なぞとき 捕物 の商品レビュー
各作家のシリーズの中の一話を集めた江戸の町人推理短編集。それぞれの文体が異なり、読みやすいものもあれば、説明が長くストーリーが始まらないものもあり、それぞれ。 宮部さんと中島さんのものが読みやすかった。
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西條奈加さんの直木賞受賞作の時代小説を読んでから 時代小説も良いものだと興味を持ち始めたので、 もう少し色々な作家さんの時代小説を読んでみたくなったので、 こちらの短編集であったら気軽に読めるかと思って手に取りました。 どの小説も割と読みやすかったですが、 「人待ちの冬」は歴...
西條奈加さんの直木賞受賞作の時代小説を読んでから 時代小説も良いものだと興味を持ち始めたので、 もう少し色々な作家さんの時代小説を読んでみたくなったので、 こちらの短編集であったら気軽に読めるかと思って手に取りました。 どの小説も割と読みやすかったですが、 「人待ちの冬」は歴史小説で知られる澤田さんの小説ということも あるせいか主人公の人物設定や時代背景がかなり複雑だったので 歴史小説があまり得意ではないので少し小難しく感じましたが、 後半の展開には奥深さを感じました。 時代小説はあらゆることが昔のことで描かれているので、 その当時のしきたり、風習、物の由来など あらゆることの起源が分かるのでそれを学べるのも面白いです。 今では双子というと何の違和感もなく可愛いなと思うものの、 昔はあまり良いとはされていなかったというのは驚きました。 季節の美味しそうな食べ物や美しい植物や自然などを 扱った題材は好きなので「五月菓子」、「六花の花」は どちらも偶然にも子供が絡んだ切ない物語だったので心に残りました。 現代版のミステリーのような「うき世」、「鰹千両」は 読みやすくて物語の展開も早かったのでスラスラと読めて 楽しめました。ラストのなぞときが解けるのもしっくりと来て面白かったです。 テレビ番組での時代劇のような長屋の街を舞台にした 風情や情緒の人を題材にしたものや、現代とあまり 変わりないような色恋沙汰までも謎解きとして 幅広く描かれていたので面白かったです。 時代小説は現代小説と比べて奥深く、 楽しみ方が色々と出来るので、 この作品をきっかけに新しい作家さんとの出会いで また違う作品を読んでみたいと思います。 時代小説のアンソロジーは短く気楽に 初めて時代小説を読む方には楽しめるのでお勧めだと思います。
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目次 ・五月菓子 和田はつ子 ・煙(けむ)に巻く 梶よう子 ・六花(りっか)の涼 浮穴みみ ・人待ちの冬 澤田瞳子 ・うき世小町 中島要 ・鰹(かつお)千両 宮部みゆき 最近時代小説のアンソロジーが増えているような気がします。 若い人も楽しく読めるような作品も多いので、時代小説への導入としての役割もあるのでしょう。 シリーズ物からの収録が多いので、気に入ったらそこから時代小説の世界へお入りくださいというシステム。 私としては、これ以上興味の幅は広げたくないのですが、なんせ「なぞとき」です。 これには滅法弱いのです。 既読は宮部みゆきの「鰹千両」のみ。 これは、大店の手代が棒手振りに「鰹を1匹千両で買う」と言った、その真意を探る話なのだけど、最後の、いかにも江戸っ子な親分の啖呵が気持ちいい。 初読みは浮穴みみと中島要。 美人コンテストを題材に、美しくない心の内面を掘り下げて、実に読後感がよろしくない中島要の「うき世小町」。 ただしシリーズとしては、主人公の成長を描いた明るくユーモラスなものらしいです。 そして、浮穴みみの「六花の涼」。 これはよかった。 六花の意味は知っていたので、逆に何でこんなタイトルなんだろうと不思議だったけれど、最後まで読むと「六花」も「涼」も納得で、もはやこのタイトル以外は考えられない。 兎一郎の健気さに、目うるうるで読みました。 シリーズの主人公はお茶漬け屋の女将で、こらしめ屋のお蝶さん。 うー、気になるではないか。
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時代小説アンソロジー「あやかし」に次ぐ「捕物」です。 女性作家さん6人、どれから読んでもおもしろいです。 おなじみの作家さんなので、気になったお話を出典から読み直すのも楽しいかも。
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パンダは多くの確率で双子を産むが、野生の母パンダはそのうち1匹しか育てない。そこで飼育下では、定期的に、母親が目を離した隙に赤ちゃんをすり替えて、2匹を交代で育てさせる。で、ある程度育ったところで2匹とも母親の元に戻す、らしい。 そんな話を思い出した。(2021-06-26L)
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時代小説傑作選、「あやかし」に続く第2弾。 和田はつ子「五月菓子」:料理人季蔵捕物控シリーズ 梶よう子「煙に巻く」:商い同心シリーズ 浮穴みみ「立花の涼」:こらしめ屋お蝶「寒中の花」 澤田瞳子「人待ちの冬」:京都鷹ヶ峰御薬園日録シリーズ 中島要「うき世小町」:六尺文治捕物控シリ...
時代小説傑作選、「あやかし」に続く第2弾。 和田はつ子「五月菓子」:料理人季蔵捕物控シリーズ 梶よう子「煙に巻く」:商い同心シリーズ 浮穴みみ「立花の涼」:こらしめ屋お蝶「寒中の花」 澤田瞳子「人待ちの冬」:京都鷹ヶ峰御薬園日録シリーズ 中島要「うき世小町」:六尺文治捕物控シリーズ 宮部みゆき「鰹千両」:回向院の茂七「初ものがたり」 やっぱり宮部みゆきがいい。茂七親分、カッコイイな。
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時代小説アンソロジー。謎解き編。「五月菓子」は、謎解きとしてはちょっと驚きだけど、さと香のヒントが安直な気も…でも季蔵さんがいい感じなので、まあいいか。「煙に巻く」はちょっとまどろっこしい。「六花の涼」はテンポが良くて読み易いけど、うまく知り合いだったり、継母だったり…。「人待ち...
時代小説アンソロジー。謎解き編。「五月菓子」は、謎解きとしてはちょっと驚きだけど、さと香のヒントが安直な気も…でも季蔵さんがいい感じなので、まあいいか。「煙に巻く」はちょっとまどろっこしい。「六花の涼」はテンポが良くて読み易いけど、うまく知り合いだったり、継母だったり…。「人待ちの冬」は衝撃シーンが。「浮き世小町」めっちゃ女のドロドロだった。ここまで好きな人がいるのもすごいけど、そんな小さい頃から妬むとか…はあ、女子は大変だ。宮部みゆきはやっぱりすごい。物語への導入が半端なく上手い。ふと読み続けてしまう。茂七がおせんに横っ面張られるシーンは読んでて気持ちいい。それにしても稲荷寿司屋は何者?それを易々と出さないのがまたそそる。
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やはり時代物の代表的な「捕物」はなかなかの作品ぞろい。この傑作選シリーズで必ずトリを取っている宮部みゆきは別格としても梶よう子、澤田瞳子などが読ませる。澤田瞳子は直木賞候補に何度もなっているだけあってじっくりと読ませる。京都鷹峯の薬園が舞台というのも面白い設定。最後が少々凄惨で後...
やはり時代物の代表的な「捕物」はなかなかの作品ぞろい。この傑作選シリーズで必ずトリを取っている宮部みゆきは別格としても梶よう子、澤田瞳子などが読ませる。澤田瞳子は直木賞候補に何度もなっているだけあってじっくりと読ませる。京都鷹峯の薬園が舞台というのも面白い設定。最後が少々凄惨で後味はあまりよくないけど。
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女性作家6人による時代推理小説アンソロジー どれもシリーズの中の1作らしく、若干読みずらい部分もあるけれど、それでも楽しめます 宮部みゆきはやっぱり群を抜いて面白い
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話題の女性作家6人の捕物に特化したアンソロジーです。捕物帖というのはシリーズになっているものが多く、好きなのですがなかなか手に取れないものの一つです。こちらもシリーズの中から一編を選んでいますが、それだけを読んでも問題はありませんでした。話題作家さんだけありどれも良かったです。私...
話題の女性作家6人の捕物に特化したアンソロジーです。捕物帖というのはシリーズになっているものが多く、好きなのですがなかなか手に取れないものの一つです。こちらもシリーズの中から一編を選んでいますが、それだけを読んでも問題はありませんでした。話題作家さんだけありどれも良かったです。私は宮部みゆきさんの「鯖千両」が読みやすくて一番好きでした。収録元の「はつものがたり」を読んでみようと思います。再録ばかりなので女性の描く捕物帖を普段から読んでいる人よりも、これから発掘したい人向けなのかもしれません。
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