夫婦から育児の共同チームへ移行する期間と考える ママ友も弱い紐帯のネットワークとして有効。子育て方法や保育園情報など。 子どもがいるとネットスーパー便利 フルタイムの仕事で定時退社するためのロジックツリー ・定時で仕事を終わらせる ・突発のトラブルへの対応 ・定時で帰っても文句を言われないようにする
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男性上司と女性部下のやり取りの5つの事例が具体的で有用。どこでミスコミュニケーションが起きているか理解できる。 ・不本意専業主婦の数が意外と多い(私見:退職理由は、角がたたないような理由になりがち、本当は働き続けたいのに、というのが表面化しにくいかも) ・「ぶら下がり社員」の多...
男性上司と女性部下のやり取りの5つの事例が具体的で有用。どこでミスコミュニケーションが起きているか理解できる。 ・不本意専業主婦の数が意外と多い(私見:退職理由は、角がたたないような理由になりがち、本当は働き続けたいのに、というのが表面化しにくいかも) ・「ぶら下がり社員」の多くは、ぶら下がれてラッキーとは思っていない。同僚・会社に迷惑をかけている事実が、自己肯定感を下げる。現状の打破をしようとせず思考停止するか、迷惑をかけていることを気にしない「図太さ」で対処しようとする。 ・時短勤務→サポート業務、やりがいの少ない業務増→評価されない、、やりがいもないし評価もされない、となると、自らの就労意欲を下方修正して適応しようとすることも ・「やりがい」のためには、時短だけではない、というのが「資生堂インパクト」の実態のはず。(「資生堂インパクト」も読むべき) ・「権利主張型」個人の視点ではなく、組織の中の私がどう動くべきか、というマネジメント思考を持てると「組織貢献型」に変われる ・3つの「無限定性」:職務内容、勤務地、労働時間 →「職務内容」の克服例:ロート製薬「社外チャレンジワーク」「社内ダブルジョブ」副業・兼業は企業の成長戦略 →「勤務地」の克服例:ユニリーバのリモートワーク、条件はゆるめ。中間管理職の管理能力が求められるが、人事部門がサポート。 →「労働時間」の克服例:クラシコム。創業メンバが子育て期で時間制約ありだった。残業せず、少ないリソースで効果が高いことを考え抜く。 ・「認知バイアス」は「統計的差別」につながりバイアスのスパイラルが起きて、女性のぶら下がり化が進んでしまう
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組織論の専門家が、女性の働き方について、考えをまとめたもの。よく調べられており、説得力がある。事例もあって理解しやすい。今後のあるべき姿が、よく理解できた。 「復職後の方が上司からの評価が高くなった、予定より早く昇進することになった、という事例もいくつかあります」p7 「(職場...
組織論の専門家が、女性の働き方について、考えをまとめたもの。よく調べられており、説得力がある。事例もあって理解しやすい。今後のあるべき姿が、よく理解できた。 「復職後の方が上司からの評価が高くなった、予定より早く昇進することになった、という事例もいくつかあります」p7 「(職場に男性ばかりがいた)組織の同質性が高かった時代は、お互いのことを細かく開示しなくてもなんとなく相手の考えていることがわかるので、ミスコミュニケーションは発生しにくかったでしょう」p58 「より多様化・高度化した業務を、より多様な人材でこなしていくことは、同質性が高い職場のマネージメントより圧倒的に難しくなります」p58 「同質性の高い組織で可能だった「阿吽の呼吸」は通じなくなります」p59 「経営学の世界では、変化する環境の中で生き残ることができるのは、「メンバーが優秀な組織」ではなく、「環境の変化に適応できる組織」であるという考え方をします」p61 「昇進ややりがいとは縁遠いキャリアコースを「マミートラック」と呼びます。これは決して嫌がらせではなく、会社側の配慮の結果である場合が少なくない」p83 「子育て中はゆるく働きたいという気持ちはわかるのですが、いったん「ゆるく」してしまうと「戻れない片道切符」の場合があることは、わかっていたほうが良いでしょう」p84 「時短トラップにはまらないためには、私は育児中でもできる限り時短制度は使わず、フルタイムで挑戦的な業務を続けていくことを提案しています」p85 「仕事は「続ける」ほうが「再就職する」よりはるかに簡単だということです」p88 「出産後の女性が育休を経て復職するものの、就労意欲が低い状態で必要最低限の業務だけこなす「ぶら下がり」化する現象が問題になっています」p104 「ぶら下がりワーキングマザーは、「ママにやさしい職場」を推進してきた企業に増えている」p105 「女性に昇進の機会を与えない職場は、権利主張型の女性を量産する職場になってしまう」p112 「男性リーダーが力強いリーダーシップのみを期待されるのに対し、女性リーダーは男性的な力強さに加えてやさしく協調的な側面も期待されます。女性リーダーになる過程で、この2つの相反する期待に応えようとして、結果的に、組織の成果と部下の高い満足度の両方を実現するリーダーとなりやすいと考えられています」p126 「Never say never(ロート製薬)」p128 「ミスをゼロにするため事前チェックの手間とコストをかけるより、それは本当に発生してはいけないミスなのか、事後にフォローすればよいのではないかをまず考える」p151 「残業廃止は昨今の大きな流れですが、多くの職場では早く帰るためのルールを設定するだけで、仕事量全体を減らす施策は打っていない」p153
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このメッセージが全て! あなたは今、先輩女性たちが闘いながら勝ち取ってきてくれた権利の恩恵を存分に受けています。女性が男性と同じように働く権利を与えられたのはわずか30年ほど前のことです。まして育児休業日当たり前のように取得できるようになったのは、ここ10数年のことです。 それ...
このメッセージが全て! あなたは今、先輩女性たちが闘いながら勝ち取ってきてくれた権利の恩恵を存分に受けています。女性が男性と同じように働く権利を与えられたのはわずか30年ほど前のことです。まして育児休業日当たり前のように取得できるようになったのは、ここ10数年のことです。 それまでの女性の多くは、子供あきらめるか、仕事をあきらめるかの選択を迫られていました。あなたは働きながら育児をすることに困難を感じているかもしれませんが、先輩たちはそもそもその選択肢すら与えられていなかったのです。 あなたの今の状況は先輩たちが手に入れたいと望んでいた未来です。恩恵を享受するだけに次世代のために明るい未来を作る側にあなたも加わってください。
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働く女性を題材としたリアルなケースメソッドが豊富に掲載されており、当事者以外に状況を理解してもらうためのヒントとしても活用できそうだと感じた。「職場と本人のミスコミュニケーションで活用できる人材を逸してしまわないため、双方何ができるのか」を問う一冊。
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ダイバーシティを女性目線で書いてくれていることに加え、具体的な事例も多く、わかりやすい。 筆者が女性だからこそ入ってくる言葉もあるよかもしれない。 育休取得を考える人達にもその上司にも読んでもらうといい本。
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