プラスチックの恋人 の商品レビュー
セックス用アンドロイド「オルタ」が定着した未来。しかし、未成年型オルタは道義的に禁止されるべきものではないか? 取材者、オルタ、反対派活動家、製作者、さまざまな立場から問題を見つめていく。 この話を読む限りは、反対派の主張の方に切実性があり、肩入れしたくなってしまった。 18禁的...
セックス用アンドロイド「オルタ」が定着した未来。しかし、未成年型オルタは道義的に禁止されるべきものではないか? 取材者、オルタ、反対派活動家、製作者、さまざまな立場から問題を見つめていく。 この話を読む限りは、反対派の主張の方に切実性があり、肩入れしたくなってしまった。 18禁的なシーンがあるので、苦手な人は注意。
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人間の5感の中で最も大きなウェートを占めているのは資格であり、それ以外の感覚は視覚のイメージにひきずられることがわかっていた
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完璧な性や愛情のパートナーが現れ、それがマシンだった時、果たしてヒトは生身のパートナーを必要とするのだろうか。 セクサロイド(セックス用アンドロイド)を題材にしたSFは様々あるが、本作ではそこにAI、AC(人工意識)を絡め、さらにマシンを未成年型とする事で、現存する様々な社会問...
完璧な性や愛情のパートナーが現れ、それがマシンだった時、果たしてヒトは生身のパートナーを必要とするのだろうか。 セクサロイド(セックス用アンドロイド)を題材にしたSFは様々あるが、本作ではそこにAI、AC(人工意識)を絡め、さらにマシンを未成年型とする事で、現存する様々な社会問題をも交えて重層的に描いている。 舞台は近未来の日本、技術的な実現性は分からないが、冒頭の問いはAIの発展の中で起こりうることだろう。子を持つ気のない(種族維持本能が薄い)ワシなんかは、自分がどのような道を選ぶか、すごく考えさせられた。
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近未来、AIやロボット工学が進歩し、完璧な人体型セクサロイド「オルタマシン」が世界中で人気となる。その中でも特殊な未成年型である「マイナーオルタ」は日本限定で供応されている。この事に関しては既に十分に議論され、法的には問題なしとなっているが、倫理的な反対運動が展開されている。...
近未来、AIやロボット工学が進歩し、完璧な人体型セクサロイド「オルタマシン」が世界中で人気となる。その中でも特殊な未成年型である「マイナーオルタ」は日本限定で供応されている。この事に関しては既に十分に議論され、法的には問題なしとなっているが、倫理的な反対運動が展開されている。 フリーライターの長谷部美里は反対派の立場として、実体験取材を敢行する。しかし選んだ男子型マイナーオルタは余りにも美しく、恥じらいを持ったかのようなAIの出来を体験し衝撃を受け、あまつさえ恋に落ちてしまう。 賛成派、反対派活動グループ入り乱れ、彼女のルポは人気を博すのだが・・・ 反対派が局面の転換を図る方法は、何であれ常にテロだ。止むを得ない。それが世の中に如何に響くかが成否を分ける。 ハイテク機器の一般社会への拡散には、エロが欠かせない。(VHS・PC・DVD・インターネット…)こんな近未来は実現してしまうかも、という気分になる。 エンディングも特に衝撃は無いのであるが、全体を通して人間とAIの付き合い方の一面を見た感じがする。
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