りゅうおうのおしごと!(7) の商品レビュー
シリーズ最高傑作so far(主観)。主役は清瀧師匠。2回目の棋士室で、鏡洲君に頭を下げるシーンに涙した。最後の一門でプレーオフや、というシーンには号泣。ベタ故の安心感のある感動というか、ともかくそこまでの清瀧師匠の悶々を読み超えての大団円、読了感爽快であった。 天衣がマイナビ挑...
シリーズ最高傑作so far(主観)。主役は清瀧師匠。2回目の棋士室で、鏡洲君に頭を下げるシーンに涙した。最後の一門でプレーオフや、というシーンには号泣。ベタ故の安心感のある感動というか、ともかくそこまでの清瀧師匠の悶々を読み超えての大団円、読了感爽快であった。 天衣がマイナビ挑戦者。
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今巻も力の入った一作 「矢倉は終わった」「もう雁木も終わり」の大転換をかなり上手く描いて感心 主人公と脇役の魅力を描く場面の緩急もくどくなく 無理に理屈付けせずご都合主義をきれいに使っていて見事な塩梅 『らじかるエレメンツ』からよくぞここまで大成したものだ 成長できる作家というだ...
今巻も力の入った一作 「矢倉は終わった」「もう雁木も終わり」の大転換をかなり上手く描いて感心 主人公と脇役の魅力を描く場面の緩急もくどくなく 無理に理屈付けせずご都合主義をきれいに使っていて見事な塩梅 『らじかるエレメンツ』からよくぞここまで大成したものだ 成長できる作家というだけでも貴重な存在
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6巻で完結したと誤解していたら、先日9巻が発売されたことを知る。とりあえず本屋に行ったら7巻だけ手に入った。 内藤九段や米長元名人の影が懐かしい。新キャラとして藤井先生(新しい方)も登場、今後の成長が楽しみだ。 お話はオッサンをスポットした展開。ただ繰り返し趣向のようで意外性...
6巻で完結したと誤解していたら、先日9巻が発売されたことを知る。とりあえず本屋に行ったら7巻だけ手に入った。 内藤九段や米長元名人の影が懐かしい。新キャラとして藤井先生(新しい方)も登場、今後の成長が楽しみだ。 お話はオッサンをスポットした展開。ただ繰り返し趣向のようで意外性はない。プロブレムの2解を意識したのか対称的に仕上げたか。 それにしても図面皆無でよく書ける。「ヒカルの碁」の将棋版と言えるかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
◆脇に光があたる第7巻。老獪さの裏では、執着のなさと悪しきプライドを持つベテラン。が、彼らが自らの殻をかなぐり捨て、勝つために若き俊才に全力で勝負を挑んだら…。凄まじさと清々しさが重なり合う名対局◆ 先輩が後輩を指導し、後輩が先輩を敬う。こんな、どこでもありそうな関係は、勝負の世界ではおよそ存在しない。 強い先輩は、嫉妬混じりの敬意を払われるだろうが、負ければ、弱ければ、先輩であろうとなかろうと、虫けらの如き扱いしかされない。 しかし、献身的に道を究めた様を思い出せれば、自らを革新することが出来れば、弱さを少しでも克服することが出来れば、それがたとえ僅かな積み上げであっても、周囲の見る目は変わり、唯の敬意が、畏怖を伴う敬意に変わっていく。 全勝で昇級を目指した八一を他力昇級に落とし込めた蔵王の晴れやかさ。 敗着を粘り腰で勝ちに繋げた降級者清滝の笑み。 この2人の姿は、その浮き沈みを含め、畏敬を持って見るに相応しい。そんな2局である。
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電車のなかで読んでてうるうるしてきた。あとがきにあるように、オッサンだって輝きたい! 前回のロリ成分少なめな銀子回に続き、清滝のほうにスポットが当てられた今回、アニメ放送分にあたる5巻までで一区切りした後は、作者の書きたい話を存分に書いていると思われるエピソードが続々と展開されて...
電車のなかで読んでてうるうるしてきた。あとがきにあるように、オッサンだって輝きたい! 前回のロリ成分少なめな銀子回に続き、清滝のほうにスポットが当てられた今回、アニメ放送分にあたる5巻までで一区切りした後は、作者の書きたい話を存分に書いていると思われるエピソードが続々と展開されており、俺TUEEE系作品には無い葛藤描写と将棋という題材がより一層、7巻では絶妙にマッチしている。涙腺が緩むので自宅で読むのがおすすめ。
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老害には老害なりの考え方があるんだな、とはつままれる。悪しき習慣は滅ぼしていかないといけないんだろうけど。
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うーん。震えるほど面白い。綿密な下調べに裏付けされた情景描写が読むものを世界に取り込んで逃がさない。すげえなあ。かんたんに魂を揺さぶられてしまう。
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