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ちゃぶ台(Vol.3) の商品レビュー

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2020/08/27

久しぶりのちゃぶ台。 創刊号を読んだ時は、私はまだ移住2年目だった気がする。あれから5年の時が経ち、今この本に書いてることは一通りわかってきた気がする。移住したての人や、移住を検討する人に向けた本なのかな、と感じた。 内田樹さんの文章の、アガサ・クリスティの「ミス・マープル」の例...

久しぶりのちゃぶ台。 創刊号を読んだ時は、私はまだ移住2年目だった気がする。あれから5年の時が経ち、今この本に書いてることは一通りわかってきた気がする。移住したての人や、移住を検討する人に向けた本なのかな、と感じた。 内田樹さんの文章の、アガサ・クリスティの「ミス・マープル」の例えがおもしろかった。ロンドン郊外にある人口数百人の村人しかいないミス・マープルが、次々とロンドンで起きる難事件を解決していく。それは、彼女がつねに村人たちの日常生活の言動の細部を丁寧に観察し、人間の本質を透かして見ていたから。 ローカルを侮るなかれ、小さなケーススタディを丁寧に重ねていくことは、グローバルに通ずる。グローカルってこういうことか。 加えて、都会でしかできないことなんて、こうしてオンラインでなんでもできる世の中ではあまりなくなってきている。 7年前の私のたまたましたケツダンは、間違っていなかったと確信できた。 ――――――――――――― 人間はどういうときに何を考え、何を感じ、どう行動するかについて丁寧にケーススタディをしていれば、ローカルな場所におけるローカルな経験からも、世界に通じる知見を引き出すことができる。ローカルな問題の分析を通じて世界的な問題の解を見出すことができる。(30)内田樹

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2018/07/04

ミシマ社の本みくじ(無料!)で当たって、ここ最近、自分のテーマとして折々に行き当たる「教育」がテーマだったので買ってみた。先日テレビで観て興味を持っていた猟師の千松さんや、いつもラジオで(自分が勝手に)お馴染みの小田嶋おじさんに内田先生の記事など身近な感覚で読んで楽しめたが、それ...

ミシマ社の本みくじ(無料!)で当たって、ここ最近、自分のテーマとして折々に行き当たる「教育」がテーマだったので買ってみた。先日テレビで観て興味を持っていた猟師の千松さんや、いつもラジオで(自分が勝手に)お馴染みの小田嶋おじさんに内田先生の記事など身近な感覚で読んで楽しめたが、それぞれが〝さわり〟なのでー雑誌、なのでそれでいいのかもしれないけどーこの人の話、もっと聞きたい!っていう物足りない感はありました。 あと、今はピンときてないけど、1年後くらいにピンときそうな言葉が色々散りばめられている気がして、時々読み返そうと思う。

Posted byブクログ